【医師監修】ミノキシジル
とは？効果や
副作用、
外用薬とタブレットの違い
についても解説

ミノキシジルとは？

ミノキシジルはどんなAGA治療薬なのですか？

頭皮の血行促進効果により、確かな発毛を実感できるAGA治療薬です。皮膚科学会のガイドラインでは外用薬は推奨度Aに指定されています。頭皮に直接塗布する外用薬と、タブレットタイプの内服薬があります。

新橋院
院長　春日井 震

ミノキシジルとは、薄毛治療に用いる薬剤で。もともとは、血圧降下剤として開発された成分のひとつでしたが、血管拡張作用が頭皮の血行促進を促し、発毛効果を発揮すると考えられています。ミノキシジルは、頭皮に直接塗る外用薬とタブレットタイプの内服薬の2種類があります。日本では、1900年代後半から主にAGA治療のための発毛剤として販売が開始されました。2005年には、女性用のミノキシジルも販売されています。

ミノキシジルの歴史

ミノキシジルは、もともと1979年にアメリカで承認された経口降圧薬です。その後、1988年にAGA治療薬としてFDAに認可されたため、降圧薬として使用されていた期間の方が長いです。臨床試験中に、副作用である多毛が発毛に効果が期待できることが判明し、薄毛治療への効果が発見されました。日本では1990年に発毛剤として一般医薬品の認可を受け、販売されています。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルは「ヘアサイクル」を正常化する作用を持ちます。ヘアサイクルは、髪が生えてから抜け落ち、また生えるまでの一連のサイクルのことです。成長期→退行期→休止期と順番に進み、また最初から繰り返されます。一般的に髪の毛の成長期は２～６年ですが、AGAの進行によりその過程が短くなることで脱毛が生じます。ミノキシジルは毛包を活性化させて休止期から初期成長期へ移行させることで発毛効果を発揮します。

ミノキシジル外用薬とタブレットの効果の違い

先述した通り、ミノキシジルは高血圧の内服薬として製造・販売されていた薬剤です。そのため、もともとは内服薬であった歴史があります。内服薬の成分は外用薬のミノキシジルと同じですが、「身体の内側から効く」として外用薬より高い発毛効果があるといわれています。

ミノキシジルの従来の医薬品とジェネリック医薬品の違い

ミノキシジルには、従来の医薬品（先発医薬品）とジェネリック医薬品（後発医薬品）があります。両者の有効成分や効果は同じですが、ジェネリック医薬品は開発コストが抑えられているため、従来の医薬品よりも安価に提供されています。先発医薬品は研究開発や有効性・安全性の審査に多くの費用がかかるため、価格が高めに設定されています。ミノキシジルは長期的な服用が基本となるため、経済的に続けやすい薬を選びましょう。

ミノキシジルの効果を実感できるまでの期間

ミノキシジルはどれくらいの期間使い続ける必要がありますか？

ミノキシジルには即効性が無いため、最低でも6カ月間は継続して使いましょう。少しでも早く効果を実感したい方は、プロペシア（フィナステリド）やザガーロ（デュタステリド）との併用もおすすめです。

新橋院
院長　春日井 震

ミノキシジルを含むすべてのAGA治療薬に、即効性はありません。個人差はありますが、早ければ6ヶ月程度で効果を実感できます。なお、プロペシア（フィナステリド）やザガーロ（デュタステリド）と併用すると、より高い治療効果を期待できます。半年を目安に治療を開始しましょう。なお、半年以上治療を続けても効果を実感できない場合は、医師への相談が推奨されます。半年以内であっても、脱毛状態の悪化や、頭髪以外の脱毛がある場合は医師に相談しましょう。イースト駅前クリニックでは、AGAに関する相談を承りますのでぜひお気軽に当院にご相談ください。

誤解されがちな初期脱毛とは？

ミノキシジルの使用を開始すると、一時的に薄毛が目立つことがあります。この現象を「初期脱毛」と呼びますが、これは副作用ではありません。ミノキシジルは毛包を活性化させて休止期から初期成長期へ移行させる作用を持つ薬です。そのため、ミノキシジルを使用すると、新しい髪の毛の成長を促すために、AGAの影響を受けている寿命の短い髪の毛が抜け落ちます。たまたま、寿命の短い髪の毛が多かった場合は、特に初期症状が目立ちやすいです。ミノキシジルは効果が現れるまで３～6ヶ月ほどかかります。初期脱毛が始まっても、治療を中断せず継続しましょう。

