ED治療

前立腺肥大症(BPH)とEDの関係とは?各症状の原因・治療法・予防法を解説

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前立腺肥大症は加齢によって生じる、いわば老化現象の1つです。そして、EDと深く関係する症状として注目されています。今回は、前立腺肥大症とEDの関係やそれぞれの治療薬(シアリス、ザルティア)について、また日常生活における注意点なども詳しく解説します。

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前立腺肥大症(BPH)とEDの関係

前立腺肥大症は、男性にとってありふれた病気で、年齢を重ねるにつれ、発症率は上昇するものです。50歳頃から発症者が増え、60歳では半数以上、85歳までに90%の男性が発症しているとされています。

しかし、前立腺肥大症は発症したからといって、必ずしも症状が現れるわけではありません。統計によれば、何らかの症状が現れるのは4人に1人ですが、発症していることを知らずに過ごしている方も多いとのことです。

症状としては、「尿が出にくい」「残尿感がある」などが主で、中には、EDの症状が現れることも少なくありません。認知度はそれほど高くないため、対策を講じても改善しないEDに悩んでいる方で、実は前立腺肥大症を患っているというケースもあります。次に、前立腺肥大症とEDの関係について詳しく見てみましょう。

ED治療薬が前立腺肥大症(BPH)に効果アリ?

ED治療薬として世界シェアNO.1を誇る「シアリス」の有効成分であるタダラフィル。陰茎の血管を広げ、陰茎への血流を増すことで、勃起を促す効果を持ちます。さらに、ED治療薬の中では最も新しく、従来のバイアグラやレビトラに比べ、持続時間が長いのが特徴です。

そして、マイルドな効き目のため、自然に近い勃起を叶えてくれます。2003年の発売開始以来、世界100か国以上で1,000万人を超える方が使用しているとのことです。日本でも2007年に発売が開始され、今ではバイアグラを凌ぐ、代表的なED治療薬になりつつあります。

そんな世界中で多くの方に愛用されているシアリス。発売が開始されてから、前立腺肥大症による排尿障害を改善する効果もあるということが分かりました。そして、研究を重ねた結果、シアリスの有効成分タダラフィルには、前立腺肥大症の排尿障害を改善させる効果があると判明したのです。そのため2014年に、前立腺肥大症治療薬として、タダラフィルを含む薬剤が「ザルティア」という名称で販売開始になりました。このような経緯からも、前立腺肥大症とEDは密接に関係していることが示唆されます。

前立腺肥大症(BPH)はEDのリスクファクター

前立腺肥大症の方はEDを併発しやすいと考えられています。そもそも、前立腺肥大症とEDは、共に年齢を重ねることによって生じる症状で、つまり誰もが避けて通ることができない老化現象の1種でもあります。そのため、前立腺肥大症にEDを併発するのは当然との見解があるのも事実です。

また、前立腺肥大症とEDの発症メカニズムには共通点もあります。まず、前立腺肥大症もEDも、交感神経が過剰に活動することが1つの原因です。そして、骨盤内の血行の悪化、血管を広げる成分の産生不足など。このような共通するメカニズムがあるため、なおさら前立腺肥大症とEDは同時に起こりやすいとも考えられます。

しかし、前立腺肥大症とEDが同時に発症すると、その重症度は比例することが分かっています。また、前立腺肥大症の治療を行うと、性機能に大きな影響を及ぼすことも証明済みです。このようなことから、前立腺肥大症はEDのリスクファクターであると考えられているのです。 (※1、2)

そもそも前立腺肥大症(BPH)とは?

前立腺肥大症とは、その名の通り、前立腺が肥大する(大きくなる)病気を指します。前立腺とは、筋肉と前立腺液(精液の一部)を生成する組織です。膀胱のやや下辺り、尿道を取り囲むように位置しています。前立腺肥大症では、尿道近くの組織が増殖するため、尿道が圧迫されてしまいます。また、前立腺自体がそこまで大きくならなくても、前立腺の筋肉が過剰に収縮して、尿道を圧迫するタイプのものも少なくありません。それらの結果、排尿障害を引き起こすと考えられています。

発症メカニズムに関しては、はっきりと分からない部分があるのが現状です。しかし、上述の通り、前立腺の筋肉の過剰な収縮を引き起こす、交感神経の過活動が大きな原因と考えられています。そのため、前立腺肥大症に対する治療では、交感神経の過活動を抑える「α阻害薬」と呼ばれるタイプの薬が使用されてきました。

一方、ED治療薬シアリスと同一の有効成分を持つザルティアには、前立腺や尿道の血流を良くして、筋肉をほぐす効果があります。その結果、尿道への圧迫が抑えられ、前立腺肥大症による排尿障害の改善が可能です。 (※3、4)

≫ED治療薬「シアリス」と同じ有効成分を含む「ザルティア」とは?≪

前立腺肥大症(BPH)が原因のEDを改善するには?

前立腺肥大症はEDの発症や悪化に大きく関わります。このため、前立腺肥大症が原因となるEDを改善するには、まず前立腺肥大症の治療を行うことが大切です。前立腺肥大症の治療は薬物療法が主体です。が、ひどい場合は、大きくなった前立腺の一部を切除する手術が行われることもあります。薬物療法としては「α阻害薬」や、新たに前立腺肥大症治療薬に加わったザルティアなどが挙げられます。

しかし、前立腺肥大症の治療には時間がかかるものです。また、人によっては治療を長く続けていても全く改善しない、というケースも考えられます。そのような方は、ED治療薬を試してみるのも1つの方法です。現在日本では、バイアグラ、レビトラ、シアリスと、3種類のED治療薬が販売されています。シアリスと同一の有効成分を含むザルティアは前立腺肥大症の治療薬として広く普及中です。 (※3)

前立腺肥大症(BPH)への対策や予防法は?

