EDコラム

うつ病がEDを引き起こす?うつ病とEDの関連性や対策&予防策を解説

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EDとうつ病には深い関連性があると考えられています。うつ病は心の病気だと認識されることが多いですが、その症状は心だけでなく、身体にも様々な形であらわれます。それでは、なぜうつ病がEDを引き起こすのか。うつ病の基本的な症状やメカニズムをはじめ、EDとの関連性をご紹介します。

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うつ病とはどのような病気か

うつ病とEDの関連性を見る前に、まずは簡単にうつ病がどのような病気なのかをチェックしましょう。

うつ病とは

うつ病とは、言葉にできない憂鬱な気分やつらい気分を中心とする病気です。興味や喜びが喪失され、抑うつ気分に陥り、意欲の減退や疲れやすさが持続、日常生活や仕事に支障をきたします。脳の働きに何らかの問題が起きていると考えられ、心だけでなく身体にも症状があらわれます。

うつ病の症状

精神的な症状 身体的な症状
・気分が落ち込む
・いつも不安、焦りがある
・消えてしまいたいと感じる
・興味や関心、喜びがない
・何もする気が起こらない
・集中できない
・睡眠障害がある
・食欲がない
・疲労感がある
・いつもだるい
・動悸や息苦しさ、口渇がある
・身体が重く感じる
・身体が痛い

(※1)

うつ病は、精神的な症状と身体的な症状を引き起こします。決して気分の問題ではなく、治療が必要な病気です。うつ病患者は近年増加しており、誰もが患う可能性があります。

うつ病のしくみ

うつ病を発症するきっかけは人それぞれです。その人にとって何かつらい経験や、その他の日常生活の中で起こる様々なことが複雑に絡み合って、発症に至るケースが多いと言われています。

誰でも、生きていれば嫌なことやつらいことに遭遇しますが、通常であれば時間の経過とともに忘れたり、つらさが緩和したりして、普通の生活に戻れます。しかし、うつ病の場合、精神的な症状や身体的な症状が連日ずっと続き、生活や仕事に支障をきたすようになります。目安として、これらの症状が2週間以上続く場合、うつ病と診断されることが多いようです。

うつ病は、脳のエネルギーが不足した状態であるとも言われます。放っておくと、症状は進行する傾向にあるため、早めの治療が大切です。うつ病の治療は、基本的に休養と薬物療法、精神療法、カウンセリングを軸に行われ、入院が必要な場合と自宅療養が可能な場合とがあります。 (※2)

ED1000を使った治療

うつ病はEDの原因の1つです。EDになる原因として考えられていることは多数ありますが、心因性のEDの場合、うつ病によるものという可能性もあります。その他には、性行為への不安や恐れ、パートナーとの関係性など、心の状態が大きく影響すると考えられています。

EDは、まだ治療段階までとはいかない、軽度のうつ状態でも発症する可能性があります。慢性的な疲労などによって、性欲よりも休養が必要な状態の時に、セックスへの意欲が湧かないことが原因です。

うつ病によるEDの場合、双方がお互いに悪化の原因にもなるため注意が必要です。例えば、EDによってセックスがうまくいかなかった場合、さらに気分が落ち込み、うつ状態が深刻化する可能性があります。うつ状態が深刻化することで、EDもより悪化する可能性が出てきます。 (※3)

うつ病と関係の深い心因性EDとは

EDのタイプは、その症状の原因により大きく分類されます。心の問題が原因となる「心因性ED」と、機能的な問題が原因となる「器質性ED」、服用している薬剤が原因となる「薬剤性ED」などがあります。

その中でも、特に多いのが心因性EDだと言われています。うつ病も、心因性EDの原因となりうるため、心因性EDが疑われる場合は、うつ病の症状に当てはまらないかチェックしてみましょう。 (※4)

