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【EDの検査方法】病院・クリニックで行われる具体的な内容や流れ

最終更新日：2024年4月16日

「性欲はあるのに勃起しない」「勃起しても十分に固くならない」そんな悩みを抱えていませんか。EDを疑い始めたら、まずは専門の病院で検査を受けてみましょう。今回は、病院や専門のクリニックで行われるEDの検査内容から病院で検査を受けるメリットなどを解説します。

この記事の監修者

1999年03月
大阪大学医学部卒業
1999年05月
大阪大学医学部附属病院　第四内科（老年・総合内科学）入局
2020年10月
イースト駅前クリニック京都四条烏丸院院長就任
2021年3月
イースト駅前クリニック神戸三宮院院長就任

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目次※知りたい情報をクリック

6.ED検査を病院・クリニックで受けるメリット

7.自宅でできるEDセルフチェック

8.EDにお悩みなら、お気軽にご相談ください

9.お近くのED治療専門クリニックを探す

10.参考URL

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そもそもEDの検査はどこで受ける？

EDを疑ったら、まずはクリニックや病院を受診することが大切です。何科へ行けば良いのか迷うところですが、基本的には泌尿器科の専門分野です。しかし、EDを専門としていないクリニックや病院も多く、事前に確認する必要があるでしょう。
ED治療は基本的には健康保険が適用されない自由診療になります。（不妊治療として特定の医療機関で一定の検査や治療を受ける場合のみ、保険適用となる場合があります。）
なお、おすすめはED専門のクリニックを受診することです。
本記事ではEDの専門クリニックを例に、検査の内容や診療の流れをご紹介します。

【ED検査】大まかな流れ

1. 受付・問診表の記入
2. 医師による診察
3. 処方の確認・会計

投薬治療がメインのクリニックであれば、上記が一般的な流れです。一つずつ詳しく見てみましょう。

1. 受付・問診表の記入

受付・問診表の記入

まず受付で初診か再診かを伝えます。初診の場合はその場で問診表が渡されます。受付で症状を根掘り葉掘り聞かれることはないのでご安心を。また、ED治療は基本的に健康保険の適用外となるので、健康保険証は必要ありません。

2. 医師による診察

医師による診察

事前に記入した問診票を元に医師が問診と診察を行います。症状に関する質問のあと、現在治療中の疾患の有無やその状態、既往歴や健康診断の結果、現在服用中の薬の有無などを問われます。これは、ED治療の中心となる治療薬の使用に問題がないかなどの確認です。投薬治療がメインのクリニックでは通常は問診のみで、着衣を脱いで診察をするなどと言ったことはありません。

3. 処方の確認・会計

処方の確認・会計

ED治療薬が処方される場合は服用方法から注意点など説明を受けた上でそのまま院内処方されるか、または院外処方のクリニックでは処方せんを発行してもらい院外の処方せん薬局で受け取ります。なお、治療費については基本的に保険適用外のため診察費・検査費・薬代など全て自費になります。なお、費用はクリニックによって異なります。気になるときはあらかじめクリニックに確認しておきましょう。

（※1）

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ED診療の流れはこちら

ED検査が必要な人はどんな人？

EDの症状例
	思っていたよりも硬くならない
	性行為の途中で萎える(中折れ)
	勃起するまでに時間がかかる
	性行為の満足度が低い
	2回目ができない

上記のような症状もEDの可能性があります。。EDは「満足のいく性行為をするのに十分な勃起が得られない状態」と定義されており、日本人の約4人に1人が該当すると言われるほどありふれたものでもあります。

「上記のような症状が最近気になる」という方は一度ED検査をしてみることをおすすめします。

【ED検査】主な内容例

・ED治療専門病院の問診
・血圧やテストステロンの測定
・バイアグラテスト
・夜間勃起テスト・ICIテスト
・精神医学的な検査

通常は医師による問診と診察でED治療薬が処方されます。しかし、原因を十分に精査して欲しいという希望や、過去にED治療薬の効果が確認できなかった場合などは、対応できる病院・クリニック等で必要に応じて各種検査が行われます。実際に行われている検査方法の内容を詳しくご紹介します。

ED治療専門病院の問診

EDの原因を探る上で欠かせないのが問診です。問診には「国際勃起機能スコア5 (IIEF-5)」と呼ばれる問診票を使用することがあります。これには、「勃起を維持する自信はどれくらいありましたか？」「性的刺激によって勃起した場合、挿入可能な硬さになりましたか？」など5つの設問に5〜6項目の回答があります。それぞれの問いに対する点数の合計によって判断し、21点以下ならEDの疑いありとなります。

ただし、このスコアはあくまでも補助資料として用いられるもので、スコアを用いなくても、問診で医師が必要、あるいは有効と判断すれば、ED治療薬などが処方されます。

全6問に答えるだけ！EDセルフチェックを行う

血圧やテストステロンの測定（当院では行っておりません）

医師の診察を受ける際、場合によっては血圧測定が行われます。その理由は、コントロール不良の高血圧（収縮期170以上または拡張期100以上）と低血圧（収縮期90未満、拡張期50未満）の方々にはED治療薬を処方できないからです。

また、クリニックによっては男性ホルモン (テストステロン) の数値を測定する検査を実施することもあります。テストステロンが低下すると、性欲が低下したり、EDが誘発されたりする場合があり、特に40代以上の中年世代で極端に性欲が落ちている場合などは、この検査によるチェックが有効な場合があります。