ミノキシジルで起こる初期脱毛の対策方法

ミノキシジルを使用し始めると、初期脱毛と呼ばれる一時的な抜け毛が起こることがありますが、これは新しい髪が生え変わる過程で見られる自然な反応です。途中で服用を中断せず、治療を継続することが大切です。
まずは毎日の洗髪で頭皮を清潔に保ち、フケや皮脂の蓄積を防いで頭皮環境を整えましょう。血流を促す頭皮マッサージも効果的で、毛根に栄養が届きやすくなります。また、タンパク質やビタミン、亜鉛などを意識的に摂取し、必要に応じてサプリメントを活用するのもおすすめです。さらに、質の良い睡眠を確保し、成長ホルモンの分泌を促すことで、より健康な髪の成長をサポートできます。

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ミノキシジル外用薬（塗り薬）の副作用

ミノキシジルの副作用はどの程度現れますか？？

ミノキシジルの副作用は外用薬（塗り薬）とタブレット（内服薬）で異なります。
それぞれ詳しく解説します。

新橋院
院長　春日井 震

先述した通り、ミノキシジルには外用薬と内服薬があり、双方で副作用の症状は異なります。まずは、外用薬の代表的な副作用を見ていきましょう。

皮膚にあらわれる副作用

ミノキシジルの溶媒は、肌質に合わない方が使用すると発疹、発赤、かぶれなどの症状があらわれることがあります。頭皮が炎症を起こすと、薄毛が悪化する可能性もあるため注意が必要です。初めて使用する場合は、手の甲に少量使用して刺激がないことを確認してから頭皮に塗りましょう。また、何らかの異変が生じたときは、速やかに洗い流し、症状が続くときは病院やクリニックの受診が大切です。

精神神経系にあらわれる副作用

ミノキシジルは、血管を拡げる作用のある薬です。頭皮に栄養を送る血管だけではなく、様々な部位の血管に作用する可能性があります。頭の中の血管が拡がると、神経を刺激して頭痛につながります。
ミノキシジルの使用を開始して、頭痛が生じた場合はミノキシジルによる副作用かも知れません。痛みがひどいときは一旦ミノキシジルの使用をやめましょう。

循環器系にあらわれる副作用

ミノキシジルは、血管拡張作用を持つため、体質によっては血圧が下がるかもしれません。少し下がる程度であれば問題ありませんが、急激に血圧が低下した場合は動悸・めまいなどが引き起こされることもあります。特に、普段から降圧剤を服用している方や狭心症など心臓の病気がある方は注意が必要です。自己判断でミノキシジルの使用を開始せず、必ず医師に相談しましょう。

代謝系にあらわれる副作用

明確なメカニズムは不明ですが、ミノキシジルを使用すると体内の水分バランスが変化する可能性があることが指摘されています。その結果、体内に多くの水分が溜まり、急激な体重増加やむくみなど症状につながるかもしれません。
放っておくと、心臓に負担をかけて心不全などを引き起こす可能性もあります。特に、むくみと共に夜間の息苦しさや、咳などの症状が出た場合は速やかに病院やクリニックを受診しましょう。

ミノキシジルタブレット（内服薬）の副作用

頭皮に塗る外用薬と内服薬では、あらわれる副作用が異なります。ミノキシジルの内服薬には、上記のような副作用が起こる可能性があります。

皮膚にあらわれる副作用

ミノキシジルを服用した際にあらわれる副作用として、多毛・紅潮などの症状が挙げられます。ミノキシジルの血管拡張作用によって、血流が良くなることで生じます。また、ミノキシジルの内服薬は全身に作用する場合があるため、髪の毛だけでなく全身の体毛まで伸びて濃くなる可能性があります。体毛が濃くて悩んでいる方には注意が必要です。

