EDコラム

【EDの原因・リスクファクター】年代ごとの分類傾向やEDの要因となる病気

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EDの原因、気になりませんか?「これまでと同じ生活」、「これまでと等しくある欲求」、それなのにも関わらず発症したEDに戸惑われている方もいらっしゃるでしょう。そこで、基本的なEDの原因を「身体的な原因」「心理的な原因」「複合的な原因」の3つに分けて解説。合わせてED発症に至る危険な12の要因についてもご紹介します。

目次※知りたい情報をクリック

EDの原因とは?3つの分類を紹介

特徴 原因として多い年代
心因性(機能性)ED 精神的なものが要因 20代・30代
器質性ED 身体的なものが要因 30代・40代・50代
混合性ED 心因性、器質性が合わさったもの

ED発症の原因は、大別すると上記3種類に分けられます。それぞれをさらに紐解くと、心当たりのある原因にたどり着くことでしょう。3つの分類について、詳しく解説します。

心因性ED(心理・精神的原因)

心因性EDの特徴
併発する主な疾患や症状 ・うつ病
・不安症
・男性更年期
・男性不妊症
多くみられる年代 ・若年層(10代・20代)
・30代
・40代

精神的なストレスがあると、性的刺激や興奮がうまく陰茎に伝わらずEDを起こす場合があります。これを心因性EDと言い、20歳代~40歳代に多くみられます。その原因はさまざまで、仕事や夫婦関係のストレス(神経系疾患)、性交が不完全に終わってしまったことへのトラウマ(不安症)などが主に考えられます。

心因性EDについて詳しく見る

器質性ED(身体的原因)

器質性EDの特徴
原因となる主な疾患 ・心血管系疾患
・高血圧
・糖尿病
多くみられる年代 ・30代
・40代
・50代

器質性EDとは、物理的な体の障害が原因で発症するEDのことを言い、50歳代以上の方に多くみられます。具体的には、勃起のメカニズムにかかわる神経系、血管系組織。さらに陰茎自体の異常など解剖学的問題を原因としています。さらに喫煙や飲酒など生活習慣からくるEDも器質性EDだと考えられています。

器質性EDについて詳しく見る

混合性ED(複合的な原因)

混合性EDとは、心因性と器質性が複合的に絡み合って発症する場合をいいます。心因性だけ、器質性だけと単純に原因を分けることは難しく、多くの場合が混合性EDだと考えられています。 (※1、2、3)

年代別に見るEDの原因比率

年代別に見るEDの原因比率

グラフは、2018年1月4日から3ヶ月間、イースト駅前クリニック新橋院に来院した患者の1307症例からリスクファクター等の実態調査を行い、年代別にED患者数をまとめたものです。

調査によると、ED患者の平均年齢が47.8歳と40歳代が最も多く、20歳代、30歳代が27.2%と全体の約3割となり、若年層の増加傾向がみられます。

そこで「20代・30代」と「40代・50代」、それぞれの年代とEDの原因の関係性について解説します。

20代・30代でEDが増えている原因とは

特筆すべきは、自慰行為はできても性行為ができない若者の相談が増えているということ。このことから若年層のED増加原因としては、経験不足による性行為の失敗がトラウマとなるなど、心因性EDが主な原因だと考えられます。

ED診療に40代・50代の受診が最も高いわけは?

40代・50代は、「来院者の平均年齢が47.8歳」、「40代・50代で全体の患者数の約55%を占めている」、などからも分かるように、EDの悩みを抱えるメイン層です。この年代の受診者が増えている理由は、職場や家庭でのストレスの増加と、ED患者全体の約3割が生活習慣病を発症していることが考えられるためです。

またED発症の最重要リスクファクターでもある、加齢。身体的衰えが出始める時期が40〜50歳代という見方もでき、受診者数が増加しているのです。 (※4)

その他具体的なEDの原因・リスクファクター

原因・リスクファクター 特徴
糖尿病 血管障害を引き起こす糖尿病患者では、35〜90%にEDが発生している
加齢 世界中の疫学調査に共通して、加齢はEDの最重要リスクファクターとされている
運動不足による肥満 肥満度(BMI)が増加するにつれEDリスクが上昇、BMIはED悪化と正の相関を示している
心血管疾患・高血圧 神経・血行動態・生理活性物質などのバランスが崩れ、EDを引き起こすと考えられている
喫煙 陰茎海綿体や陰茎の内皮障害を起こす可能性がある
テストステロン低下 テストステロン(男性ホルモンの一種)とEDの関係に一定の見解はないが、勃起に必須のホルモンと言われている
慢性腎臓病・下部尿路症状 慢性腎臓病による血流障害・神経障害やホルモン異常などがED罹患率の上昇を招いていると考えられる
神経疾患 勃起が神経によって制御されることから、中枢神経・末梢神経を傷害する神経疾患はEDを引き起こすとされている
外傷・手術 脊椎損傷などの外傷や手術による局所への神経ダメージがEDを引き起こすと考えられている
精神疾患 情緒的な問題やストレスなど精神疾患はED発症の罹患率が高いとされている
薬剤 常用する薬剤の副作用によりEDを発症。中枢神経や末梢神経に作用する薬剤、循環器系に作用する薬剤、消化管に作用する薬剤など
無呼吸症候群 REM睡眠障害による夜間勃起現象の障害、テストステロン低下、交感神経過剰興奮など諸説あり

