ED外来
ED治療薬比較表
ED治療薬には、
バイアグラ・レビトラ・シアリスの3種類があります。
ED治療薬は3種類あり「自分にはどれがあうのか?」「どう使ったらいいのか?」など、それぞれのED治療薬の特徴をまとめました。
男性としてより大きな自信を持つためにもED治療について正しく知ることが大切です。
バイアグラ | 知名度NO1のED治療薬。 ジェネリックも出ており、ED治療薬の中でもお求めやすい。 フィルムタイプもあり持ち運びにも便利。 |
レビトラ | 水に溶けやすく服用後の即効性が高いのが特徴。 その使用しやすさからファンも多い。 |
シアリス | 効果の持続時間が最大36時間というが大きな特徴。 服用後ゆっくりと吸収されるため副作用が出づらく、世界シェア42%の人気のED治療薬 |
※持病や体質などで服用ができない方もおりますので服用前に医師にご相談ください
薬剤詳細 | バイアグラバイアグラジェネリックバイアグラODフィルム |
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概要説明 | 1999年に日本で承認された最も古い薬 日本で承認されている3つのED治療薬の中で、最も早くに承認されたED治療薬 |
用量 | 25mg、50mg |
錠剤の形状 | 25mg ![]() 50mg ![]() バイアグラジェネリック ![]() バイアグラODフィルム ![]() |
料金 | バイアグラ:50mg 1,500円〜/1錠 バイアグラ:25mg 1,300円〜/1錠 バイアグラジェネリック:50mg 900円〜/1錠 バイアグラジェネリック:25mg 440円〜/1錠 |
成分 | 有効成分名:シルデナフィルクエン酸塩 シルデナフィルクエン酸塩には、PDE-5というEDの原因となる酵素を阻害する働きがあります。 |
効果 | 男性器の正常な勃起をサポート PDE-5という酵素の働きを阻害することで、男性器が正常に勃起できるようにします。 |
効果が出る時間 | 服用後、30分~1時間程度 |
効果が最も高い時間 | 服用後、1時間程度 バイアグラの効果のピークは、服用から1時間程度あとです。そのため、バイアグラは性行為を行う1時間程度前に服用するのがベストです。 |
効果持続時間 | 5時間程度 |
飲み方 | 1日1回、24時間以上間隔を空ける バイアグラの正しい飲み方 |
食事の影響 | 受ける バイアグラは食後に服用した際の影響が認められているため、食前に服用するのが良いでしょう。 バイアグラと食事 |
アルコールの影響 | 適度なアルコール量での影響は認められない(※2) 少量のアルコールであればリラックス効果があり、EDの改善に良いとされています。ただし、多量に摂取すると脳の働きが抑制されるため正常に勃起できず、また血管拡張作用によって急性アルコール中毒の危険もあります。 バイアグラとアルコールの関係 |
副作用 | 現れやすい 特に顔のほてりや目の充血は現れやすい副作用(※2)として報告されています。 バイアグラの副作用 |
併用禁忌 | あり 塩酸アミオダロン製剤、硝酸剤、慢性血栓塞栓性肺高血圧症治療薬 バイアグラの併用禁忌薬 |
その他注意点 | 服用後の食事は1時間程度空ける バイアグラは食事の影響を受けやすいと言われているため、服用後すぐに食事をするとうまく効果が発揮できないこともあるようです。服用後食事をする場合、1時間程度時間を空けましょう。 |
偽造薬(厚生労働省 未承認薬)について | インターネットで流通している海外製品のED治療薬は約4割が偽造品と判明しており、重篤な副作用を引き起こす可能性もあり、中には死亡例も出ています。 「自分だけは大丈夫だろう」という安易な考え方で服用してしまう方がいます。 たった数百円の差で大きな健康被害を起こすリスクを抱えるのであれば、医療機関で医師の診察を受けて安全に治療を行うことが何よりも大切です。 |
薬剤の特徴 | バイアグラは1990年代の前半に狭心症の薬として開発が始まり、1999年に日本でED治療薬として販売が開始されました。世界で初めて認可されたED治療薬ということもあり、その知名度は抜群です。バイアグラが登場した当時は画期的な発明に世界が沸き、日本でも一時社会現象となり、そのせいで誤った情報が拡散されたこともありましたが、いまだに根強い人気を誇っています。 |
薬剤詳細 | レビトラ |
