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AGAの基本 タイプ・原因・そもそもどんな病気

AGAについて

AGAの基本 タイプ・原因・そもそもどんな病気

AGAは「Androgenetic Alopecia(アンドロジェネティック・アロペシア)」の略称で、日本では男性型脱毛症と呼ばれています。円形脱毛症や脂漏性脱毛症といった他の脱毛症とは異なり、進行性であることが特徴です。そのため、何もせずに放っておくと薄毛がどんどん進行していきます。AGAによる薄毛を防ぐためには、早期発見・早期治療が重要です。

日本でAGAを発症している人は1,000万人以上いるといわれており、20歳~69歳の成人男性の約1/3を占めています。基本的には30代~50代の男性に多くみられますが、近年では20代など若い世代のAGA患者も増えています。また、男性型脱毛症という名前ではありますが、女性が発生するケースもあります。

AGAを発症すると、ヘアサイクルが乱れ薄毛になります。人間の毛髪にはヘアサイクルがあり、成長期、退行期、休止期を繰り返しながら生え変わります。平常時でも1日に100本程度は生え変わるため、抜け毛があること自体は大きな問題ではありません。抜け毛が何らかの原因で大量に発生することで、薄毛になるのです。AGAの場合、ヘアサイクルにおける成長期が極端に短くなり、毛髪が成長しないままに抜けてしまいます。サイクル自体も短くなるため抜けるペースが速くなり、薄毛が進行します。

AGAの原因

AGAは薄毛や抜け毛の総称として使われることがありますが、薄毛・抜け毛の中でも「男性ホルモン」が影響して発症する脱毛症を指します。AGAの発症には、ジヒドロテストステロンというホルモンが大きく関係しています。

男性ホルモンのひとつに、テストステロンというホルモンがあります。テストステロンは筋肉や骨格の形成、生殖機能の向上、集中力・記憶力の向上など、心身の健康に大きな影響を与えます。このテストステロンは、5αリダクターゼという酵素の働きによってジヒドロテストステロンという別のホルモンに変化します。ジヒドロテストステロンは男性胎児の外性器を発達させる作用がある重要なホルモンですが、毛乳頭細胞に存在している男性ホルモン受容体と結びつくことでヘアサイクルが乱れます。成長期は通常2年~6年程度続きますが、ヘアサイクルが乱れることで数ヶ月から1年程度で成長が止まります。これにより、薄毛が進行します。

5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類があり、それぞれ多く存在している場所が異なります。Ⅰ型は後頭部と側頭部、Ⅱ型は前頭部と頭頂部に多く、AGAに関係しているのは主にⅡ型の5αリダクターゼです。そのため、AGAは前頭部や頭頂部の毛髪に大きな影響を与えます。

■関連情報はこちらから
→ AGAの原因のひとつは、男性ホルモン!?
→AGAの原因である5αリダクターゼ。Ⅰ型とⅡ型の違いって?

AGAと遺伝

3.AGAと遺伝脱毛が遺伝の影響を受けるというのは、よく耳にする話です。AGAにおいても、遺伝の影響は無視できるものではありません。

上述したように、AGAの原因はジヒドロテストステロンが男性ホルモン受容体と結びつき、ヘアサイクルが乱れることにあります。男性ホルモン受容体がどれだけジヒドロテストステロンの影響を受けるかは、受容体の感受性によって異なります。

 

この感受性が遺伝すると考えられていることから、AGAと遺伝は関係があるとされているのです。感受性に関する遺伝子はX染色体に存在するといわれており、男性のX染色体は母親から引き継がれます。そのため、母方の家系でAGAを発症している家族がいれば、自身もAGAを発症する可能性が高いといえます。

ジヒドロテストステロンの生成に関わる5αリダクターゼの活性の高さも、遺伝によって決まると考えられています。5αリダクターゼの活性に関わる遺伝子は両親のどちらからでも受け継ぐため、どちらかが5αリダクターゼの活性が高い場合は、自身も受け継いでいる可能性が高いといえます。

こうした遺伝によるAGA発症のリスクは、遺伝子検査を行うことでそのリスクを明らかにすることができます。遺伝子検査では将来的な発病リスクや現在の薄毛がAGAかどうかの確認ができる他、AGA治療薬による治療効果の予測も可能です。

