学会活動報告

2018年7月14日(土)〜15(日)に開催された「第18回日本Men’s Health医学会」にて、イースト駅前クリニック新橋院院長 加藤淳(共同研究:イースト駅前クリニック横浜院院長 瀬田真一)は、「ED/AGA専門クリニックにおけるED患者の疫学調査」-1,307症例からのリスクファクターの検討とリスク管理-について、発表を行いました。

また、今回発表した内容は、医事出版社「診療と新薬⑥」にて、論文掲載されました。

都内ED/AGA専門クリニックに
おけるED患者の疫学調査

-1307症例からのリスクファクターの検討とリスク管理-

加藤 淳 1)

  • 井上敬太 1)
  • 会田朋也 1)
  • 鈴木智広 1)
  • 片寄昌義 2)
  • 瀬田真一 3)

1) 医療法人社団イースト会イースト駅前クリニック新橋院

2) 医療法人社団イースト会イースト駅前クリニック新宿院

3) 医療法人社団イースト会イースト駅前クリニック横浜院

学会日程

2018年7月14日(土) ~ 7月15日(日)
第18回 日本Men‘s Health医学会

発表日時

7月15日(日) 14:45 ~ 16:15
日本科学未来館 7Fイノベーションホール
http://www.miraikan.jst.go.jp/guide/route/

第18回 日本Men‘s Health医学会

ED専門クリニック(自由診療)初診患者における疫学的調査(簡易)を実施し、リスクファクター等の実態調査をすること。

本調査は、医療法人社団イースト会イースト駅前クリニック新橋院における初診時問診票と電子カルテをRetrospectiveに検索し、1307症例から患者年齢、基礎疾患、治療歴(併用薬等含む)、喫煙・飲酒等を調査した。

調査期間は2018年1月4日から3月31日までの約3ヶ月間。対象患者数は当院初診患者でデータ欠測のない1307症例とした。
初診時の年齢は20歳から82歳。
40歳代後半がピークで、平均年齢47.8±34.2歳であった。

第18回 日本Men‘s Health医学会の様子①

基礎疾患の有無では、有が30%、無が70%であった。疾患領域別では、高血圧症が36.3%と最も多く、次いで糖尿病が14.3%、高脂血症4.5%、高尿酸血症3.7%、その他41.2%であった。
喫煙(電子タバコ含)の有無では、喫煙者33%、非喫煙者65%、不明2%であった。飲酒に関しては、休肝日有を含めた飲酒者が73%、非飲酒者が25%、不明2%であった。

第18回 日本Men‘s Health医学会の様子②

本調査からEDのリスクとして加齢以外に、高血圧症、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症などいわゆるメタボ症候群の合併が多かった。
また基礎疾患に対する治療薬剤(降圧剤、抗糖尿病剤、精神科系薬剤など)による、いわゆる「薬剤性ED」が加齢リスクに重複していることも示唆された。
喫煙に関しては、EDのリスクファクターであることはすでに報告されており、喫煙者に対しては単にPDE5阻害剤の処方にとどまらず、禁煙教育を同時に実施することも重要であろう。

また若年層の受診も近年増加傾向にあり、本調査でも20代と30代が合わせて全体の27.2%を占めており、心因性なども含めたEDのリスクファクターの多様化が示唆された。
今後の課題として、PDE5阻害剤無効例(ノン・レスポンダー)に対する性腺機能検査(テストステロン等)さらに非薬物治療と併用療法の検討も示唆された。

当院におけるED治療薬
処方の現状分析

三田 浩一

神戸三宮イースト駅前クリニック

学会日程

2018年1月13日(土)
第27回日本性機能学会西部総会

発表日時

2018年1月13日(土)13:05〜13:45
米子コンベンションセンター BIG SHiP 2階 国際会議室
http://web.sanin.jp/p/bigship/12/6/3/

第27回日本性機能学会西部総会

目的

ED治療薬処方を現状分析する。

方法

ED治療薬を処方した男性初診患者につき、年齢層、使用経験の有無、処方薬を調査する。

結果

年齢層は40歳代および50歳代が最多であった。タダラフィル、バルデナフィル、シルデナフィルの3剤のうち、シルデナフィル単剤処方が使用未経験者および経験者ともに最多であった。タダラフィルおよびバルデナフィルは、未経験者に比べて経験者において単剤処方が多い傾向にあった。

考察

ED治療薬は使用経験者においては単剤処方の希望が増える傾向にある。使用未経験者においても初診時から安価なシルデナフィル(ジェネリック)のみを希望する傾向にあるが、シルデナフィル無効例の再診は稀である。初診時から3剤を複数回服用して比較することが効果判定に有用と考えられる。また、使用経験者の無効例においても、服用方法を改めることで治療効果を引き出せる可能性がある。