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早漏・遅漏とは?今さら聞けない射精障害の基礎知識と治療法を徹底解説!

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早漏、遅漏とは、それぞれ射精が早い、あるいは遅いと感じることを指しますが、具体的な定義などはご存知でしょうか?早漏・遅漏の症状には正しい知識をもってと対処することがが必要です。今回は、それぞれの定義や原因を説明し、それらが含まれる「射精障害」の治療方法についてもご紹介します。

目次※知りたい情報をクリック

早漏とは

早漏とは、性交中に我慢できずにすぐに射精してしまうことです。主に陰茎を膣内に挿入した直後に射精してしまう症状と知られています。日本国内の男性は3.5人に1人の割合で、早漏の症状を抱えているという統計もあります。(※1)

早漏の定義

一般的な早漏の定義は、時間目安で挿入後1分以内に射精してしまうことです。さらに早漏は、男性にとって自己評価を下げる要因になりえるため、射精が早いと男性は性交時にストレスを感じるようになります。その結果、性行為そのものを避けるようになって、夫婦生活の破綻を生じさせたり、独身男性の恋愛・結婚への積極性を妨げたりします。

しかし、上記に挙げたのはあくまで一例で、医学会でも早漏の確実な定義というものはありません。時間や回数はあくまでも症状・治療や臨床実験の目安に過ぎません。その時の精神状態や環境、女性との関係性などさまざまな面が早漏には関係しているためです。

早いか遅いかを判断する際、その人がストレスを感じるのであれば早漏といえます。したがって、早漏は心因的な部分も含んでいます。一般的に早漏に含まれない30分以上射精を我慢できる状態であったとしても、本人が早いと思えば早漏として心理的な負担になります。(※1、2)

 

早漏の原因

過敏性早漏 静的な興奮が脳内で絶頂に達していなくても、陰茎表面の刺激だけですぐに射精してしまう
心因性早漏 性行為に対するストレスやトラウマが引き金になって、外的刺激なしでも勃起や射精が生じる
衰弱性早漏 年齢を重ねることで射精管閉鎖筋と呼ばれる射精を起こす筋肉が弱って、射精を我慢できなくなる

(※3)

遅漏とは

遅漏とは射精が遅い症状を表します。遅漏の人は、陰茎を膣内に挿入しても射精がなかなかできない状態に陥ります。また、特徴としてマスターベーションでは射精できるのに、性行為だと射精できないなど、性交時の悩みとして相談が多いのは腟内射精障害です。

遅漏の定義

遅漏の定義としては、射精に時間がかかりすぎるか、射精そのものができない状態を指します。射精が遅いことが要因で性交時にストレスを感じ、性行為そのものを避けるケースもあります。夫婦仲の関係悪化の原因として、遅漏が含まれることもあります。女性からすれば、男性がうまく射精できない原因が女性側にあると思い、セックスレスになったり、満足できずに離婚に発展したりする場合もあります。

また、不妊に悩む方の半分は、この遅漏による腟内射精障害を抱えているといいます。子どもを欲しいと考えているのに、遅漏であるがゆえに、夫婦間の性交で射精ができないことに困っている方は意外に多いものです。場合によっては、体外受精が必要になるケースもあります。

遅漏はまったく射精できないよりも遅いだけの方が、夫婦や恋人などの関係を壊す可能性があります。男性と女性ではオーガズムまでに時間の差があります。女性の方がオーガズムの時間が長いのが一般的なのに対し、男性が遅漏で女性のオーガズム後も射精できるまで性交を続ける長いだけのセックスは女性の負担になります。そういったことがきっかけで、相手の女性との夜の生活の不和につながることもあるのです。(※4)

遅漏の原因

不適切なマスターベーション 強く陰茎を握る、脚に力を入れる、床にこすりつけるなどして射精をすること
心理的要因 ストレスや性に対するトラウマといった心理や精神の作用で、勃起が維持できずに射精できなくなる

(※4、5)

早漏や遅漏が含まれる「射精障害」とは

射精障害とは性機能障害の一種で、陰茎機能の障害や問題を対象としています。特に悩みとして多いのは、膣内で射精できない膣内射精障害です。膣内射精障害として、性交時の膣内での射精がうまくいかない分、普段のマスターベーションと差があるのが特徴的です。