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概要説明 | 即効性が高い治療薬 バイアグラの次に登場したED治療薬で、即効性の高さが特徴的です。 |
用量 | 5mg、10mg、20mg |
錠剤の形状 | 5mg ![]() 10mg ![]() 20mg ![]() レビトラジェネリック ![]() |
料金 | レビトラ:20mg 1,800円〜/1錠 レビトラ:10mg 1,600円〜/1錠 |
成分 | 有効成分名:塩酸バルデナフィル水和物 塩酸バルデナフィル水和物には、PDE-5というEDの原因となる酵素を阻害する働きがあります。水に溶けやすいという特徴があります。 |
効果 | 男性器の正常な勃起をサポート PDE-5という酵素の働きを阻害することで、男性器が正常に勃起できるようにします。 |
効果が出る時間 | 服用後、30分程度 |
効果が最も高い時間 | 服用後、45分程度 レビトラの効果のピークは、服用から45分程度あとです。そのため、レビトラは性行為を行う1時間程度前に服用するのがベストです。 |
効果持続時間 | 5時間~10時間程度 |
飲み方 | 1日1回、24時間以上間隔を空ける レビトラの正しい飲み方 |
食事の影響 | 食事の内容により効果発現時間が遅れることがある レビトラは「標準的な食事」かつ「総エネルギーの脂肪の割合が30%以下(※3)」であれば食事の影響を受けないと言われています。食前に服用するのが理想的です。 |
アルコールの影響 | 適度なアルコール量での影響は認められない(※3) 少量のアルコールであればリラックス効果があり、EDの改善に良いとされています。ただし、多量に摂取すると脳の働きが抑制されるため正常に勃起できず、また血管拡張作用によって急性アルコール中毒の危険もあります。 レビトラとアルコールの関係 |
副作用 | 現れやすい 特に顔のほてりや目の充血は現れやすい副作用(※3)として報告されています。 レビトラの副作用 |
併用禁忌 | あり 硝酸剤、抗ウイルス薬(HIV治療薬)、内服の抗真菌薬、抗不整脈薬、慢性血栓塞栓性肺高血圧症 レビトラの併用禁忌薬 |
その他注意点 | グレープフルーツに注意 グレープフルーツにはフラノクマリン酸という成分が含まれていて、レビトラの吸収率を高める効果があります。これにより、予期せぬ副作用(※3)が発生する場合があります。 |
偽造薬(厚生労働省 未承認薬)について | インターネットで流通している海外製品のED治療薬は約4割が偽造品と判明しており、重篤な副作用を引き起こす可能性もあり、中には死亡例も出ています。 「自分だけは大丈夫だろう」という安易な考え方で服用してしまう方がいます。 たった数百円の差で大きな健康被害を起こすリスクを抱えるのであれば、医療機関で医師の診察を受けて安全に治療を行うことが何よりも大切です。 |
薬剤の特徴 | レビトラは、食事の影響を受けやすいと言われているバイアグラの弱点をある程度克服したED治療薬です。2003年にドイツで発売、2004年に日本で承認されました。特徴的なのはその即効性で、バイアグラやシアリスに比べて効果が現れるまでの時間がとても早いと言われています。これは、レビトラが非常に水に溶けやすい構造をしているからです。 |
薬剤詳細 | シアリス |
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概要説明 | 世界市場1位の治療薬 最も新しいED治療薬で、シェア40%を超える人気のED治療薬(※1)です。 |
用量 | 5mg、10mg、20mg |
錠剤の形状 | 5mg ![]() 10mg ![]() 20mg ![]() シアリスジェネリック ![]() |
料金 | シアリス:20mg 1,700円〜/1錠 シアリス:10mg 1,500円〜/1錠 |
成分 | 有効成分名:タダラフィル タダラフィルには、PDE-5というEDの原因となる酵素を阻害する働きがあります。ブロック状の分子構造をしているため、吸収されるのに時間がかかるという特徴があります。 |
効果 | 男性器の正常な勃起をサポート PDE-5という酵素の働きを阻害することで、男性器が正常に勃起できるようにします。 |
効果が出る時間 | 服用後、1時間程度 |
効果が最も高い時間 | 服用後、60分~4時間程度 シアリスの効果のピークは、服用から60分~4時間程度あとです。3時間程度あればほとんどの場合でピークを迎えるため、シアリスは性行為を行う3時間程度前に服用するのがベストです。 |