精神神経系にあらわれる副作用

外用薬と同様に、ミノキシジルは降圧作用を持つため、血圧が下がりすぎる可能性があります。血圧が急激に低下した場合、動悸やめまいなどが引き起こされるかもしれません。特に、普段から高血圧の薬を飲んでいる方や、狭心症など心臓の病気がある方は発症しやすいです。思い当たる原因がある方は、自己判断でミノキシジルの使用を開始せず、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。

循環器系にあらわれる副作用

ミノキシジル内服薬を服用すると、手足にむくみが生じる場合があります。ミノキシジルは、動脈に作用し血管拡張作用を示しますが静脈には作用しません。そのため血液が心臓に戻らず、末端にむくみを引き起こす場合があるため注意しましょう。

ミノキシジルの使用に注意が必要な人

・今までに薬や化粧品等によりアレルギー症状（例えば、発疹･発赤、かゆみ、かぶれ等）を起こしたことがある人
・高血圧の人、低血圧の人
・心臓または腎臓に障害のある人
・むくみのある人
・家族、兄弟姉妹に壮年性脱毛症の人がいない人
・高齢者（65歳以上）
・甲状腺機能障害症、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症の診断を受けている人

上記に該当する方は、ミノキシジルを使用するにあたって医師または薬剤師に相談するのが推奨されています。
もし、上記に当てはまる方でミノキシジルの使用を始めたいという場合は、ぜひお気軽にイースト駅前クリニックへご相談ください。

ミノキシジルの用法・用量

ミノキシジル外用薬とタブレットの正しい使い方、飲み方を教えてください。

ミノキシジル外用薬は、1日2回（朝・夜）1回あたり1mlを頭皮全体に塗布しましょう。お風呂の後に髪をしっかりと乾かし、頭皮をマッサージしながら使用するのがおすすめです。

ミノキシジルタブレットは過剰摂取に気をつけ、医師に指導された量を服用してください。基本的には1日5mgです。

新橋院
院長　春日井 震

ミノキシジル外用薬の使い方

外用薬のミノキシジルの使い方は、1日2回（朝・夜）1回あたり1mlを頭皮全体に塗り込むとされています。薄毛が気になる部分だけでなく、「頭皮全体」というのがポイントです。1mlと聞くと、非常に少なく感じるかもしれませんが、頭皮に行き渡らせるには十分な量です。既定の量よりも多く使用したり、回数を多くしたりすると思わぬ副作用を招くことも少なくありません。必ず指定された使用方法を守りましょう。

また、ミノキシジルを使用する場合、洗髪して頭皮マッサージをした後に使用するとより効果が高まるとされています。洗髪後はしっかり髪の毛を乾かしてから、塗布使用するようにしましょう。

ミノキシジルタブレットの飲み方

ミノキシジルタブレットは、有効成分5㎎を1日1～2回に分けて内服するのが一般的です。5㎎で十分な効果があらわれない場合は1日10㎎に増やす場合もあります。もし、服用していて体調の変化を感じた場合、自己判断で服用を継続せずに早めに医師に相談してください。

ミノキシジルが効かない原因

ミノキシジルを使用しても思うような効果が得られない場合、いくつかの要因が考えられます。ここでは、主な原因とその対処法について解説します。

薄毛の原因がAGAではない

ミノキシジルはAGA（男性型脱毛症）の改善に効果がある成分ですが、脂漏性脱毛症や円形脱毛症など、AGA以外の脱毛症には効果が認められていません。そのため、薄毛の原因がAGAでない場合は、ミノキシジルを使用しても十分な効果が得られないことがあります。自己判断で治療を続けるのではなく、まずはクリニックで正確な診断を受け、自分の脱毛の原因に合った治療を受けることが大切です。

AGAの進行速度が早すぎる

AGAの進行速度が非常に速い場合、ミノキシジルの効果が追いつかず、十分な改善が得られないことがあります。このようなケースでは、ミノキシジル単体ではなく、デュタステリドやフィナステリドなどの内服薬を併用することで、抜け毛の進行を抑えながら発毛を促す治療が有効です。併用する際は自己判断せず、必ず医師に相談し、医療機関で処方された正規の薬を使用しましょう。

