レビトラ
ED治療薬レビトラの服用時にアルコールは飲んでもよい?ED治療とアルコールの関係性を解説
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ED治療薬のレビトラを服用するときに、アルコールを飲んでいても作用的には問題がありません。しかし過度の飲酒によりレビトラの効果が十分に出ないことがあるので注意が必要。この記事ではレビトラとアルコールの関係性やレビトラの効果的な服用方法に関して解説します。
この記事の監修者 ED治療を相談する


池袋院
2006年北海道大学医学部を卒業。札幌医科大学付属病院での研修医や、釧路優心病院精神科での勤務医を経て、2017年10月よりイースト駅前クリニック京都四条烏丸院の院長を務め、2020年10月より池袋院の院長となる。趣味はスポーツ全般、特に野球が好き。
目次※知りたい情報をクリック
レビトラ服用時のアルコール摂取は問題ない?
勃起不全(ED)の治療薬であるレビトラを服用中に、アルコールを飲酒することに問題はありません。
むしろ、精神的なことが原因でEDが起きる「心因性ED」に対して、適度なアルコールは気持ちをリラックスさせ、レビトラなどのED治療薬の効果を高めてくれます。
20代、30代のEDの原因は、初体験がうまくいかなかったなどのトラウマや、コンプレックス、不安感などの心因性であることが多いです。レビトラを使用しても十分な効果が感じられない方、気持ちのコンディションによって効果にムラがある方は少量のアルコールを一緒に飲んでみるのもおすすめです。
良い影響 | ・精神安定作用 ・リラックス効果 |
悪い影響 | ・酔いが回りやすくなる |
大量摂取した場合の悪影響 | ・神経伝達機能の低下 ・お酒の効果により勃起機能が阻害 ・ふらつき、めまい |
過度な飲酒には注意
適度なアルコール摂取は効果的ですが、酔っぱらうほど飲みすぎる場合は注意が必要です。
レビトラとの併用に対しては問題ありませんが、性的刺激を脳が感じにくくなったり、副作用症状が現れやすくなったりする可能性があります。
また過度な飲酒は、肝臓やすい臓に影響を及ぼしたり、メタリックシンドロームなどの健康障害を起こしたりすることがあります。
(※1、2)
レビトラは最も飲食の影響を受けにくい
レビトラは飲食の影響を最も受けにくいED治療薬。食事、アルコールに関係なく服用できますが、服用するタイミングとしては空腹時の服用をおすすめします。薬の作用自体は食事による影響を受けませんが、空腹時の方がレビトラの吸収がよく高い効果を発揮します。脂っこい食事の場合、腸などの消化器官の内側に膜ができ、有効成分の吸収を妨げてしまうことも。
他のED治療薬であるバイアグラは食事に影響を受けることが分かっています。食事と共に服用した場合、空腹時に服用した場合よりも効果が出てくる時間が遅くなるので注意が必要です。
知っておきたいリスクについて
【レビトラ】アルコールのリスク |
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・酔いが回りやすくなる ・レビトラの効果が下がることも ・副作用が強くなる場合も |
酔いが回りやすくなる
お酒を飲んだ前後にレビトラを服用すると酔いが回りやすくなるため飲酒量には注意が必要です。レビトラの有効成分である「バルデナフィル」は、性的興奮や刺激を受けると陰茎の血管を拡張させる作用があります。しかし、レビトラの血管を広げる作用は陰茎だけでなく、全身にも作用してしまいます。
その結果、血液中に吸収されたアルコールが全身に巡りやすくなることに。そして普段よりも「酔いが回りやすい」状態になると考えられています。
お酒の強さは人それぞれですが、レビトラを服用するときは「ほろ酔い」に抑えるようにしましょう。
レビトラの効果が下がることも
ほろ酔い程度の適量のアルコールであれば、リラックス効果がありレビトラとの相性も問題ありません。しかし過度な飲酒の場合は、レビトラの効果が下げることにつながりますので、注意しましょう。
過度なアルコール摂取は、脳の神経機能に影響してしまいます。その結果、脳や神経の機能が低下し、性的刺激に対しての「勃起を促せ」という脳からの指令が伝わりににくくなる可能性があります。
脳からの性的刺激が伝わらないのであれば、レビトラを服用したとしても十分な効果は発揮できません。
副作用が強くなる場合も
アルコールはレビトラと同じく血管を拡張させる作用があります。そのため、過度な飲酒をしている状態でレビトラを服用してしまうと副作用が強く現れることも。レビトラの副作用でもある、ほてりや頭痛、動機はお酒の飲み過ぎによっても起こりやすいものです。アルコールの過度な摂取により、レビトラの副作用がさらに強調される可能性があります。
また、レビトラとアルコール双方の血管拡張作用が高まりすぎると血圧が低下して意識を失うなど危険な症状が現れる可能性はゼロではありません。普段からレビトラの副作用が現れやすい方はとくに注意しましょう。
(※1、2)
レビトラの正しい服用方法
レビトラを服用する際は、用法用量を厳守すること。レビトラは高い即効性がある一方、効果持続時間は5~8時間とやや短め。また、連続服用は禁止で24時間以上間隔を開けなければなりません。効果時間が短いがゆえに連続での服用を考えてしまいますが、誤った間隔で服用してしまうと、副作用が現れやすくなったり、レビトラの成分を分解する肝臓にダメージが加わったりすることも。1日1回までの服用をしっかりと守りましょう。
レビトラを服用中の飲酒については、ほどほどにしましょう。
ED治療薬の一つであるレビトラはアルコールの影響を受けにくく、少量であればかえって効果を高めるとの考え方もあります。とくに、精神的な緊張感などがEDの原因となっている方は、アルコールのリラックス効果を合わせることでレビトラの効果が高まります。
しかし、過度なアルコールを摂取した状態でレビトラを服用すると十分な効果が得られなくなる場合も。また、酔いが回りやすくなったり、副作用が出やすくなったりなど思わぬ悪影響を受けることも少なくありません。レビトラとアルコールを併用する場合は、「ほろ酔い」程度にとどめるよう注意しましょう。
参考URL
※1) 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト、アルコールによる健康障害
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol-summaries/a-01
※2)レビトラ添付文書
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/259000BF1029_1_26/
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レビトラの使用方法
レビトラの特徴
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池袋院
2006年北海道大学医学部を卒業。札幌医科大学付属病院での研修医や、釧路優心病院精神科での勤務医を経て、2017年10月よりイースト駅前クリニック京都四条烏丸院の院長を務め、2020年10月より池袋院の院長となる。趣味はスポーツ全般、特に野球が好き。
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