効果持続時間 | 24時間~36時間程度 |
飲み方 | 1日1回、24時間以上間隔を空ける シアリスの正しい飲み方 |
食事の影響 | 食事摂取による影響は認められない シアリスは、800kcal未満の食事であれば影響を受けないと言われています(※1)。食前に服用するのが理想的です。 シアリスと食事 |
アルコールの影響 | 適度なアルコール量での影響は認められない(※1) 少量のアルコールであればリラックス効果があり、EDの改善に良いとされています。ただし、多量に摂取すると脳の働きが抑制されるため正常に勃起できず、また血管拡張作用によって急性アルコール中毒の危険もあります。 シアリスのとアルコールの関係 |
副作用 | あまり現れない 頭痛、めまい、ほてりといった軽度の症状のみが現れやすいと報告されています。 シアリスの副作用 |
併用禁忌 | あり 硝酸剤、慢性血栓塞栓性肺高血圧症 シアリスの併用禁忌薬 |
その他注意点 | 用法用量を勝手に変えない シアリスは効果がゆるやかであるため、効果を不安に思い一度に2錠飲むなどするケースがあります。こうした行為は危険であるため、自己判断で用法用量を変えないようにしましょう。 |
偽造薬(厚生労働省 未承認薬)について | インターネットで流通している海外製品のED治療薬は約4割が偽造品と判明しており、重篤な副作用を引き起こす可能性もあり、中には死亡例も出ています。 「自分だけは大丈夫だろう」という安易な考え方で服用してしまう方がいます。 たった数百円の差で大きな健康被害を起こすリスクを抱えるのであれば、医療機関で医師の診察を受けて安全に治療を行うことが何よりも大切です。 |
薬剤の特徴 | シアリスは、3種類あるED治療薬のなかで最も遅い2007年7月に日本で承認された薬です。これまでに100ヶ国以上の国で処方され、2013年に世界シェア42%(※1)を記録した、世界で利用されているED治療薬です。最大の特徴は、その持続時間です。バイアグラが5時間程度、レビトラが10時間程度であるのに対し、シアリスは最大36時間という持続時間を誇っています。シアリスの有効成分であるタダラフィルは水に溶けにくいため、これほどの持続時間を実現しています。 |
商品名 | バイアグラ バイアグラジェネリック バイアグラODフィルム |
レビトラ | シアリス |
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薬剤詳細 | バイアグラバイアグラジェネリックバイアグラODフィルム | レビトラ | シアリス |
概要説明 | 1999年に日本で承認された最も古い薬 日本で承認されている3つのED治療薬の中で、最も早くに承認されたED治療薬 |
即効性が高い治療薬 バイアグラの次に登場したED治療薬で、即効性の高さが特徴的です。 |
世界市場1位の治療薬 最も新しいED治療薬で、シェア40%を超える人気のED治療薬(※1)です。 |
用量 | 25mg、50mg | 5mg、10mg、20mg | 5mg、10mg、20mg |
錠剤の形状 | 25mg ![]() 50mg ![]() バイアグラジェネリック ![]() バイアグラODフィルム ![]() |
5mg ![]() 10mg ![]() 20mg ![]() レビトラジェネリック ![]() |
5mg ![]() 10mg ![]() 20mg ![]() シアリスジェネリック ![]() |
料金 | バイアグラ:50mg 1,500円〜/1錠 バイアグラ:25mg 1,300円〜/1錠 バイアグラジェネリック:50mg 900円〜/1錠 バイアグラジェネリック:25mg 440円〜/1錠 |
レビトラ:20mg 1,800円〜/1錠 レビトラ:10mg 1,600円〜/1錠 |
シアリス:20mg 1,700円〜/1錠 シアリス:10mg 1,500円〜/1錠 |
成分 | 有効成分名:シルデナフィルクエン酸塩 シルデナフィルクエン酸塩には、PDE-5というEDの原因となる酵素を阻害する働きがあります。 |
有効成分名:塩酸バルデナフィル水和物 塩酸バルデナフィル水和物には、PDE-5というEDの原因となる酵素を阻害する働きがあります。水に溶けやすいという特徴があります。 |
有効成分名:タダラフィル タダラフィルには、PDE-5というEDの原因となる酵素を阻害する働きがあります。ブロック状の分子構造をしているため、吸収されるのに時間がかかるという特徴があります。 |
