バイアグラ
バイアグラのODフィルムとは?気になる飲み方、効果、価格について解説
最終更新日:

バイアグラODフィルムは、2016年に新たに販売開始された新たなタイプのバイアグラです。従来の錠剤と同等の効果を持ち、水なしで服用!さらに携帯性も優れているため人気が高まっているのが現状です。そこで今回は、バイアグラODフィルムの特徴や使用上の注意点などにていて詳しく解説します。
この記事の監修者 ED治療を相談する


池袋院
2006年北海道大学医学部を卒業。札幌医科大学付属病院での研修医や、釧路優心病院精神科での勤務医を経て、2017年10月よりイースト駅前クリニック京都四条烏丸院の院長を務め、2020年10月より池袋院の院長となる。趣味はスポーツ全般、特に野球が好き。
目次※知りたい情報をクリック
バイアグラODフィルムとは
バイアグラはODフィルムとは、ED治療薬「バイアグラ」の新しいタイプの薬です。従来の錠剤とは異なって薄いフィルム状の形状であり、口に含むと溶けるため水を飲まずに服用することができます。錠剤と同じ有効成分を同量含むため効果は同等。使い勝手の良さから2016年10月の国内製造販売開始以来、高い人気を集めています。
(※1)
バイアグラODフィルムの特徴
飲みやすさや持ち運びやすさを追求したバイアグラとして、バイアグラODフィルムが2016年に新たに販売されました。
では、バイアグラの新たな形態であるODフィルムにはどのような特徴があるのか詳しく見てみましょう。
バイアグラODフィルムの特徴 |
---|
・口腔内で速やかに溶ける ・水なしで服用できる ・携帯性にすぐれている |
口腔内で速やかに溶ける
バイアグラODフィルムの最も大きな特徴は、口の中に含むと速やかに溶け出すこと。
ODフィルムは特殊な加工によって、ごく少量の水分に触れると素早く溶ける性質があります。そのため、口の中に含むと唾液に触れることでサッと溶け出すのです。
水なしで服用できる
バイアグラODフィルムは口の中で速やかに溶け出すため、水なしで服用することが可能です。パートナーに気付かれずに服用することもでき、ED治療薬を使用していることを知られたくないという方にも適しています。
携帯性にすぐれている
バイアグラODフィルム自体は非常に薄いフィルムのような形状ですが、丈夫なアルミで個包装されているため携帯性に優れているのも嬉しいところです。現在、バイアグラODフィルムはシルデナフィルを25㎎含むタイプと50㎎含むタイプが販売されていますが、フィルム自体の一辺の長さは24~32㎜。厚みは何と0.2㎜です。アルミ包装の大きさは通常のクレジットカードやキャッシュカードよりも小さいため、持ち運びが非常に楽と好評を博しています。
(※2)
バイアグラODフィルムの効果は?
従来の錠剤とほぼ変わらない効果!
バイアグラODフィルムの製造販売元であるファイザー株式会社が公表するデータによれば、有効成分の最高血中濃度はODフィルムよりも錠剤の方が若干高め。
しかしながらこのようなODフィルムと錠剤の差はごくわずかであるため、実際に体感する効果の差はほとんどないことが分かっています。バイアグラODフィルムの効果持続時間と服用のタイミングは、錠剤とほぼ変わりありません。
バイアグラ(錠剤)との比較
バイアグラODフィルム | バイアグラ(錠剤) | |
---|---|---|
成分 | シルデナフィル | |
効果持続時間 | 4~6時間 | 4~6時間 |
服用のタイミング | 性行為の30分~1時間前 | 性行為の30分~1時間前 |
バイアグラODフィルムの飲み方(用法・用量)
現在、バイアグラODフィルムは有効成分「シルデナフィル」を25㎎、50㎎含む2つのタイプが販売されています。どのような飲み方をするのか詳しく見てみましょう。
用量
25㎎のタイプから服用を開始し、十分な効果を実感できない場合に50㎎に増量するというのが通常の流れです。しかし、従来から50㎎のバイアグラ錠を服用している方などは最初から50㎎のODフィルムが選択されるケースも少なくありません。一方で、腎機能や肝機能などが悪く、副作用が現れやすいと考えられる方は安全のために25㎎のタイプしか使用できないケースもあります。
用法
バイアグラODフィルムは、口の中で溶かして服用するタイプの薬です。服用するときは舌の上にフィルムを乗せ、唾液となじませてフィルムを溶かします。
一方で、バイアグラODフィルムは口の中で溶けるとはいうものの、口の粘膜から吸収されて効果を発揮する薬ではありません。口の中でフィルムが溶けたら、できるだけ早く唾液と共に溶け出した成分を飲み込むようにしましょう。
また、口の中が乾いているときなどはフィルムが上あごや頬にくっついてしまうことも。このようなときは少量の水分でフィルムを口の中で溶かすか、水分と共に残ったフィルムを飲み込む必要があります。
(※2、3)
バイアグラODフィルムの価格相場
