バイアグラ

【バイアグラの副作用】目・心臓・肝臓・血圧などへの影響や対処法など

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バイアグラはED治療薬の一種。固く持続性のある勃起を可能にします。しかし、バイアグラはほてりや紅潮、頭痛、目の充血、血圧低下といった副作用が現れるとされる薬です。安全に使用するには正しい使用法を守らなくてはなりません。そこで今回は、バイアグラの服用を開始する前の注意点とチェックすべきポイントについて詳しく解説します。

目次※知りたい情報をクリック

バイアグラの副作用とは

・血管拡張(ほてり、潮紅)
・血圧低下、消化不良
・CK(CPK)増加、頭痛

バイアグラの主な副作用は血管拡張や血圧低下、消化不良、CK(CPK)増加、頭痛などがあげられます。陰茎だけでなく身体の別の部位の血管を広げる作用もあるため、様々な副作用を引き起こす恐れもあります。

血管拡張(ほてり、潮紅)

バイアグラの作用によって顔付近の血管が広がると、ほてりや頬の紅潮などが現れやすくなります。ほてりや紅潮は自然に治まるため、過度に心配する必要はありません。

しかし、中には鼻への血流が増えすぎて粘膜が腫れ、頑固な鼻づまりや鼻血が見られることも。他にも頭の血管が広がり、周囲の神経を刺激し。ズキズキとした強い頭痛が生じるケースもあります。

このような副作用が現れると性行為に集中できない事態に陥ることも珍しくありません。毎回のようにこれらの副作用が現れる方は事前に頭痛薬を服用する、もしくは鼻詰まり改善の点鼻薬を用意しておくとよいでしょう。

血圧低下

バイアグラが効きすぎると、身体の様々な部位の血管が急激に広がるため血圧が低下することがあります。一時的に血圧が下がる分には大きな問題はありません。しかし中には発症の可能性は非常に低いのですが、脳への血流が低下することによって意識消失が起こることも。過去には用法や用量を守らずに誤った使用を繰り返したことで心停止に至り、命を落としたケースも報告されています。
医師の話を聞き正しく服用することで副作用を極力抑え効果的に服用することが可能となります。

CK(CPK)増加、頭痛

CK(CPK)とは、筋肉や脳の細胞に含まれる酵素のことです。それらの部位にダメージが加わると血液中にCKが漏れ出すため血中濃度はアップ。つまり、血中濃度を調べることで筋肉や脳に何らかのダメージを受けていることが分かるのです。

バイアグラを服用すると約5.73%の方の血中CK値が上昇することがわかっています。こうした症状は、心臓に負担がかかったり、頭痛などの副作用によって力が入り筋肉にダメージが加わったりすることが主な原因と考えられます。 (※1、2、3)

その他の副作用一覧

・胸痛
・動悸
・頻脈
・めまい
・傾眠(軽度の意識障害)
・昏迷(繰り返し強く呼びかけると一瞬だけ反応がある状態)
・AST(GOT/肝機能検査値)の増加
・悪心(吐き気、胸がむかつくこと)
・胃腸障害
・口渇
・消化不良
・腹痛
・鼻炎
・関節痛
・筋肉痛
・発疹
・眼充血
・結膜炎
・彩視症
・視覚障害
・疼痛
・熱感
など

(※2)

バイアグラの副作用があらわれた時の対処法

バイアグラを使用して先に述べたような何らかの副作用が生じたときは、無理に性行為を続けないようにしましょう。副作用が悪化することもあるので、一旦性交を中止してゆっくり休むことが大切です。特にほてりや紅潮などが起きたときは、室温や寝具を調節して身体を冷やし、頭痛がひどいときは患部を冷やすと症状がやわらぐことがあります。

もちろん痛み止めを服用するのも効果的ですので、それぞれの副作用に合わせた対策を行いましょう。

副作用のほかにバイアグラ服用時に注意すべきこと

副作用のほかにバイアグラ服用時に注意すべきこと

バイアグラには一緒に服用すると危険な併用禁忌薬や、飲んではいけない場合(禁忌)があります。特に、狭心症治療薬である硝酸剤など血管を広げる作用のある薬を普段から飲んでいる方がバイアグラを服用すると、血管が広がり過ぎ、重篤な副作用が生じることも。また、年齢や持病によっては身体に大きな負担がかかるため服用を禁止されている方もいます。

バイアグラの服用を検討している方は、まず自身がバイアグラを服用してはならないとされる「禁忌」に当てはまっていないか確認してみましょう。

禁忌(服用してはいけない人)