効果 | 男性器の正常な勃起をサポート PDE-5という酵素の働きを阻害することで、男性器が正常に勃起できるようにします。 |
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効果が出る時間 | 服用後、30分~1時間程度 | 服用後、30分程度 | 服用後、1時間程度 |
効果が最も高い時間 | 服用後、1時間程度 バイアグラの効果のピークは、服用から1時間程度あとです。そのため、バイアグラは性行為を行う1時間程度前に服用するのがベストです。 |
服用後、45分程度 レビトラの効果のピークは、服用から45分程度あとです。そのため、レビトラは性行為を行う1時間程度前に服用するのがベストです。 |
服用後、60分~4時間程度 シアリスの効果のピークは、服用から60分~4時間程度あとです。3時間程度あればほとんどの場合でピークを迎えるため、シアリスは性行為を行う3時間程度前に服用するのがベストです。 |
効果持続時間 | 5時間程度 | 5時間~10時間程度 | 24時間~36時間程度 |
飲み方 | 1日1回、24時間以上間隔を空ける バイアグラの正しい飲み方 |
1日1回、24時間以上間隔を空ける レビトラの正しい飲み方 |
1日1回、24時間以上間隔を空ける シアリスの正しい飲み方 |
食事の影響 | 受ける バイアグラは食後に服用した際の影響が認められているため、食前に服用するのが良いでしょう。 バイアグラと食事 |
食事の内容により効果発現時間が遅れることがある レビトラは「標準的な食事」かつ「総エネルギーの脂肪の割合が30%以下(※3)」であれば食事の影響を受けないと言われています。食前に服用するのが理想的です。 |
食事摂取による影響は認められない シアリスは、800kcal未満の食事であれば影響を受けないと言われています(※1)。食前に服用するのが理想的です。 シアリスと食事 |
アルコールの影響 | 適度なアルコール量での影響は認められない(※2) 少量のアルコールであればリラックス効果があり、EDの改善に良いとされています。ただし、多量に摂取すると脳の働きが抑制されるため正常に勃起できず、また血管拡張作用によって急性アルコール中毒の危険もあります。 バイアグラとアルコールの関係 |
適度なアルコール量での影響は認められない(※3) 少量のアルコールであればリラックス効果があり、EDの改善に良いとされています。ただし、多量に摂取すると脳の働きが抑制されるため正常に勃起できず、また血管拡張作用によって急性アルコール中毒の危険もあります。 レビトラとアルコールの関係 |
適度なアルコール量での影響は認められない(※1) 少量のアルコールであればリラックス効果があり、EDの改善に良いとされています。ただし、多量に摂取すると脳の働きが抑制されるため正常に勃起できず、また血管拡張作用によって急性アルコール中毒の危険もあります。 シアリスのとアルコールの関係 |
副作用 | 現れやすい 特に顔のほてりや目の充血は現れやすい副作用(※2)として報告されています。 バイアグラの副作用 |
現れやすい 特に顔のほてりや目の充血は現れやすい副作用(※3)として報告されています。 レビトラの副作用 |
あまり現れない 頭痛、めまい、ほてりといった軽度の症状のみが現れやすいと報告されています。 シアリスの副作用 |
併用禁忌 | あり 塩酸アミオダロン製剤、硝酸剤、慢性血栓塞栓性肺高血圧症治療薬 バイアグラの併用禁忌薬 |
あり 硝酸剤、抗ウイルス薬(HIV治療薬)、内服の抗真菌薬、抗不整脈薬、慢性血栓塞栓性肺高血圧症 レビトラの併用禁忌薬 |
あり 硝酸剤、慢性血栓塞栓性肺高血圧症 シアリスの併用禁忌薬 |
その他注意点 | 服用後の食事は1時間程度空ける バイアグラは食事の影響を受けやすいと言われているため、服用後すぐに食事をするとうまく効果が発揮できないこともあるようです。服用後食事をする場合、1時間程度時間を空けましょう。 |
グレープフルーツに注意 グレープフルーツにはフラノクマリン酸という成分が含まれていて、レビトラの吸収率を高める効果があります。これにより、予期せぬ副作用(※3)が発生する場合があります。 |
用法用量を勝手に変えない シアリスは効果がゆるやかであるため、効果を不安に思い一度に2錠飲むなどするケースがあります。こうした行為は危険であるため、自己判断で用法用量を変えないようにしましょう。 |
