シアリス

シアリスには、どんな種類があるの?

最終更新日:

【2017年4月7日 更新】
有用時間は30時間以上。「ウィークエンドピル」の愛称で親しまれ、世界中の男性から支持されているシアリス。そんなシアリスを購入する際、中にはこんなことを思う方もいるのではないでしょうか。
「シアリスに種類はあるのだろうか?」
そこで今回は、シアリスの種類についてご紹介します。

イーライリリー社製シアリス

イーライリリー社製シアリスシアリスは2003年にアメリカの大手製薬会社「イーライリリー・アンド・カンパニー」によって製造販売が開始されたED治療薬です。先行していたバイアグラやレビトラとは異なり、投与後約36時間にわたって勃起機能が改善される、食事の影響を受けづらいED治療薬として2013年にPDE5阻害薬として全世界シェアは42%にもなりました。(※1)

そんなシアリスが日本へやってきたのは、2005年9月のこと。厚生労働省へ承認申請から2年後、正式に国内での製造販売が承認され、2007年9月12日に日本イーライリリー社から医療機関向けに販売開始となりました。

そのため、シアリスを入手するには、健康保険適用外の自由診療を受ける必要があります。料金はクリニックによっても異なりますが、1錠1,800円(10mg)、2,500円(20mg)が相場となっています。

これが、私たちの知っているシアリスです。そして、シアリスと呼ばれているED治療薬は、このイーライリリー社が製造販売する商品のみ。つまり、シアリスというED治療薬は、この世に一種類しか存在しないのです。

ただし、シアリスと同様の効果を持つED治療薬なら存在します。それはシアリスのジェネリックです。

シアリスのジェネリック

インド製シアリスジェネリックは、偽物が多く流通しています。(※2) 基本的に国内で入手する場合、正規ルートは存在しないので医療機関からの処方であっても服用は避けたほうが良いでしょう。
シアリスと同様の効果を持つシアリスのジェネリック。シアリスのジェネリックには、3つの種類があります。

・タダリス
タダリスは、シアリスのインド製ジェネリック医薬品です。正式名称は「タダリスSX」。
インドのムンバイに本社を構えるアジャンタ・ファーマ(Ajanta Pharma)という製薬会社によって製造販売が行われています。「長時間作用」「飲食飲酒を問わない」「副作用が軽度」というシアリスと同様の効果を持つといわれています。
タダリスは、20mgのものが販売されています。販売価格は1錠500円~700円程度です。楕円形のフィルムコーティング剤で、薄い黄色をしています。 

・メガリス
メガリスは、インドの製薬会社の中でも国際的知名度の高い「Macleods Pharmaceuticals」で製造販売されているシアリスのジェネリック医薬品です。タダリスと同様、シアリスと同様の効果効能を持つといわれています。
メガリスは、10mgと20mgのものがあります。販売価格は10mgのもので1錠400円~500円程度、20mgのもので1錠500円~600円程度です。円形のフィルムコーティング剤で、薄い紅色をしています。

 ・タダシップ
タダシップも、インドで製造販売されているシアリスのジェネリック医薬品です。ムンバイに本社を置くシプラ社(Cipla Ltd)で製造販売されています。シプラ社はさまざまな疾病に対する薬を製造しており、インド国内でも上位に位置する製薬会社です。
タダシップは、10mgと20mgのものがあります。販売価格は1錠400円~500円程度です。卵型のフィルムコーティング剤で、薄い黄色をしています。

シアリスのジェネリックがインド製である理由

上記で紹介した3種類が、主なシアリスのジェネリックになります。

しかし、ここで注意しなければならない点がひとつ。実は、シアリスの特許期間はまだ切れていません。よって、シアリスの有効成分や製造方法、効果効能は、イーライリリー社のものとして守られている状態なのです。

そんな中で、なぜシアリスのジェネリックが存在しているのでしょうか?

それには、この3種のED治療薬がインドで製造販売されているという点が大きく関与していました。

一般的な医薬品の特許では、「製法特許」と「成分特許」のふたつが認められています。しかし、インドでは、このうちの製法特許だけしか認められていないため、たとえ同じ成分の薬でも、製法が異なっていれば別の薬として扱われるのです。

つまり、タダリス、メガリス、タダシップといったED治療薬は、シアリスと同じ成分でも、シアリスとは製法が異なっているため、シアリスのジェネリックとしての特許を取得できたというわけです。

このことから、タダリス、メガリス、タダシップといったシアリスのジェネリックは、一見「インド製のジェネリック」でありながら、日本で承認されていない国内未承認薬となります。よって、なるべく服用は避けたほうが良いでしょう。いくらシアリスと同様の効果効能が得られるとはいえ、本家のイーライリリー社とは異なる製法で製造されていることや、日本では認可されていないED治療薬であることから、安全性の面で心配が残ります。

また、シアリスのジェネリックはインドから取り寄せる必要があり、手間もかかります。中には、シアリスのジェネリックを気軽に購入できる通販サイトもありますが、偽物を取り扱っているところも多々。万が一、偽物にあたってしまえば、身体に危険が及ぶ可能性だってあります。(※2)

そういった事態を避けるためにも、シアリスはイーライリリー社製の正規品を購入するのが一番です。体質との相性もあるため、専門医の診断を受けた上で処方してもらうようにしましょう。

参考記事

※1)日本新薬株式会社 シアリス®錠が勃起障害治療薬の世界市場においてシェア第1位になりました
http://www.nippon-shinyaku.co.jp/company_profile/news.php?id=264

※2)日本新薬株式会社 インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品
http://www.nippon-shinyaku.co.jp/official/company/news/20161124_news.pdf

■イースト駅前クリニック医師のご紹介
イースト駅前クリニック各医院の医師はこちらからご覧いただけます。