EDの発症を避けるためにも、中年以降は前立腺肥大症を予防したいものです。しかし、前立腺肥大症は生理的な老化現象の1つでもあります。しかし、発症を完全に防ぐことはできなくても、進行を遅らせるために、日常生活の中で次の点に注意しましょう。

食生活の見直し

前立腺肥大症の原因として、男性ホルモンの過剰分泌が挙げられます。男性ホルモンは、高脂質・高たんぱくの食事を続けていると分泌が活発になるものです。野菜などの食物繊維が豊富でバランスの良い食生活を心がけましょう。

生活習慣病に注意

高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満症などの生活習慣病は、前立腺肥大症を発症するリスクを高めること分かってきました。というのも、生活習慣病は動脈硬化を引き起こすものです。進行すると骨盤内の血流も悪くなるため、前立腺肥大症を発症しやすくなると考えられています。生活習慣病を予防・改善するには、上述の食生活における注意だけでなく、適度な運動習慣も身に付けましょう。また、喫煙習慣のある方は禁煙を目指すことをおすすめします。

「冷え」を予防

前立腺肥大症は骨盤内の血流が低下することも原因の1つとされています。「冷え」は前立腺肥大症のリスクとなりますので、日ごろから身体が冷えないような服装や生活を心がけましょう。また、シャワーだけでなく湯船にゆったり浸かることも「冷え」の改善に役立ちます。さらに、長時間座ったままで過ごすのも前立腺肥大症にはNG。下半身の血行が悪くなるため、骨盤周りが冷えやすくなるため、注意が必要です。 (※5)

≫EDを改善するために重要な生活習慣の見直しについて詳しく見る≪

前立腺肥大症(BPH)とEDはどちらも改善可能な症状!まずは専門クリニックにご相談を

前立腺肥大症はEDの大きなリスクファクターです。加齢によって引き起こされる前立腺肥大症は、今回ご紹介した日常の生活習慣に注意することで、進行を予防することができます。そして、前立腺肥大症を適切に治療していけば、EDも改善される可能性があります。しかし、現時点でEDに悩んでいる方にとって、その道のりは長く険しいものです。そんな時は前立腺肥大症の治療と共に、ED治療薬を使用するのがおすすめです。原因はどうであれ、EDに悩んだら、まずはED治療を専門的に行う医療機関を受診しましょう。

≫お近くのイースト駅前クリニックで受診予約する≪

参考URL

※1)日本医療機能評価機構、ED診療ガイドライン2012年版「EDのリスクファクター」
https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0131/G0000436/0022
※2)日本医療機能評価機構、EBMに基づく前立腺肥大症診療ガイドライン、前立腺肥大症のガイドライン作成の背景と目的
https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0315/G0000033/0020
※3)日本新薬、最新の前立腺肥大症の治療―トイレの悩みの解消―
https://www.nippon-shinyaku.co.jp/healthy/hinyouki/prostatomegaly.html
※4)日本新薬、ザルティア錠添付文書
https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00062691.pdf
※5)公益社団法人長寿科学振興財団、健康長寿ネット 前立腺肥大症の原因
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/zenritsusenhidaishou/genin.html

ED治療についてのよくある質問

  • 自転車に良く乗る人はEDになるというのは本当ですか?

    アメリカで行われた調査によると、長時間の自転車利用によりEDを引き起こすことがわかっています。これは、自転車に乗ることで生殖器が圧迫され、血の流れが滞りEDを発症するという仕組みです。自転車とEDの詳しい関係についてはこちらをご覧ください。

  • ED治療薬はどのように効くのですか?

    ED治療薬は陰茎海綿体にあるPDE-5という勃起を邪魔する酵素を阻害する作用がある薬です。そのため、PDE-5阻害薬とも呼ばれます。
    効果として陰茎への血液の流入が増し、勃起力の向上と持続性がつくというのが、ED治療薬の作用効果です。
    詳しくは、2分で理解!知っておきたいED(勃起不全)の基礎知識をご覧ください。

  • EDの原因にはどのようなものがありますか?

    EDの原因は大別すると、精神的な要因によるもの、身体的な要因によるもの、またそれら両方が絡み合ったものの3つに分けられます。さらにリスクファクターとしては、糖尿病や加齢、喫煙など様々なものが考えられています。EDの詳しい原因についてはこちらをご覧ください。

バイアグラ

食事の影響を受けやすいという欠点もありますが、バイアグラは1999年に発売開始されてからED治療薬として長い間多くの患者様に服用されています。

バイアグラジェネリック

2014年にバイアグラ(ファイザー製薬)の特許が切れ、日本のジェネリック医薬品メーカーがバイアグラの後発薬を発売しています。

バイアグラジェネリックについて詳しくはこちら

レビトラ

体内への吸収が速いため即効性があるといわれています。また作用時間も長いED治療薬です

シアリス

シアリスは36時間と長い時間効果が持続します。服用のタイミングを考えたり、プレッシャーや焦りを感じる必要がありません。

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