偽造薬(厚生労働省 未承認薬)について | インターネットで流通している海外製品のED治療薬は約4割が偽造品と判明しており、重篤な副作用を引き起こす可能性もあり、中には死亡例も出ています。 「自分だけは大丈夫だろう」という安易な考え方で服用してしまう方がいます。 たった数百円の差で大きな健康被害を起こすリスクを抱えるのであれば、医療機関で医師の診察を受けて安全に治療を行うことが何よりも大切です。 |
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薬剤の特徴 | バイアグラは1990年代の前半に狭心症の薬として開発が始まり、1999年に日本でED治療薬として販売が開始されました。世界で初めて認可されたED治療薬ということもあり、その知名度は抜群です。バイアグラが登場した当時は画期的な発明に世界が沸き、日本でも一時社会現象となり、そのせいで誤った情報が拡散されたこともありましたが、いまだに根強い人気を誇っています。 | レビトラは、食事の影響を受けやすいと言われているバイアグラの弱点をある程度克服したED治療薬です。2003年にドイツで発売、2004年に日本で承認されました。特徴的なのはその即効性で、バイアグラやシアリスに比べて効果が現れるまでの時間がとても早いと言われています。これは、レビトラが非常に水に溶けやすい構造をしているからです。 | シアリスは、3種類あるED治療薬のなかで最も遅い2007年7月に日本で承認された薬です。これまでに100ヶ国以上の国で処方され、2013年に世界シェア42%(※1)を記録した、世界で利用されているED治療薬です。最大の特徴は、その持続時間です。バイアグラが5時間程度、レビトラが10時間程度であるのに対し、シアリスは最大36時間という持続時間を誇っています。シアリスの有効成分であるタダラフィルは水に溶けにくいため、これほどの持続時間を実現しています。 |
効果について
バイアグラ、レビトラ、シアリスはそれぞれ有効成分が違うものの、薬の種類はすべて同じPDE-5阻害薬です。そのため、効果時間などは異なりますが、基本的には同じ効果を有しています。
バイアグラの有効成分であるシルデナフィルにはPDE-5という酵素の働きを阻害し、cGMP(環状グアノシン一リン酸)が分解されるのを防ぐ効果があります。cGMPには陰茎海綿体の筋肉を弛緩させて血液を流し込む作用があり、これによって男性器は勃起します。そのため、cGMPが分解されると正常な勃起ができなくなるのです。だからこそ、cGMPを分解するPDE-5の働きを阻害することが、ED治療につながります。レビトラの有効成分・バルデナフィルやシアリスの有効成分・タダラフィルも同じ効果を持っているため、ED治療薬として承認されています。
ただし、これらのPDE-5阻害薬はあくまでも正常な勃起をサポートするための薬であり、いわゆる精力剤のような効果や媚薬のような効果はありません。バイアグラ、レビトラ、シアリスともに、性的な刺激や興奮なしに勃起することはありません。
効果時間について
バイアグラ、レビトラ、シアリスの効果時間は、それぞれ大きく異なります。
効果を発揮するまでの時間は、バイアグラが30分~1時間程度、レビトラが10分~30分程度、シアリスが1時間程度です。また、薬の効果が最も現れるまでの時間は、バイアグラが1時間程度、レビトラが45分程度、シアリスが30分~4時間程度となっています。このことから、レビトラが最も即効性が高く、シアリスは緩やかに効果を発揮していくことがわかります。
持続時間は、バイアグラが最低5時間程度、レビトラが5時間~10時間程度、シアリスが24時間~36時間程度となっています。レビトラとシアリスは容量によっても異なります。シアリスは水に溶けにくいことから圧倒的に持続時間が長く、金曜日の夜に飲めば日曜日の朝まで持続するということからウィークエンドピルとも呼ばれています。
飲み方
薬の飲み方に関しては、バイアグラ、レビトラ、シアリスともに大きな違いはありません。1日に1回、水で服用します。基本的には水で飲みますが、お茶や清涼飲料水などでも問題ありません。アルコールでの服用も可能ですが、その場合は飲み過ぎには注意が必要です。アルコールを多量に摂取すると脳の働きが抑制され、ED治療薬を服用していても正常な勃起が行われなくなります。また、血管拡張作用によってアルコールが急速に全身に回り、アルコール中毒にかかる可能性もあります。
