AGAコラム

AGAは必ず遺伝するの?AGAと遺伝の関係

AGAの発症に関与しているといわれているのが遺伝です。(※1) 現在もその関係性については様々な観点で専門家によって研究や論文発表が進められています。(※2)
そこで気になるのが、親がAGAであった場合、必ずしも子もAGAになるのかということ等ではないでしょうか。今回は、AGAと遺伝の関係についてご紹介します。

AGAの発症には遺伝が深く関与している

1pixabayAGAは、テストステロンという男性ホルモンの一種が5αリダクターゼにより、ジヒドロテストステロンに変換され、それが男性ホルモンの受容体と結合することによって起こります。(※1)

つまり、AGAには男性ホルモンの分泌が関与しているといえるでしょう。

しかし、上記内容にある通り、テストステロンの分泌だけではAGAの発症は決定付けられないといえるでしょう。

というのも、前述したとおり、AGAの発症にはアンドロゲンレセプター(男性ホルモン受容体)の感受性が関係していることから(※1)、アンドロゲンレセプターの感受性が強ければAGAが発症しやすく、感受性が弱ければ発症しにくいといえるでしょう。

またこの、アンドロゲンレセプターは遺伝の影響を受けるともいわれております。(※1)

以上のことから、AGAの発症には、遺伝が深く関与しているということが言えるでしょう。(※1)

必ずしもAGAが遺伝だけ影響するとは限らない

前項において、AGAと遺伝の関係についてご説明しましたが、ここで気になるのが“AGAは必ず遺伝と関係するのか”ということです。結論からいうと、答えはNOです。

アンドロゲンレセプターの遺伝子を引き継いでしまったからといって、必ずしもAGAが発症するというわけではありません。
Future Medical Laboratoryが出している論文では、一卵性双生児において兄弟間で毛量に差があることがわかりました。(※2) このことからAGAは必ずしも遺伝的要因のみで起こるとは言えず、必ずしも遺伝するとは言い切れないのではないでしょうか。

ただ、自身の家系にAGAの人がいたかどうかは知っていてそんなことはないので、気になる方がいたら調べてみるとよいでしょう。
なお、自分の家系にAGAの発症者がいるかどうかがわからないという人は、遺伝子検査を受けみるのも良いかもしれません。(※3)

遺伝的にAGAになりやすい人が注意すべきこと

家系的にアンドロゲンレセプターに関して遺伝している人の中には、既にAGAを発症しているという人もいるかもしれません。放っておくと、AGAが進行してしまう(※4)ため早めに受診・治療をした方が良いでしょう。

参考記事

※1)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

※2)NPO法人FML、毛髪学会通信、『双子の男性型脱毛症報告』 男性型脱毛症には遺伝以外に環境の要因が影響する可能性が大きい
http://www.fml.jp/society/record/fml-128.html

※3)メンズヘルスクリニック東京、AGAリスク遺伝子検査(AGA関連遺伝子発現量の測定)
https://www.menshealth-tokyo.com/aga/aga_examination/

※4)MSD、AGA-News、AGAとは
http://www.aga-news.jp/secure/about_aga/index.xhtml