(※4)

「ED診療ガイドライン」には12のリスクファクターが紹介されています。そこで、ED発症のリスクが高いと考えられる6つの要素について以下で詳しく見てみましょう。

糖尿病

糖尿病によって、高血糖状態が続くと神経線維の減少により繊維密度が低下します。その結果、低酸素状態に陥った神経により陰茎知覚が鈍くなりEDを発症するとされています。糖尿病患者の30〜90%にEDが発生したとする報告もあります。

国立循環器病研究センターによると、中高年では4、5人に1人、1370万人が糖尿病の患者かその予備軍だと言われています。もしEDかもと思った場合、糖尿病を疑ってみてもいいかも知れません。 (※5)

糖尿病とEDの関係性について詳しく見る

薬剤性

EDを引き起こしかねない主な薬剤
降圧剤
抗うつ剤
前立腺肥大症治療薬
(α遮断薬と 5α還元酵素阻害薬)
非ステロイド性抗炎症薬
(non-steroidal anti-inflammatory
durgs: NSAIDs)

普段から常用している薬剤の副作用が原因でED(薬剤性ED)を発症する場合があります。特に注意が必要な4つの薬剤を上記に列挙しました。薬剤性EDは素人目にはわからないことも多く、気になる症状が現れれば、クリニックでの診察を受けるようにしてください。

薬剤性EDについて詳しく見る

高血圧

一般人の完全ED罹患率が9.6%であるのに対し、高血圧患者は15%が完全EDを発症しています。このように高血圧とEDには深い関係があるのです。

高血圧がEDを発症する原因は、動脈の開き具合が不十分となり陰茎に十分な血流が流れないことにあります。さらに、動脈硬化が進行すると陰茎海綿体への血流が阻害されEDを発症するとしています。 (※2)

高血圧とEDの関係性について詳しく見る

精神疾患

米国での研究によると、情緒的な問題やストレスによってEDを発症する場合があります。特にうつ症状と心血管疾患とEDの3者が共存しやすいという指摘もあり、ED外来の診察においては、うつと心血管疾患の合併を念頭に置いた診療が推奨されています。

うつ病とEDの関係性について詳しく見る

テストステロン

男性ホルモンの一種であるテストステロンは、勃起に関連する機能を保つ必須のホルモンであり、男性更年期や抑うつ気分との関係が深いとされています。

ただし、ED発症との関連については一定の見解はありません。今後の研究動向を待つしかありませんが、何らかの影響があると考えてよいでしょう。

テストステロンとEDの関係性について詳しく見る

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とEDの関係

日本における睡眠時無呼吸症候群(以下SAS)の潜在患者は約256万人(全人口の約2%)といわれています。

SASの症状のひとつにEDがあり、その原因としては、睡眠時の呼吸停止による血中酸素濃度が低下することで、動脈硬化や血管障害を引き起こし、勃起に関連する血流の悪化につながるとされています。

しかし、詳しい相関関係は不明であり仮説の域を出ないのが現状です。

睡眠時無呼吸症候群とEDの関係性について詳しく見る

EDの原因は複合的でさまざま!悩んだら医師へ相談を

ED発症の3つの原因分類と12の主なリスクファクターをご紹介しました。EDは心と体の様々な要因が複雑に絡み合って発症します。そのため原因を特定するのは容易ではありません。

EDの正確な自己診断には相当な知見が必要です。もしEDかもしれないと悩んだら、専門のクリニックへお気軽にご相談ください。

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参考URL

※1)日本心身医学会総会、性機能障害と循環器疾患との関連
(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/44/8/44_KJ00002375524/_pdf/-char/ja)
※2)ファイザー社、EDのことを知る | EDの原因は?
(https://www.ed-info.net/know/why/why01.html)
※3)日本心身医学会総会、男性更年期の心身医学
(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/44/6/44_KJ00002375354/_pdf/-char/ja)
※4)日本医療機能評価機構、ED診療ガイドライン
(https://www.urol.or.jp/lib/files/other/guideline/26_ed_v3.pdf)
※5)国立循環器病研究センター、予備軍合わせ1370万人の糖尿病
(http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/obesity/pamph11.html)

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