バイアグラやレビトラは、性行為を行う1時間程度前に服用するのが理想的です。効果を発揮するまでの時間は個人差がありますが、1時間あればほとんどの場合で効果が現れます。シアリスの場合、性行為を行う3時間程度前に服用するのが理想的です。シアリスはほかのED治療薬より持続時間が長いですが、その分効果を発揮するまでの時間も長くなっています。これも個人差がありますが、3時間あればほとんどの場合で効果が現れます。
また、3種類のED治療薬すべてにいえることですが、食前の空腹時に服用するのが理想的です。レビトラやシアリスは食事の影響を受けにくいとされる薬ですが、空腹時により効力を発揮すると見られます。どうしても食後に服用する場合、バイアグラやレビトラでは最低2時間空けるようにしましょう。2時間あれば、胃の中のものはほとんど消化されます。シアリスの場合は食事の影響を受けにくいと言われており、食後に服用しても大きな影響はないとされています。ただし、800kcal以上の食事の場合は影響が出やすいとされ、その場合は時間を置くようにしましょう。
食事の影響
各ED治療薬において、食事の影響をどれだけ受けるかは大きく異なります。
3種類のED治療薬のなかでも、バイアグラは食事の影響を受けやすい薬です。バイアグラの有効成分シルデナフィルは血液に吸収されることで効果を発揮しますが、服用時に胃のなかに食べ物が残っているとその油によって成分が取り囲まれ、うまく吸収されなくなってしまいます。そのため、本来の効果を発揮できなかったり、効果が出るのが遅くなったりしてしまいます。こうしたことから、バイアグラは食事の影響を大きく受ける薬といえます。
レビトラは、食事の影響を受けやすいというバイアグラの弱点を解消すべく作られたED治療薬です。そのため、バイアグラに比べて食事の影響を受けにくくなっています。レビトラの場合、製造元であるバイエルの資料(※3)では「標準的な食事の影響は受けない」とされています。この「標準的な食事」に関しては栄養学で定義されており、成人男性の場合は1食あたりおよそ700kcalです。レビトラを服用する場合は、この標準的な食事の範囲であれば食事を気にする必要がありません。ただし、脂肪の割合には注意が必要です。食事の影響を受けない条件にはもうひとつ、「総エネルギーの脂肪の割合は30%以下」というものがあります。つまり、700kcalの食事のなかで、脂肪が210kcalを超えた場合には食事の影響を受けてしまいます。この点には注意しておきましょう。
シアリスは、レビトラよりもさらに食事の影響を受けにくいED治療薬です。レビトラが食事の影響を受けないための条件は、「標準的な食事=成人男性で1食700kcal」と「総エネルギーの脂肪の割合は30%以下」となっています。これに対してシアリスは、メーカー発表(※1)によると800kcal未満の食事であれば食事の影響を受けないとされています。レビトラに比べて100kcalの余裕があることから、シアリスが食事の影響を受けにくいことがわかります。
副作用について
バイアグラ、レビトラ、シアリスに起こり得る副作用(※1、2、3)は、同じPDE-5阻害薬であることもあって似通っています。
よく見られる副作用としては、顔のほてり、めまい、頭痛といったものがあげられます。これらはED治療薬を服用したことで、血行が促進されたり血圧が下がったりしたことによって発生します。裏を返せば、こういった症状が出ている=ED治療薬の効果が現れているということです。ほかにも、目の充血や鼻づまり、鼻血、消化不良、動悸、特定の色が認識しづらくなる色覚変化なども起きるケースがあります。
こうした軽度の副作用(※1、2、3)以外にも、極稀に重篤な副作用(※1、2、3)が起きることもあります。たとえば、長時間にわたって勃起が治まらない持続勃起症。一見するとそれほど深刻な症状に思えないかもしれませんが、陰茎内部では動脈が破れて大量に出血しており、1日以上勃起が続けば勃起障害に陥る可能性があります。4時間を超えて勃起が持続した場合は持続勃起症の疑いが強いため、早めにクリニックを受診しましょう。また、確率は低いながらも突発性難聴や狭心症の症状が発生することもあります。異変には注意しておきましょう。
副作用(※1、2、3)の発生する確率ですが、バイアグラとレビトラの場合は服用したほとんどの人がなんらかの症状を訴えています。とはいえ、そのほとんどがほてりや頭痛といった軽度の症状です。シアリスは他の2剤と比べ副作用(※1)の発生率自体が低く、こちらもほとんどが軽度の症状であるため、それほど深刻に考える必要はないでしょう。
