AGAコラム

AGA治療を中断したい。リバウンドはある?

最終更新日:

治療薬を使ったAGA治療にはミノキシジルやプロペシア、ザガーロなどが用いられています。外用薬であれば塗るだけ、内服薬であれば錠剤やカプセルを飲むだけなので気軽に感じられるかもしれません。
しかし、治療を続けていく上で何かしらの理由で薬の服用を中断したいという人も中には出てくるでしょう。このような場合、「薄毛がまた起こるかもしれない」「抜け毛が酷くなるかもしれない」といったリバウンドの症状を心配になるケースもきっとあると思います。今回は、AGA治療を中断した際にリバウンドが起きるのかという点についてご紹介します。(このページで説明する、AGA治療においてのリバウンドとは「治療をやめた後、治療前よりも症状が悪化すること」です。)

AGA治療でリバウンドすることはないが・・・

結論をいえば、AGA治療を中断したことによってより症状が悪化することはありません。

正確に記載すると、服用を中断したことで治療前以上に薄毛が進行するのではなく、服用をやめたことによって、薬剤の効果が消失し再びAGAの毛周期に戻るという表現が正確であるといえます。(※1)

AGAは進行性の症状ですので、治療を行うことでAGAによって乱れたヘアサイクルを正常化し薄毛が改善されていきます。

しかし、治療を中断した場合はヘアサイクルが治療前に戻り、治療前と同様に薄毛の症状が進行していくことになります。

AGA治療薬の効果を維持させるために

AGA治療を中断してもいわゆるリバウンドは起こりませんが、上述したように治療の中断によって症状が進行していく場合があります。

日本では、AGA治療の使用で承認されている薬は「ミノキシジル」「プロペシア(ジェネリック)」「ザガーロ」の3種類ありますが治療薬の服用を中断することで、薬の効果は期待できなくなります。

ミノキシジルの服用をやめたときは血流改善作用や毛母細胞活性化作用が期待できなくなる(※2)ので、AGAの症状が進行します。プロペシアとザガーロも、5αリダクターゼの働きを阻害してAGAの原因であるジヒドロテストステロンの生成を抑制していたのに服用をやめたことで効果を期待できなくなります(※1)。つまり、AGA治療薬の服用を中断することは服用前の状態に戻っるということを意味します。

AGA治療薬は、「1錠飲めばその効果が永遠に続く」、もしくは「症状を完治させる」というものではありません。服用を中断すれば5αリダクターゼの働きが活発になったり、ヘアサイクルが乱れたりするので、薬の効果を維持し続けるためには、薬を服用し続ける必要があります。何かしらの理由でAGA治療薬の服用を中断する際には、服用前の状態に戻ることを理解した上で中断するようにしましょう。

まとめ

AGA治療は、中断してもそれが直接的な原因となってリバウンドが生じるということはありません。しかし、治療を中断したことでAGAに効く薬の効果が切れて、使用前の状態に戻ることになり、そのままAGAの症状が進行してしまうこともあります。そのため、AGAの症状の進行を防ぐためにはAGA治療薬のミノキシジルやプロペシア、ザガーロを使用し続けることが大切です。

AGA治療薬の効果を実感したいのなら、個人の裁量で使用の頻度や量を変えるのではなく、専門の医師の指導のもと用法用量を守って使うようにしましょう。

 

関連記事はこちらからご覧いただけます

■AGAの治療。やめどきはいつ? やめるとどうなる?

参考記事

※1)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
https://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/127/13/127_2763/_pdf/-char/ja

※2)国立研究開発法人科学技術振興機構、ミノキシジルの発毛作用について
https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/119/3/119_3_167/_pdf