バイアグラの製造・販売元であるファイザー株式会社の添付文書によれば、次の項目に当てはまる方はバイアグラを服用できません。

・バイアグラに対してアレルギーがある方
・狭心症治療薬である硝酸剤や一酸化窒素供与剤を服用中の方
・心臓に病気があり、性行為に耐えられない方
・重度の肝機能障害がある方
・血圧が90/50mmHg未満の低血圧の方
・血圧が170/100mmHg以上の未治療の高血圧がある方
・6か月以内に脳卒中や心筋梗塞になった方
・網膜色素変性症と診断された方
・抗不整脈薬のアミオダロンを服用中の方
・肺高血圧症の治療薬であるリオシグアトを服用中の方

併用禁忌(併用してはいけない薬剤)

・ニトログリセリン
・亜硝酸アミル
・硝酸イソソルビド
・ニコランジル
・アミオダロン
・リオシグアト(アデムパス)

上記の薬はバイアグラと同時に服用することが禁止されています。自分が服用している薬がないかをしっかりチェックしておきましょう。もしこうした併用禁忌薬と一緒にバイアグラを服用してしまうと、急激に血圧が低下するなどの重篤な副作用を引き起こすため注意が必要です。

また、そのほかにも、バイアグラの代謝分解を妨げる可能性のある一種の抗ウイルス薬や抗菌薬、抗真菌薬(水虫の薬など)、降圧剤、α遮断剤などもバイアグラの効果を高める危険があるため慎重な投与が必要とされています。

バイアグラの服用を開始するときは、必ず普段から飲んでいる薬との飲み合わせをチェックするようにしましょう。見落としがあるケースもありますので、医療機関を受診した際に医師にしっかり相談しましょう。 (※2、3)

バイアグラの服用で注意すべきことをさらに詳しく知る

バイアグラの服用前には副作用や併用禁忌をご確認ください

バイアグラの服用前には副作用や併用禁忌をご確認ください

バイアグラは全身に様々な副作用を生じやすい薬です。多くは自然と改善していきますが、不安のある方は使用を中止して医師に相談するようにしましょう。

また、バイアグラは持病や普段の服薬内容によっては服用を禁止されている方もいます。服用を開始するときは、必ず自身が禁忌事項に当てはまっていないかチェックすることが大切です。

しかし、自身で薬や持病のチェックを完璧に行うのは難しいものです。バイアグラの服用を検討している場合は、ED治療を行う医療機関を受診し、安全に服用できるか相談してみましょう。

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参考URL

※1)日本衛生検査所協会、CPK
(http://www.jrcla.or.jp/atoz/rexm/rexm_05_06.html)
※2)ファイザー株式会社、医薬品インタビューフォーム
(https://pfizerpro.jp/documents/if/vgr/vgr01if.pdf)
※3) ファイザー株式会社、バイアグラ添付文書
(https://pfizerpro.jp/documents/lpd/vgr01lpd.pdf)

バイアグラについてのよくある質問

  • バイアグラに副作用はありますか?

    バイアグラの副作用には主に、ほてり、潮紅、血圧低下、消化不良、CK(CPK)増加、頭痛などがあります。他のED治療薬の副作用については以下をご覧ください。

    レビトラの副作用についてはこちら
    シアリスの副作用についてはこちら

  • ED治療薬に副作用はありますか?

    ED治療薬の服用後に顔のほてり感をうったえる人がいらっしゃいます。これはED治療薬による血管拡張作用で、飲酒時の顔が熱くなって赤くなるのと同じとお考えください。
    他は頭痛、下痢、軽い色覚変化などが出る方も稀にいらっしゃいますが、一時的なものです。ED治療薬を服用する際に、頭痛薬や整腸剤をご使用いただければ防げることが多いです。どうしても気になる場合は、医師にご相談ください。

  • バイアグラの併用禁忌薬はありますか?

    バイアグラは、硝酸剤もしくは抗不整脈薬の併用が禁忌です。また、肝臓病を患っている方も服用できません。他のED治療薬の併用禁忌については以下をご覧ください。

    レビトラの併用禁忌についてはこちら
    シアリスの併用禁忌についてはこちら

バイアグラ

食事の影響を受けやすいという欠点もありますが、バイアグラは1999年に発売開始されてからED治療薬として長い間多くの患者様に服用されています。

バイアグラジェネリック

2014年にバイアグラ(ファイザー製薬)の特許が切れ、日本のジェネリック医薬品メーカーがバイアグラの後発薬を発売しています。

バイアグラジェネリックについて詳しくはこちら

レビトラ

体内への吸収が速いため即効性があるといわれています。また作用時間も長いED治療薬です

シアリス

シアリスは36時間と長い時間効果が持続します。服用のタイミングを考えたり、プレッシャーや焦りを感じる必要がありません。