AGAのタイプ

AGAは進行性の脱毛症であり、その進行には3つのパターンがあります。AGAの進行パターンは特徴的であるため、現在の薄毛の状況を見ればAGAかどうかをある程度判断することができます。

・頭頂部から薄くなるタイプ
いわゆるO字型の薄毛であり、自分では見えないことから気づきにくい薄毛であるといえます。

・生え際から薄くなるタイプ
M字型の薄毛であり、日本人に比較的多いといわれています。AGAの中でも分かりやすいタイプの薄毛です。

・頭頂部と生え際が同時に薄くなるタイプ
混合型と呼ばれるもので、進行スピードは速くなります。

これら3つのパターンが、AGAの主な進行パターンです。このように特徴的な進行パターンがあるAGAは、薄毛の状態によって進行レベルが分類されています。この分類は、ハミルトン・ノーウッド分類と呼ばれています。
ハミルトン・ノーウッド分類では、AGAの進行レベルは7つに分類されています。進行レベルが進むにつれて改善は難しくなっていき、最終的には治療を行っても改善することができなくなります。その場合、植毛やカツラといった方法しか取れなくなるため、AGAの治療は早めに行う必要があります。

■関連情報はこちらから
→ AGAにはタイプがある!AGAの進行パターンについて

AGA(男性型脱毛症)の特徴

AGAの大きな特徴は、進行性の脱毛症だということです。一般的な脱毛症は何らかの要因で悪化することはあっても、悪化の一途をたどることはありません。AGAは進行性であることから放っておくと薄毛の症状が進み、最終的には側頭部と後頭部の一部を残して毛が抜けます。毛根が死滅してしまうと、二度と毛が生えてくることはありません。この場合はAGA治療薬を使用しても効果は期待できず、植毛やカツラを用いることになります。こうした理由から、AGA治療は早い段階で始めることが大切なのです。

AGAは、抜け毛の状態にも特徴があります。抜け毛の状態を確認すれば、ある程度AGAであるかどうかを判断することができます。AGAの場合、ヘアサイクルが乱れて成長期が短くなることで薄毛になります。成長期が短いということは毛がしっかりと成長しないということであり、AGAになると弱く短い毛が目立つようになります。これは生えている毛だけでなく、抜け毛に関しても同じことがいえます。つまり、AGAを発症している男性の抜け毛には、細い毛や短い毛、弱い毛が多いのです。また、先がとがっている抜け毛にも注意が必要です。先がとがっているということはハサミで切られていないということであり、髪を切る前に抜けた毛であることが分かります。つまり、成長する前に抜けたと考えることができるのです。

こうした特徴があるため、抜け毛の状態にも注意が必要です。

■関連情報はこちらから
→ AGAは進行性の脱毛症! 早期発見・早期治療が大切!
→早期発見が大事! AGAのセルフチェックを活用しよう

AGA治療の種類について

6.AGA治療についてAGAの治療は、多くの場合に治療薬を用いて行われます。日本で認可されているAGA治療薬には内服薬と外用薬の2種類があり、それぞれで作用機序は異なります。

内服薬には、プロペシアとザガーロがあります。前者はフィナステリド、後者はデュタステリドを有効成分とした薬で、どちらも同じく5αリダクターゼの働きを阻害する効果があります。

5αリダクターゼには、テストステロンをAGAの原因であるジヒドロテストステロンに変化させる働きがあります。そのため、5αリダクターゼの働きを阻害することで、AGAの進行を抑制することができるのです。

外用薬には、ミノキシジルがあります。ミノキシジルはもともと高血圧の薬として開発されていたものであり、血流改善作用によって発毛を促します。また、それ以外にも細胞増殖作用や細胞成長因子産生作用、毛細胞アポトーシスの抑制作用といった薄毛を改善する作用があります。

■関連情報はこちらから
→ AGAにはどの薬が効果的?薬剤によるAGA治療

治療薬以外のAGA治療としては、メソセラピーやHARGといった方法があります。メソセラピーやHARGは頭皮に直接薬剤を注入し、発毛や育毛を促すというものです。メソセラピーとHARGの違いは、配合されている成分にあります。HARGの場合、メソセラピーに用いる薬剤に加えて成長因子と呼ばれる成分が含まれています。ただし、近年はメソセラピーでも成長因子が配合されている場合もあるため、何が含まれているかを事前に確認する必要があります。

※イースト駅前クリニックではメソセラピーやHARGを取り扱っておりません

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