価格 | 25mg | 800円~1,500円 |
50mg | 1,000円~1,800円 |
バイアグラを含むED治療薬の処方は保険診療の対象外となるため、かかる費用はすべて自己負担。薬代なども医療機関が自由に決めることができるため、医療機関によって価格設定に幅があります。
しかし、薬自体の価格面だけを見て医療機関を決めるのはNG。というのも、バイアグラODフィルムを処方してもらうには医師の診察が必要であるため、薬代の他に診察料などもかかるからです。
医療機関によっては、薬代自体は安価なものの診察料が高く設定されており、結果的に高額になるケースもあります。一方で、ED治療などを専門的に行うクリニックでは診察料やカウンセリング料がかからないケースも。価格だけでなく、全体的な費用を確認しておくようにしましょう。
バイアグラODフィルムの入手・購入方法
入手するには、医師の診察を受けて上で処方箋が必要
バイアグラODフィルムをはじめ、今現在日本で製造販売されているED治療薬は薬局やドラッグストアなどで購入することはできません。ED治療薬は副作用も起こりやすいため、自己判断で使用するのは非常に危険。入手するには、医師の診察を受けて上で処方箋を発行してもらう必要があります。一般的な内科や泌尿器科などでもED治療薬を処方してもらうことは可能ですが、現在ではED治療を専門的に行うクリニックも数多くあります。ED治療に長けた医師が在籍していますので、専門クリニックを選ぶのもおすすめです。
バイアグラODフィルム ジェネリック品について
現在のところ、日本国内でバイアグラODフィルムの正規ジェネリックは製造販売されていません。上述の通り、バイアグラの錠剤は販売から時間が経過しているため特許期間が満了し、ジェネリックの解禁は2014年のこと。その中には口の中で溶け、水なしで服用できる錠剤もあります。しかし、新たに開発され、2016年に製造販売が開始されたODフィルムのジェネリックが解禁されるのはまだまだ先のことです。
一方で、近年ではインターネットを通じて安価な海外製のED治療薬のジェネリックを個人輸入することができるようになっています。もちろん、医師の診察を受ける必要はなく、自己判断で購入することが可能です。このような海外製のED治療薬ジェネリックの中にはフィルムタイプのバイアグラもあり、根強い人気があるのも事実。しかし、海外製のジェネリックには偽物も多く含まれており、中には健康を害する成分が含まれることも。手軽さと安さに惹かれて安易に海外製のジェネリックに手を出すのは非常に危険なので避けるようにしましょう。
(※4)
バイアグラODフィルム副作用・服用時の注意点
バイアグラは比較的副作用が現れやすい薬です。もちろん、従来のバイアグラ錠と同じ有効成分を同量含むバイアグラODフィルムも同様、副作用に注意しなければなりません。
また、安全に十分な効果を得るには使用方法に注意することも大切です。
ここでは、バイアグラODフィルムの副作用と服用時の注意点について詳しく見てみましょう。
主な副作用
- 顔のほてり、紅潮
- 頭痛
- 動悸、胸の痛み
- めまい
- 吐き気
- 鼻づまり
バイアグラODフィルムに含まれる有効成分「シルデナフィル」は、血管を拡張させ、陰茎の血流量をアップさせることで満足な性行為を叶える勃起を引き起こします。しかしながら、血管を拡げる効果は陰茎の血管にのみ作用するのではなく、全身の様々な血管にも及ぶもの。その結果、約6%の方に顔のほてりや紅潮が見られるとされています。
また、約4%の方には頭痛が起こるとのこと。頭痛は、脳の血管が拡がり、周辺の神経を刺激することで引き起こされると考えられています。
その他、血圧が下がることによる動悸やめまいなど全身に様々な副作用が現れるのがシルデナフィルの特徴です。
服用時の注意点
- 濡れた手で触らない
- 服用中の薬やかかっている病気に注意する
- 決められた用量・用法を守る
- 大量の飲酒後に使用しない
バイアグラODフィルムを安全に使用するには、使用方法にも注意が必要です。
まず、ODフィルムは少量の水分で素早く溶ける性質があるため、アルミ包装から取り出す際に濡れた手はNG!必ず乾いた手で取り出すようにしましょう。
また、シルデナフィルは上述した通り血管を拡げる作用のある薬です。そのため、狭心症薬など血管を拡げる働きのある薬を服用している方が使用すると血圧の急低下を引き起こし、最悪の場合命を落とすことも。そのほか、腎機能や肝機能などが悪い方、心疾患などで性行為に挑むこと自体が危険な方など、服用中の薬やかかっている病気などによっては服用できないケースも少なくありません。医師に処方してもらうときには、必ず服用中の薬や病気のことを伝えるようにしましょう。
さらに、副作用の発生を最小限に抑え、安全に服用するには用量・用法を守ることも大切。過度なアルコールは控え、正しい使用方法を守りましょう。
(※2、3)
バイアグラODフィルムの手軽さをぜひお試しください!