（※2）

夜間勃起テスト・ICIテスト（当院では行っておりません）

追加の精密検査として「夜間勃起テスト」と「ICIテスト」が行われる病院やクリニックもあります。

「夜間勃起テスト（夜間陰茎勃起減少の測定）」とは、正常な男性の場合には、REM睡眠（眠っているのに脳だけが覚めているときと同様に働き、眼球が盛んに動く状態）に合わせて陰茎勃起現象が発現するのですが、これを客観的に把握しようとするテストです。就寝前に陰茎に測定器（センサー等）をセットし、翌朝その変化を比較することで判定し、血管や神経に問題があるか否かを推定します。

「ICIテスト（陰茎海綿体注射テスト）」とは、陰茎海綿体に薬剤（プロスタグランディンE₁）を注射するもので、注射後血管系に問題がなければ2〜5分後に勃起が起こります。完全勃起に至らない場合は血管系に障害があると判断されます。

（※3）

精神医学的な検査(当院では行っておりません)

身体的な原因が見つからなかったり、精神的な疾患が疑われたりする場合は、精神医学的な検査をすることもあります。過去のトラウマや、うつ症状によってもEDを発症することがあるためです。

こうした場合は、具体的にはうつ病の診基準として使われるDSM-Vを利用してうつ病を発症していないかなどを判断していきます。

・DSM-V(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders V)の例

DSM-V(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders V)
1	その人自身の言明(例:悲しみまたは空虚感を感じる)か,他者の観察(例:涙を流しているように見える)によって示される,ほとんど 1 日中,ほとんど毎日の抑うつ気分
2	ほとんど 1 日中,ほとんど毎日の,すべて,またはほとんどすべての活動における興味,喜びの著しい減退(その人の説明,または他者の観察によって示される)
3	食事療法をしていないのに,著しい体重減少,あるいは体重増加(例:1 カ月で体重の 5% 以上の変化),またはほとんど毎日の,食欲の減退または増加注:小児の場合,期待される体重増加がみられないことも考慮せよ。
4	ほとんど毎日の不眠または睡眠過剰
5	ほとんど毎日の精神運動の焦燥または制止(他者によって観察可能で,ただ単に落ち着きがないとか,のろくなったという主観的感覚ではないもの)
6	ほとんど毎日の疲労感,または気力の減退
7	ほとんど毎日の無価値観,または過剰であるか不適切な罪責感(妄想的であることもある。単に自分をとがめること,病気になったことに対する罪責感ではない)
8	思考力や集中力の減退,または決断困難がほとんど毎日認められる(その人自身の言葉による,または他者によって観察される)
9	死についての反復思考(死の恐怖だけではない),特別な計画はないが反復的な自殺念慮,または自殺企図,または自殺するためのはっきりとした計画

(※4)

ED検査後に処方される主な治療薬

バイアグラ	レビトラジェネリック（バルデナフィル）	シアリス

≫詳しく見る≪	≫詳しく見る≪	≫詳しく見る≪

現在日本で使用できるED治療薬は3種類です。それぞれに特徴があり、どの治療薬を使用するのが良いかは医師が、患者さんの状況に合わせて判断します。それぞれの特徴を詳しく知りたい方はリンク先で確認してみましょう。

ED検査を病院・クリニックで受けるメリット

EDの原因は大きく3つあります。心理的なストレスが要因の「心因性ED」、血管や神経の障害が原因で起こる「器質性ED」、特定の薬剤を使用することで起こる「薬剤性ED」。現状、これらの原因が複雑に絡み合って発症している場合が多く、自己判断が難しいことから、医師に相談することが、より確実な治療に繋がります。

医師に直接相談できる

複雑な原因で起こるEDは、独自の判断で治療を進めても治療の効果が十分に現れなかったり、また、禁忌疾患や併用禁忌薬のチェックを行わずに自己判断でED治療薬などの薬物を使用すると、思わぬ健康被害を受けてしまう恐れもあります。安心して治療に取り組むためにも専門機関の医師を信頼しアドバイスを受けつつ、自分に合った治療法に取り組むことが大切です。

国内で承認を受けた正規の治療薬を処方してもらえる

インターネット上では、個人輸入できる海外のED治療薬が紹介されていますが、このような医薬品の中には粗悪な偽造薬が紛れている可能性があり、そのような偽造薬を使用することは、効果が出ないばかりでなく重篤な健康被害を受ける危険性もはらんでいます。 ED治療薬を使用する場合には必ず医師の診察を受け、国内で承認の下りた正規品を処方してもらいましょう。

(※5)

≫ED治療専門のクリニックを利用するメリットを詳しく見る≪

自宅でできるEDセルフチェック

グレード	硬さのイメージ	陰茎の状態
0		まったく勃起しない
1		陰茎は大きくなるが、硬くはない
2		陰茎は硬いが、挿入に十分なほどではない
3		陰茎は挿入には十分硬いが、完全には硬くはない
4		陰茎は完全に硬く、硬直している

自分の勃起力に不安がある場合、上記の「勃起の硬さスケール(日本語版EHS)」を活用してみるとよいでしょう。「勃起の硬さスケール(日本語版EHS)」は、永尾光一博士が日本の医療現場向けに改良したもので、簡単に勃起の硬さを測れるだけでなく信頼性も高いのが特徴。「グレード0～2」の場合、EDの可能性が非常に高いため、注意が必要です。

さらに詳しくセルフチェックしてみる

EDにお悩みなら、お気軽にご相談ください

EDの検査について解説しました。悩んでいてもEDはなかなか自分では解決するのが難しい疾患です。EDの悩みから解放され、生活の質（QOL）を良好に保ち、人生を楽しむために、専門クリニックを早めに受診してみましょう。イースト駅前クリニックは、受診者の立場に立ち、スタッフ全員が男性、費用は基本的に薬代だけ、待ち時間も少ない、といったメリットがあります。「EDかな?」と思ったら、一人で悩まず、恥ずかしがらず、お気軽にお近くのイースト駅前クリニックまでご相談ください。