使用方法が間違っている

ミノキシジルは、正しい用法・用量を守って使用することで効果を発揮する治療薬です。早く効果を出したいからといって使用量を増やしたり、頻繁に塗布したりするのは誤った方法であり、副作用のリスクを高めるおそれがあります。特に外用薬は頭皮に均一に塗布し、規定量を超えないことが重要です。使用方法を正しく守ることで、ミノキシジルの発毛効果を最大限に引き出し、安全に治療を続けることができます。

使用期間が短い

ミノキシジルは、最低でも4カ月以上の継続使用が必要な治療薬です。初期脱毛を副作用と誤解して使用を中止してしまうケースもありますが、これは発毛サイクルが正常化する過程で起こる一時的な現象です。効果があらわれるまでの期間や脱毛の程度には個人差があり、焦らず根気強く使い続けることが大切です。一定期間継続しても改善が見られない場合は、自己判断せずに医師へ相談し、治療方針を見直しましょう。

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正規のミノキシジルではない

市場には、海外で販売されているミノキシジル製品を個人輸入し、国内で転売しているケースも見られます。しかし、その中には偽造薬や品質が保証されていない製品も含まれており、十分な効果が得られないばかりか、副作用のリスクを伴うこともあります。安全に治療を続けるためには、必ず医療機関で正規のミノキシジルを処方してもらい、医師の指導のもとで使用することが大切です。

ミノキシジルの購入方法

ミノキシジルはどこで購入できますか？

ミノキシジル外用薬はドラッグストアや薬局でも市販されています。しかし、AGAクリニックなどで処方してもらうミノキシジルは今は5%も濃度が高くその分高い効果が期待できます。
ミノキシジルタブレットは限られたクリニックでのみ処方してもらえます。

新橋院
院長　春日井 震

ミノキシジル外用薬には、医師の診察と処方箋の発行が必要な「医療用医薬品」と、医師の処方なく自己判断で購入できる「一般医薬品」があります。いずれも、同じ有効成分「ミノキシジル」を含みますが、一般的に医療用医薬品の方が濃度は高めです。その分、高い効果が期待できる一方、副作用が現れやすいのが難点とされています。そのため、医師の厳重な管理が必要なため、自己判断では購入できません。
ミノキシジルを、個人輸入で購入するか検討している方もいるかもしれませんが、非常に危険です。海外製は価格が安く、インターネット上に数多く存在しています。しかし、個人輸入は偽造薬などのリスクが高いです。安全性が低く、健康被害などを受ける可能性があります。ミノキシジルは副作用のリスクが大きく、自己判断での内服は大変危険なため医師に相談したうえで処方してもらうようにしましょう。

ミノキシジルの価格

イースト駅前クリニックで取り扱っているミノキシジル外用薬は、5,000円（税抜）で購入できます。各医院によって値段が異なるため注意してください。
ミノキシジルタブレットは7,500円（税抜）で購入できます。医師の診療にかかる費用は無料です。ミノキシジルの処方価格については、イースト駅前クリニック各院のホームページにて詳細を掲載しています。こちらからお確かめください。

育毛にかける費用について

イースト駅前クリニック
「男性の薄毛に関するアンケート調査 」

アンケートの結果、市販の育毛剤・発毛剤の使用経験がある方は、3,000円程度を育毛剤にあてることが多い傾向にあります。また合計すると、20％ほど、つまり5人に1人は3,001～7,000円の幅の中で育毛剤を購入しています。
同じ育毛剤でも、効果を期待したいならミノキシジルがおすすめです。価格帯についても、すでに育毛剤を使っているのであればその費用をミノキシジルに当てれば使用できるでしょう。

半年継続せずに使用をやめてしまう方は多い

イースト駅前クリニック
「男性の薄毛に関するアンケート調査 」

基本的に、AGA治療の効果を実感するには最低でも半年の時間は必要です。しかし、効果があらわれ始める前に使用をやめてしまっている方も多いです。イースト駅前クリニックで行った薄毛に関する調査では「１～3ヶ月」で使用をやめてしまった方が最も多く、全体でみれば約20％は半年経つ前に育毛剤の使用をやめてしまっています。
もし、育毛剤の効果が出ないと悩んでいる方は、使用を始めてから半年経過しているか確認してください。半年経っていないのであれば、「効果が出ない」と考えるのはまだ早いかもしれません。

