EDコラム

バイアグラなどの薬剤を用いないED治療がある?

ED治療では、バイアグラやレビトラ、シアリスなどの治療薬を用いるケースがりますが、これらは処方箋医薬品に指定されており、身近なドラッグストアなどでは購入できません。しかしながら近年では比較的身近な治療薬となりつつあるのではないでしょうか。そんなED治療について、有効性が認められているのは薬剤を用いた治療だけではありません。今回は、薬剤を用いないED治療についてご紹介していきましょう。

薬剤を用いたED治療が効かない・できないケースがある?

ED治療に用いられるバイアグラ・レビトラ・シアリスといった薬剤は、PDE5阻害薬にあたります。しかし、EDにはさまざまな原因があり、その全てをPDE5阻害薬で改善できるわけではありません。症例によっては、効果がほとんど期待できないケースもあります。また、心疾患を患っている人や硝酸薬を使用中の人、透析治療を受けている人などは、上記のようなED治療薬を使用することができません。(※3、4、5)

バイアグラ・レビトラ・シアリスの3種類は、EDに対して効果を期待できる治療薬といえるでしょう。そのため治療における「選択肢の一つ」として検討されるものの、決して万能ではないといことを覚えておきましょう。なお、治療薬を使用できないからといって、ED治療を受けられないわけでもありません。薬剤を用いないED治療法として、後述するICI治療と陰圧式勃起補助具を用いた治療が挙げられます。(※2)

ICI治療とは?メリット・デメリットは?
(当院では行っておりません)

ICI治療(陰茎海綿体注射)は、血管作動薬を陰茎海綿体に直接注射する治療法です。その歴史は長く、塩酸イソクスプリンを海綿体に注入し、勃起の誘発が認められたのが1978年頃。その後も塩酸パパベリン・フェノキシベンザミ・プロスタグランディンE1を使用し、治療効果を高めていきました。今現在では、優れた効果と副作用リスクの低さから、プロスタグランディンE1を用いた治療が主流となっています。(※1)

陰茎に注射を打つため、この治療は医師によって行われるのが基本です。即効性があり、治療後5~10分程度で勃起が始まります。ICI治療のメリットとして、すでに確立されているED治療の中でも、とりわけ高い効果を誇る点が挙げられます。一方、持続時間は2~3時間程度なので、性交の直前にクリニック・病院などで治療を受けなければなりません。この点はデメリットといえるでしょう。

陰圧式勃起補助具とは?メリット・デメリットは?
(当院では行っておりません)

陰圧式勃起補助具とは、疑似勃起を起こす器具のことです。基本的な使い方として、プラスチック製の筒の中に陰茎を挿入し、付属のポンプを使って筒の中を陰圧にします。すると、陰茎に血液が集まり、勃起が引き起こされる仕組みです。血液が逆流しないよう、陰茎基部にゴムバンドを巻くことで、勃起状態の維持が可能となります。(※2)

陰圧式勃起補助具を使用するメリットは、さまざまなタイプのEDに効果がある点です。器具の構造もシンプルであり、好きな時に好きなだけ使用できるのもメリットといえるでしょう。対するデメリットですが、陰茎内の血流が滞留するため、挿入時に陰茎が冷たくなることがあります。また、性行為を中断して装着するため、ムードが壊れやすい点もデメリットとなり得ます。

参考URL

※1)帝京大学医学部泌尿器科アンドロロジー診療
http:/ /male-urology.jp/sexual_dysfunction/prostaglandin/

※2) ED診療ガイドライン 2012年版
https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0131/G0000436/0048

※3)レビトラ添付文書
https://pharma-navi.bayer.jp/omr/online/product_material/LEV_MPI_201811150_1542246430.pdf

※4)バイアグラ添付文章
https://pfizerpro.jp/documents/lpd/vgr01lpd.pdf

※5)シアリス添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/259000CF1023_1_14/

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