射精障害の中でも膣内射精障害はパートナーがいてはじめてわかる症状なので、射精障害が続くと相手との関係が悪くなります。そのため、性行為がうまくいかずに相手の女性はもちろん男性もストレスを感じるようになります。早漏や遅漏等の射精障害は、自分の意思でうまく制御できないため、がんばりでどうにかできることは少なく、どうにもできないという部分がストレスにつながるのです。

射精障害の問題は、最終的に不妊と欲求の問題に収束します。早漏は不妊には問題がない分、欲求の問題に発展します。逆に、遅漏は射精できないことが不妊の問題を引き起こします。今起きている症状が射精障害のどれに当たるのかを知って、まずは医療機関に相談することが大切です。(※6、7、8)

射精障害の代表例

早漏 性交時に膣内ですぐに射精してしまう症状
遅漏 マスターベーションでは射精できるが、膣内でなかなか射精しない、もしくは射精できない症状
逆行性射精 外に射精するはずの精液が、尿道の逆流障害で膀胱側に射精してしまう症状

(※7、8)

射精障害の治療方法

射精障害は男性としてあまり知られたくない症状ですが、夫婦間のトラブル回避や恋愛や結婚を考えている人にとっては、治療を開始するのが先決です。そこで、射精障害の代表的な治療方法をご紹介します。

カウンセリング

心因性の射精障害を治療するには、性行為に対するストレス・トラウマのヒアリングを実施して、射精障害の原因を特定する必要があります。医師はカウンセリングにより治療法を検討した後、改善策を提示します。ストレスの緩和や問題の解消には必ず治療が必要です。

また、間違ったマスターベーションの方法から正しい方法を指導することによって、射精障害を改善の方向に導きます。

射精障害は男性側だけがカウンセリングで改善すれば治る場合とそうでない場合があります。夫婦でカウンセリングを受けた方が男性の射精障害を早期に改善できる場合があります。(※9)

投薬治療

射精障害の種類によって、カウンセリングではなく投薬治療が必要です。それが逆行性射精と呼ばれる射精障害です。膀胱に射精が逆流してしまうことから、交感神経を刺激する薬や抗うつ薬などを内服薬で投与するのが一般的です。

医師の指導により処方するため、個人の判断で射精障害への治療を投薬で実施することはできません。病気や治療で他の病院に通院していたり過去に入院経験があれば、投薬を実施したりすべきか医師の判断をあおぎましょう。(※9)

早漏や治療など射精障害は誰もが悩みうる症状

よく聞く早漏や遅漏をはじめとする射精障害は、誰でも発症しうる症状です。ちょっとしたきっかけで射精障害につながることもあります。いざ症状があらわれたときに、どう対処してよいのかわからない方も多いでしょう。

ただ、治したいからといって自己流で改善しようとするのは危険です。少しでも不安のある場合はクリニックで診察を受けて、カウンセリングや投薬治療を受けることをおすすめします。射精障害を治療することで、個人の問題を改善するだけでなく夫婦仲や恋人仲を改善し、夜の生活を円満なものに変えましょう。

参考URL

※1)Dr.小堀(コボちゃん先生)「早漏とは」

http://dr-kobori.com/sourou/what/

※2)大東製薬工業株式会社「早漏(Premature Ejaculation:PE)の定義について」

https://www.daito-p.co.jp/reference/pe2.html

※3)Infoseekニュース「早漏には3種類あった!タイプ別の原因と対策法とは? https://news.infoseek.co.jp/article/otokoclass_archives_31617/

※4)Dr.小堀(コボちゃん先生)「腟内射精障害と治療方法について

http://dr-kobori.com/shasei/what/

※5)yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)「遅漏、海外でも……https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20141128-OYTEW54709/

※6)メディカルノート「性機能障害(男性)について」

https://medicalnote.jp/diseases/性機能障害(男性)

※7)東邦大学医療センター大森病院 リプロダクションセンター(泌尿器科)「射精障害」

https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/repro/patient/sexual_impairment/ejaculatory_failure.html

※8)yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)「射精障害は脳の病気?生活習慣病?」 https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20130319-OYTEW53987/

※9)エスセットクリニック「勃起障害・射精障害でお悩みの方へ」

https://sset-clinic.com/medical/ed_care.html

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