併用禁忌薬 | こちらのページをご確認ください | こちらのページをご確認ください | こちらのページをご確認ください |
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発売時期 | 1999年 | 2004年 | 2007年 |
製造販売元 | ファイザー株式会社 | バイエル薬品株式会社 | 日本イーライリリー株式会社(販売元) 日本新薬株式会社 |
併用禁忌薬 | こちらのページをご確認ください |
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発売時期 | 1999年 |
製造販売元 | ファイザー株式会社 |
併用禁忌薬 | こちらのページをご確認ください |
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発売時期 | 2004年 |
製造販売元 | バイエル薬品株式会社 |
併用禁忌薬 | こちらのページをご確認ください |
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発売時期 | 2007年 |
製造販売元 | 日本イーライリリー株式会社(販売元) 日本新薬株式会社 |
イースト駅前クリニックのED治療
患者様の中にはED治療は恥ずかしく、痛みが伴うのではないかと考える方も多くおります。
イースト駅前クリニックの治療では触診などはなく、問診や診察を通して症状を確認し、日本国内で承認されている正規品のED治療薬を処方し治療を行うため、痛みなどが伴うことはございません。また、EDは病気であり、満足な性行為ができないことを指します。少しでもこの症状があればED治療の対象となります。日本人の成人の4人に1人がEDと言われており幅広い年代の方が悩まれている病気です。
恥ずかしいと思わずに、医師もスタッフも全員男性ですので、まずはお気軽に専門の医師にご相談ください。
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ED治療薬の特徴
この記事の監修者


三田 浩一
1989年09月 鳥取大学医学部卒業、1991年05月 大阪市立大学医学部附属病院 第二内科(代謝内分泌病態内科学)入局、2008年10月 医療法人厚生会、2015年05月 イースト駅前クリニック名古屋院、2016年03月 イースト駅前クリニック神戸三宮院 院長就任
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※1)
ファイザー株式会社 「医薬品インタビューフォーム」(2017年6月改訂(第15版))
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※2)
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※3)
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※4)
ファイザー株式会社/バイエル薬品株式会社/日本新薬株式会社/日本イーライリリー株式会社
(http://www.nippon-shinyaku.co.jp/official/company/news/20161124_news.pdf)
サイト監修について
当サイト(イースト駅前クリニック)は、イースト駅前クリニックグループの各クリニック院長の監修のもと運営しています。
< 監修 >
札幌院院長:小林 浩 医師、仙台院院長:大久保 直樹 医師、新宿西口院院長:畔上 卓昭 医師、新宿東口院院長:伊藤 知英 医師、池袋院院長:西澤 康平 医師、新橋院院長:加藤 淳 医師、横浜院院長:松本 貴博 医師、静岡院院長:高柳 健二 医師、名古屋院院長:平田 勝俊 医師、名古屋栄院院長:犬塚 善博 医師、金沢院院長:栗林 正人 医師、京都四条烏丸院院長:三田 浩一 医師、大阪院院長:新田 匡章 医師、なんば院院長:薗 雅宏 医師、天王寺院院長:東城 博雅 医師、神戸三宮院院長:篁 隆雄 医師、岡山院院長:松沼 寛 医師、広島院院長:久保田 守 医師、博多院院長:田中 修二 医師
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