心因性ED

何らかの精神的なストレスによって起こるEDです。ストレスを感じると、性的な興奮がペニスに伝わりにくくなり、EDにつながると言われています。

過去に勃起しなかったというトラウマを抱える方や、パートナーへの過度な気遣い、セックスへのプレッシャーなどが原因で、セックスそのもののストレスがEDにつながる場合と、うつ病などの治療が必要な病気が影響する場合があります。

器質性ED

EDは加齢によってリスクが高まる動脈硬化によっても引き起こされます。動脈硬化によって固くなった血管が十分に広がらないことで、血流が悪くなることが原因です。

混合性ED

特に50代以降の男性の場合、心因性EDと器質性EDを併用している人の割合が多くなります。加齢によって動脈硬化は起こりやすくなるため、年齢を重ねるごとに、EDになるリスクは高まると言えるでしょう。

薬剤性ED

他の病気の治療薬を服用している場合、薬剤性EDの可能性も考えられます。中枢神経や末梢神経、循環器系、消化管に作用する薬を飲んでいると、EDになるリスクが高まると言われています。

うつ病とEDの予防&対策

うつ病とEDは関係性があることをお伝えしました。EDの原因がうつ病であるならば、早期の治療が必要です。しかし、自分でうつ病であると気づくことは難しい場合もあります。自分よりも、周囲の人が先に異変に気づくこともあるため、周りの人の意見に耳を傾けることも大事です。

うつ病を防ぐ

うつ病を機にEDになる人もいます。うつ病は、EDだけではなく、心理面でも身体面でも症状があらわれ、日常生活に支障をきたす病気ですから、以下のように、普段の生活の中でできることから始めましょう。

・ストレスに注意する
・バランスのよい食事を心がける
・リラックス方法を見つける
・適度な運動をする
・趣味や旅行の時間を作る
・十分な睡眠を取る

(※5、6)

EDを防ぐ

EDになることで、うつ病のきっかけや悪化につながる可能性もあります。EDにつながる行動や習慣の見直しを行うことが大切です。

・添加物を多く含む食べ物を避ける
・適度な運動をする
・喫煙を控える
・アルコールを適量に抑える
・ストレスに注意する

(※7、8)

うつ病とEDは、それぞれ発症しないように生活習慣を見直すことが必要ですが、これら2つに共通するポイントも多いです。例えば、ストレスを溜めないように注意することや、適度な運動は、どちらにも効果的な対策法です。

うつ病によるEDは双方の症状に向き合うことが大切

うつ病とはどんな病気か、そして、うつ病とEDの関係を解説しました。うつ病とED、一方がもう一方の絶対的な原因であると断定してしまうと、プレッシャーが重くなってしまいがちです。うつ病もEDも、治療薬は異なりますが、同時進行で治療を行うことができます。どちらか、あるいは両疾患で不安を抱えていらっしゃる方は、一度病院や専門クリニックへ足を運び、適切な処方やアドバイスを受けてみましょう。

参考URL

※1)シオノギ製薬/日本イーライリリー株式会社「うつ病とはどんな病気?|原因・症状について知る」
(https://utsu.ne.jp/depression/)
※2)厚生労働省「うつ病とは」
(http://kokoro.mhlw.go.jp/about-depression/ad001/)
※3)ファイザー株式会社「EDのことを知る | うつ症状からEDに」
(https://www.ed-info.net/know/why/why03.html)
※4)日本新薬株式会社「EDの原因とタイプ」
(https://www.ed-care-support.jp/abouted/about03.php)
※5)厚生労働省「うつ病を防ぐ」
(http://kokoro.mhlw.go.jp/about-depression/ad003/)
※6)社会保険出版社「うつ病対策編|今日から始める健康管理のコツ」
http://shaho-net.co.jp/kenkoukanri/month5/index.html ※7)バイエル薬品「生活習慣とED|ED(勃起不全)とは」
(https://ed-netclinic.com/about_ed/lifestyle.php)
※8)公益財団法人日本医療機能評価機構「ED診療ガイドライン 2012年版」
(https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0131/G0000436/0016)