従来の錠剤と同等の効果を発揮し、水なしでサッと服用することができて持ち運びにも便利なため高い人気を誇っているバイアグラODフィルム。
日本国内で入手するには医師の診察を受けた上で処方箋を発行してもらう必要があります。基本的にED治療薬はどのような医療機関でも処方してもらうことは可能。ですが、診察と処方を受けるのはED治療に長けた医師が在籍する専門クリニックがおすすめです。
イースト駅前クリニックでは診察料はかからず薬代のみ。まずは気軽にお問い合わせください。
参考URL
※1)ファイザー株式会社「バイアグラ®ODフィルム インタビューフォーム」
https://pfizerpro.jp/documents/if/vgr/vgr01if.pdf
※2)救急薬品工業株式会社QQP「携帯に便利ODフィルム製剤」
https://www.qqp.co.jp/patient_od-film/
※3)ファイザー株式会社「バイアグラ®錠/バイアグラ®ODフィルムを適正にご使用いただくために」
https://pfizerpro.jp/documents/info/vgr01info.pdf
※4)厚生労働省「個人輸入において注意すべき医薬品等について」
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1.html
バイアグラをもっと知る
バイアグラの使用方法
バイアグラの特徴
バイアグラについてのよくある質問
この記事の監修者 ED治療を相談する


池袋院
2006年北海道大学医学部を卒業。札幌医科大学付属病院での研修医や、釧路優心病院精神科での勤務医を経て、2017年10月よりイースト駅前クリニック京都四条烏丸院の院長を務め、2020年10月より池袋院の院長となる。趣味はスポーツ全般、特に野球が好き。
イースト駅前クリニック所属医師
当サイトの運営者情報はこちら
バイアグラ
食事の影響を受けやすいという欠点もありますが、バイアグラは1999年に発売開始されてからED治療薬として長い間多くの患者様に服用されています。
バイアグラジェネリック
2014年にバイアグラ(ファイザー製薬)の特許が切れ、日本のジェネリック医薬品メーカーがバイアグラの後発薬を発売しています。
バイアグラジェネリックについて詳しくはこちらレビトラ
体内への吸収が速いため即効性があるといわれています。また作用時間も長いED治療薬です
シアリス
シアリスは36時間と長い時間効果が持続します。服用のタイミングを考えたり、プレッシャーや焦りを感じる必要がありません。
イースト駅前クリニック
4つの特徴
イースト駅前クリニック
3つの安心
EDについてのよくあるお問合せ
-
ED治療薬を飲むとずっと勃起した状態なのですか?
ED治療薬の効果発現は、刺激があると勃起して刺激がなければ普通の状態のままでいることです。ずっと勃起したままの状態にはなりませんのでご安心ください。
ED治療薬の特徴は自然な勃起状態になることです。 -
いろいろ薬を飲んでいますがED治療薬は飲めますか?
ニトログリセリン(心臓の薬)との併用はできません。
ED治療薬を服用希望であれば、先ずは服用中の薬を持参して医師にご相談ください。また、併用禁忌の薬に関してはこちらをご参照ください。 -
バイアグラ、レビトラ、シアリスの違いってなんですか?
持続時間、有効成分、食事によって効果の出現が左右されるかなどの違いがあります。
詳細はこちらをご参照ください。
サイト監修について
当サイト(イースト駅前クリニック)は、イースト駅前クリニックグループの各クリニック院長の監修のもと運営しています。
< 監修 >
札幌院院長:小林 浩 医師、仙台院院長:大久保 直樹 医師、新宿西口院院長:畔上 卓昭 医師、新宿東口院院長:伊藤 知英 医師、池袋院院長:西澤 康平 医師、新橋院院長:加藤 淳 医師、横浜院院長:松本 貴博 医師、静岡院院長:長坂 良 医師、名古屋院院長:平田 勝俊 医師、名古屋栄院院長:犬塚 善博 医師、金沢院院長:栗林 正人 医師、京都四条烏丸院院長:篁 隆雄 医師、大阪院院長:新田 匡章 医師、なんば院院長:薗 雅宏 医師、天王寺院院長:東城 博雅 医師、神戸三宮院院長:三田 浩一 医師、岡山院院長:松沼 寛 医師、広島院院長:久保田 守 医師、博多院院長:田中 修二 医師
※イースト駅前クリニック医師一覧はこちら
イースト駅前クリニック総合
ED治療外来