ミノキシジルを使用したAGA治療の症例

イースト駅前クリニックで、実際にミノキシジルを使用して、発毛に成功した患者様の症例です。7ヵ月間治療を続けることで、効果があらわれ始めました。イースト駅前クリニックでは、患者様一人ひとりに合った治療方法を提供するために、ミノキシジルの他にもプロペシア（フィナステリド）など複数のAGA治療薬を用意しております。
他の患者様の症例も掲載しているためおりますので、興味のある方はぜひご覧ください。

ミノキシジルタブレットの飲み方

イースト駅前クリニック
「男性の薄毛に関するアンケート調査 」

育毛剤・発毛剤の利用をやめてしまう理由の、第1位は「期待する効果が出なかった」でした。AGA治療薬は最低でも半年は継続して使用する必要があります。それを知らずに治療していれば、不安にもなることもあるでしょう。
正しくAGA治療をするには、医師との連携が欠かせません。また効果が出なかった場合に、体質に合わせて他の治療方法を並行していくことも可能です。医師に相談すると、より正確な効果を実感できる可能性が高まり、結果として継続的なAGA治療にもつながるでしょう。

ミノキシジルを使用したAGA治療の症例

ミノキシジルは、国内承認されているAGA治療薬の中でも高い効果と安全性が認められていますが、効果の出やすさには個人差があります。発毛効果が高い分、副作用に注意して使用を検討しましょう。AGA治療薬は、ザガーロ（デュタステリド）などの内服薬もあり、ミノキシジルで効果が不十分の場合は併用可能です。実際に、使用する場合は自己判断せずに必ず医師に処方してもらいましょう。

最新の研究では、外科的治療の自家植毛術や再生医療によるAGA治療も進められています。今後ミノキシジルと同等、もしくはそれ以上の効果が期待できる治療法となるかもしれません。また再生医療は、2014年に策定された法律により、医療機関だけでなく企業も事業化が可能にできるようになりました。企業と医療機関のタッグで実現するであろうAGA治療の発展に、より一層期待が高まります。

※プロペシア（フィナステリド）は、
妊婦は使用できないため、ご注意ください。

ミノキシジルが効かない人が検討したいその他のAGA治療薬

ミノキシジルで十分な効果が得られない場合は、他のAGA治療薬を併用・切り替えることで改善が期待できることがあります。ここでは、代表的な内服薬であるプロペシア（フィナステリド）とザガーロ（デュタステリド）について解説します。

プロペシア（フィナステリド）

プロペシア（フィナステリド）は、AGA（男性型脱毛症）の原因物質であるDHT（ジヒドロテストステロン）の生成に関与する酵素「5αリダクターゼ」を抑制することで、抜け毛を防ぎ発毛を促す治療薬です。内服によって体の内側から作用するため、外用薬に比べてより高い発毛効果が期待できます。また、ミノキシジル外用薬との併用も可能で、抜け毛抑制と発毛促進の両面から効果を高める治療法として広く用いられています。

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サガーロ（デュタステリド）

ザガーロ（デュタステリド）は、プロペシアと同様にAGA（男性型脱毛症）の原因となるDHT（ジヒドロテストステロン）の生成を抑える内服薬です。主成分であるデュタステリドは、DHTを作り出す酵素「5αリダクターゼ」のⅠ型とⅡ型の両方を抑制できる点が特徴で、プロペシア（フィナステリド）よりも広い範囲で作用します。そのため、頭頂部だけでなく前頭部の薄毛にも効果が期待され、より高い改善効果を目指せるAGA治療薬の一つとされています。

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ミノキシジルは医師に相談したうえで正しく使用しましょう

ミノキシジルは、血流を促進して毛根に栄養を届けることで発毛を促すAGA（男性型脱毛症）治療薬です。外用薬・内服薬のいずれも発毛効果が期待できますが、使用量や体質によっては副作用があらわれる場合もあるため、医師の指導のもとで正しく使用することが重要です。また、効果を高めるには、生活習慣の見直しや他の治療薬との併用も有効です。

イースト駅前クリニックでは、累計400万人以上の治療実績をもとに、一人ひとりに合った治療法を提案しています。薄毛が気になり始めた方は、ぜひお気軽にご相談ください。