AGAコラム

AGAとは(原因・そもそもどんな病気?・タイプ)

AGAは「Androgenetic Alopecia(アンドロジェネティック・アロペシア)」の略称で、日本語では男性型脱毛症と呼ばれています。(※1) 特徴としては、進行性であることが特徴です。そのため、何もせずに放っておくと薄毛がどんどん進行していきます。(※1) そのためAGAは早期発見・早期治療を行うことで進行を抑制することが出来るかもしれません。

日本でAGAを発症している人は1,260万人以上いるといわれており、20歳~69歳の成人男性の約1/3を占めています。(※1) 基本的には30代~50代の男性において20~40数%ほどの発症率がみられますが、20代など若い世代でもAGAになる人は一定数いるようです。また、男性型脱毛症という名前ではありますが、女性が発生するケースもあります。(※2)

AGAを発症すると、ヘアサイクルが短くなります。人間の毛髪にはヘアサイクルがあり、成長期、退行期、休止期を繰り返しながら生え変わります。平常時でも1日に100本程度は生え変わるため、抜け毛があること自体は大きな問題ではありません。(※3) AGAの場合、ヘアサイクルにおける成長期が極端に短くなり、毛髪が成長しないままに抜けてしまいます。サイクル自体も短くなるため抜けるペースが速くなり、薄毛が進行します。(※3)

AGAの原因

AGAは「男性ホルモン」が影響して発症する脱毛症を指します。AGAの発症には、ジヒドロテストステロンというホルモンが大きく関係しています。(※1)

男性ホルモンのひとつに、テストステロンというホルモンがあります。テストステロンは筋肉や骨格の形成、生殖機能の向上、集中力・記憶力の向上など、心身の健康に大きな影響を与えます。(※4)このテストステロンは、5αリダクターゼという酵素の働きによってジヒドロテストステロンという別のホルモンに変化します。(※5)ジヒドロテストステロンは男性胎児の外性器を発達させる作用がある重要なホルモン(※4)ですが、毛乳頭細胞に存在している男性ホルモン受容体と結びつくことでヘアサイクルが乱れます。(※5)成長期は通常2年~6年程度続きますが、ヘアサイクルが乱れることで数ヶ月から1年程度で成長が止まります。これにより、薄毛が進行します。(※3)

5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類があり、それぞれ多く存在している場所が異なります。Ⅰ型は後頭部と側頭部、Ⅱ型は前頭部と頭頂部に多く、AGAに関係しているのは主にⅡ型の5αリダクターゼです。そのため、AGAは前頭部や頭頂部の毛髪に影響を与えるといわれております。(※5)

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→ AGAの原因のひとつは、男性ホルモン!?
→AGAの原因である5αリダクターゼ。Ⅰ型とⅡ型の違いって?

AGAと遺伝

3.AGAと遺伝脱毛が遺伝の影響を受けるというのは、よく耳にする話かもしれません。AGAにおいても、遺伝の影響は無視できるものではありません。

遺伝を受ける背景としては、X染色体上に存在する男性ホルモン受容体や疾患関連遺伝子が関連しているということが知られてきているためです。(※2)
AGAの原因はジヒドロテストステロンが男性ホルモン受容体と結びつき、ヘアサイクルが乱れることにあることなどにあるため、遺伝が影響しているといわれているのでしょう。(※2)

 

こうした遺伝によるAGA発症の可能性は、遺伝子検査で調べることもできます。(※6)

AGAのタイプ(※1)

AGAは進行性の脱毛症であり、その進行には3つのパターンがあります。AGAの進行パターンは特徴的であるため、現在の薄毛の状況を見ればAGAかどうかをある程度判断することができます。

・頭頂部から薄くなるタイプ
いわゆるO字型の薄毛であり、自分では見えないことから気づきにくい薄毛であるといえます。

・生え際から薄くなるタイプ
M字型の薄毛です。普段鏡でも目にするのでAGAの中でも分かりやすいタイプの薄毛といえるでしょう。

・頭頂部と生え際が同時に薄くなるタイプ
混合型と呼ばれるもので、上記の2種類が混ざり合ったものです。

これら3つのパターンが、AGAの主な進行パターンです。このように特徴的な進行パターンがあるAGAは、薄毛の状態によって進行レベルが分類されています。この分類は、ハミルトン・ノーウッド分類と呼ばれています。
ハミルトン・ノーウッド分類では、AGAの進行レベルは7つに分類されています。進行レベルが進むにつれて改善は難しくなっていき、最終的には治療を行っても改善することができなくなります。その場合、植毛やカツラといった方法しか取れなくなるため、AGAの治療は早めに行う必要があります。

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→ AGAにはタイプがある!AGAの進行パターンについて

AGA(男性型脱毛症)の特徴

AGAの大きな特徴は、進行性の脱毛症だということです。(※1) そのため、AGAは放っておくと薄毛の症状が進み、最終的には側頭部と後頭部の一部を残して毛が薄くなっていきます。こうした理由から、AGA治療は早い段階で始めることで比較的ロスを少なく治療が出来るでしょう。

AGAは、抜け毛の状態にも特徴があります。抜け毛の状態を確認すれば、ある程度AGAであるかどうかを判断することができます。AGAの場合、ヘアサイクルが乱れて成長期が短くなることで薄毛になります。(※3) 成長期が短いということは毛がしっかりと成長しないということであり、AGAになると軟毛が目立つようになります。(※1) これは生えている毛だけでなく、抜け毛に関しても同じことがいえます。つまり、AGAを発症している男性の抜け毛には、細い毛や短い毛、弱い毛が多い状態である可能性が高いといえるでしょう。

こうした特徴があるため、抜け毛の状態にも注意が必要です。

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→ AGAは進行性の脱毛症! 早期発見・早期治療が大切!
→早期発見が大事! AGAのセルフチェックを活用しよう

AGA治療の種類について

AGAの治療は、多くの場合に治療薬を用いて行われます。日本で認可されているAGA治療薬には内服薬と外用薬がそれぞれあり、それぞれで作用機序は異なります。

内服薬には、プロペシアとザガーロがあります。前者はフィナステリド、後者はデュタステリドを有効成分とした薬で、どちらも同じく5αリダクターゼの働きを阻害する効果があります。(※2)

5αリダクターゼには、テストステロンをAGAの原因であるジヒドロテストステロンに変化させる働きがあります。(※5) そのため、5αリダクターゼの働きを阻害することで、AGAの進行を抑制することができるのです。

外用薬には、ミノキシジルがあります。ミノキシジルはもともと降圧剤として開発されていたものであり、血流改善作用や細胞増殖作用や細胞成長因子産生作用、毛細胞アポトーシスの抑制作用などによってヘアサイクルを通常に戻すよう促しこれにより発毛します。(※7)

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→ AGAにはどの薬が効果的?薬剤によるAGA治療

 

参照記事

※1)MSD、AGA-News、AGAとは
http://www.aga-news.jp/secure/about_aga/index.xhtml

※2)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

※3)MSD、AGA-News、髪の毛って何
http://www.aga-news.jp/secure/about_hair/index.xhtml

※4)大東製薬工業、テストステロンの作用・はたらき
http://www.daito-p.co.jp/reference/testosterone_action.htm

※5)男性型脱毛症治療の現状と今後の展望
https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/133/2/133_2_78/_pdf

※6)メンズヘルスクリニック東京、AGAリスク遺伝子検査(AGA関連遺伝子発現量の測定)
https://www.menshealth-tokyo.com/aga/aga_examination/

※7)ミノキシジルの発毛作用について
https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/119/3/119_3_167/_pdf