ミノキシジル

【5分で分かる】ミノキシジルの総まとめ、違い/効き目/副作用

ミノキシジルは、AGAの治療に効果的だとされている外用薬です。アメリカで高血圧の治療薬として開発されていましたが、発毛効果が見られたことから発毛用の薬として用いられるようになりました。
20歳以上の成人であれば1日2回、1回あたり1mlを脱毛部分に塗布します。発毛効果はすぐに実感できるわけではないため、少なくとも4ヵ月は継続することが大切です。使用するタイミングとしては、洗髪後など頭皮が清潔なときがあげられます。
同じAGA治療薬であるプロペシアやザガーロは、作用機序が異なることから併用しても問題ありません。
インターネットの個人輸入では偽造薬の存在が確認されています。、プロペシアやザガーロの国内で承認されている正規品は医療機関で処方を受けて頂く必要があるので、通院しやすいクリニックで処方してもらうことをおすすめします。

ミノキシジルの作用とは?

31_scalp-55956_1920ミノキシジルはもともと高血圧の治療薬として開発されたことから、発毛のメカニズムについてははっきり分かっていません。その中で、いくつか判明しているメカニズムもあります。

ひとつは、血流改善作用です。高血圧の治療薬として開発されたため、血圧を下げるための血管拡張作用があります。この血管拡張作用によって血流が改善され、髪にしっかりと栄養が行き渡ります。

もうひとつ、細胞増殖作用と細胞成長因子産生作用があります。ミノキシジルは毛包に直接作用し、毛母細胞を活性化・分裂させます。この活性化には細胞成長因子が作用していると考えられており、このことからミノキシジルには成長因子の作用増強作用や産生促進作用があると考えられています。

クリニックで処方してもらうミノキシジルと一般用医薬品との違い

4doctor-563428_960_720ドラッグストアなどで販売されている育毛剤の中には、ミノキシジルが配合されているものがあります。こうした一般用医薬品(OTC)とクリニックで処方してもらえる医療用医薬品としてのミノキシジルの違いは、配合されているミノキシジルの成分濃度にあります。

一般用医薬品として販売されているミノキシジル配合育毛剤の成分濃度は、最大でも5%となっています。これに対してクリニックで処方してもらうミノキシジルの場合、6%以上の濃度のものもあります。クリニックの場合は患者に合わせて濃度の調整ができるため、必要であれば一般用医薬品以上の濃度にすることができます。

ミノキシジルで起こりうる初期脱毛について

5time-273857_1920ミノキシジルを使用し始めると、一時的に抜け毛が増えることがあります。これは初期脱毛という現象で、発生には個人差があります。初期脱毛はミノキシジルが身体に合わなかったから発生していると勘違いされるケースも少なくありませんが、これはミノキシジルが正常に作用している証拠であるといえます。

ミノキシジルを使用すると、AGAによって乱れていたヘアサイクルが正されます。このとき、乱れたヘアサイクルのせいで生えていた短く弱い髪が抜け、強く長い髪が生えてくるようになります。この短く弱い髪が抜けるのが、初期脱毛なのです。そのため、ヘアサイクルの状態によって初期脱毛の有無が変わります。

ミノキシジルに併用禁忌薬はある?

61_wall-1312196_1920ミノキシジルの併用禁忌薬としては、血圧を下げる作用のある薬があげられます。ミノキシジルはもともと高血圧の治療薬として開発された薬であるため、血管拡張作用や降圧作用があります。そのため、血圧を下げる薬を併用すると、血圧が下がりすぎてしまうのです。こうしたことから、血圧を下げる薬はミノキシジルの併用禁忌薬となっています。

また、薬以外でも血圧を下げる効果があるものは併用すべきではありません。例えばアルコールです。アルコールには血管拡張作用があるため、ミノキシジルを使用中にアルコールを摂取すると血圧が大きく下がる可能性があります。

ミノキシジルの副作用とは?

73pulse-trace-163708_1280ミノキシジルは外用薬であることから副作用が少ないといわれていますが、全くないというわけではありません。主な副作用としては、頭痛やかゆみ、発赤などがあります。中でも、頭皮のかゆみは起こりやすい副作用です。

また、発生する確率は低いですが、動悸や胸痛といった症状が引き起こされることもあります。こうした副作用の発生は、ミノキシジルがもともと高血圧の治療薬として開発された薬であることが関係しています。重い副作用が現れることはめったにありませんが、万が一症状が重い、長時間続くといったことがあれば医師に相談しましょう。

 

ミノキシジルとプロペシアの違いとは?

8medications-257371_960_720ミノキシジルとプロペシアはともにAGAに効果的な薬ですが、その特徴は大きく異なります。 ミノキシジルは外用薬で、有効成分はミノキシジルです。もともとは高血圧の薬として開発されたもので、多毛症の副作用があったことから脱毛症に対して効果的であることが分かりました。発毛を促進することにより、AGAを改善します。 これに対してプロペシアは、世界で初めて認可された内服のAGA治療薬です。有効成分はフィナステリドで、5αリダクターゼの働きを阻害する効果があります。これによってジヒドロテストステロンの生成を抑制し、AGAの進行を遅延させます。

 

ミノキシジルの効果はどのくらいで現れる?

82pins-1799320_1280ミノキシジルの使用を始めると、数カ月程度で抜け毛の減少が感じられるようになります。本格的な発毛効果が実感できるようになるのは、使用開始から半年程度が経過してからです。半年の時点で発毛効果が実感できなかった場合はミノキシジルがうまく働いていない可能性があるため、他の治療方法も検討すべきです。一般的に、ミノキシジルでAGAが改善されるまでには1年程度かかるとされています。 ミノキシジルだけで効果を実感しにくい場合には、プロペシアの併用が効果的です。プロペシアにはAGAの進行を抑制する効果があるため、発毛を促すミノキシジルと併用することで相乗効果が見込めます。

 

ミノキシジルは女性にも効果がある?

91_hair-1435971_1920男性にAGAがあるように、女性にはFAGAという脱毛症があります。FAGAは女性が発症するAGAで、男性ホルモンの量の違いなどから進行パターンが異なります。しかし、基本的なメカニズムはAGAと同じです。そのため、AGAの治療に効果的なミノキシジルは、FAGAに対しても効果が期待できます。 ただし、女性がミノキシジルを使用する場合は、必ず女性用のミノキシジルを選ばなければなりません。女性用のミノキシジルは、男性用と比べてミノキシジルの濃度が低くなっています。女性は男性ホルモンの量が少ないことなどから、濃度が低くても十分な効果が見込めるのです。

 

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