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陰茎海綿体注射、ICI治療とは?※当院では陰茎海綿体注射は行っておりません。

EDについて

陰茎海綿体注射、ICI治療とは?
※当院では陰茎海綿体注射は行っておりません。

現在のED治療において最もよく用いられるのが、PDE5阻害薬です。主にバイアグラ、レビトラ、シアリスという3種類の薬が用いられ、それぞれ症状の程度や体質などに合わせて適したものを服用します。しかし、すべてのEDがこのPDE5阻害薬で改善するわけではありません。なかにはPDE5阻害薬が無効な症例もありますし、心疾患を有する患者や硝酸薬を使用中の患者、透析中の患者など服用が禁止されているケースもあります。こういった場合に用いられる治療法が、ICI治療です。
今回は、EDの治療法、ICI治療についてご紹介します。

ICI治療とは?

13-1FlickrICI治療は陰茎海綿体注射と呼ばれるもので、血管作動薬を陰茎海綿体に直接注射する治療法です。1978年に塩酸イソクスプリンを海綿体に注入すると勃起が誘発されることが確認され、1982年に塩酸パパベリン、1983年にフェノキシベンザミン、1984年にVIP、1986年にプロスタグランディンE1(PGE1)が、同様に勃起を誘発することが確認されました。特にPGE1は効果が高く、また副作用が少ないことから近年の主流になっています。

ICI治療は、以下のように比較的簡単な手順で行われます。

1.陰茎の注射部位(左右どちらか、3時あるいは9時の位置)を消毒。消毒には消毒綿を使い、10回以上強く拭く。
2.注射針を根本まで深く刺し入れ、PGE1等の薬剤を注入する。使用する注射針は26G~29G程度のもの。
3.薬剤の注入後、注射部位を1分程度圧迫して止血する。

 

ICI治療後、5~10分程度で勃起が始まり、持続するのは2~3時間程度であるため、治療後はすぐに帰宅して性交を行うことになります。自宅が遠方の場合はパートナーに近くのホテルで待機してもらい、治療後にホテルへ直行するホテル直行法が用いられることもあります。
ICI治療の効果判定は、注射5分後、10分後の視診ないし触診によって行われます。

ICI治療の効果

PGE1等の薬剤を海綿体に注入するICI治療は、ED治療のなかでも効果が高いものとして知られています。日本における基礎疾患別の有効率は血管性EDを除いて軒並み高く、骨盤内手術で59~90%、脊髄損傷で80%、糖尿病で75~92%、心因性で70~71%、骨盤骨折・尿道損傷で71%となっています。海外でもED患者の70~90%に対して有効だったと報告されているため、EDに対するICI治療の有効性は非常に高いといえるのです。
場合によっては一度のICI治療では勃起しないこともありますが、繰り返し行うことで勃起が改善することもあります。

ICI治療の副作用

13-2Flickr前述したように、ICI治療はED治療において効果が高く、PGE1を用いた場合には副作用も少ないことから重要な治療法だとされています。しかし、副作用は少ないとはいえ、全くないというわけではありません。
ICI治療の代表的な副作用は、局所の疼痛です。海外の報告では、ICI治療を受けた患者の8~24%がこの副作用を訴えています。このほかには皮下出血、海綿体線維化、浮腫・発赤、皮疹、硬結、頭痛といった症状が確認されています。皮下出血は2~9%、海綿体線維化は3%の患者で確認されていますが、ほかの症状に関しては1%以下と非常に低い確率です。こういったことから、大きな副作用の心配はないといえます。
ただし、勃起が4時間を超えて持続する場合は持続勃起症の危険があるため、適切な治療を行わなければいけません。勃起が長く続くようであれば、速やかに医師の診察を受けましょう。

ED治療薬が服用できなくても、諦める必要なし!

ED治療といえばバイアグラやレビトラ、シアリスといったPDE5阻害薬の服用が一般的であるため、使用不可の条件に当てはまる患者はEDの治療を諦めてしまうこともあります。しかし、ICI治療であればPDE5阻害薬が服用できない場合でも問題なく利用できますし、その効果も高いものです。
これまでED治療薬が服用できずに諦めていた人は、一度ICI治療を試してみてはいかがでしょうか。

→その他edの基本的な情報はこちらからご覧いただけます。

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