プロペシア

プロペシアは効かない?考えられる原因や対処法、注意点をご紹介

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AGAの治療法は治療薬の服用が主流です。AGA治療薬のスタンダードと言えば「プロペシア」ですが、中にはその効果を実感できない人もいるようです。今回は、プロペシアの効かないと感じる原因や対処法等についてご紹介します。

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目次※知りたい情報をクリック

プロペシアとは

プロペシアは、日本を含む世界60か国以上で使用されている、AGA治療薬の先発薬です。AGA治療を行うほぼ全ての医療機関が取り扱っているな薬で、日本では2005年に1mg錠と0.2mg錠の製造・販売が、厚生労働省に認可されました。現在は、ジェネリック医薬品も処方解禁となっていますが、依然としてプロペシアの処方・服用も行われています。 (※1)

プロペシアが効かない原因

AGA治療を受けている方々の中では、プロペシアに対して「効果を実感しにくい」「効いていないのではないか」という声が一部で上がっています。まずは、プロペシアが効かない原因として、どのようなことが考えられるのかを把握すると、解決策が見つかる可能性があるでしょう。

・AGAではない(プロペシアで治療できる脱毛症ではない)

プロペシアは、AGA専用の治療薬です。あらゆる薄毛の症状に対応する万能治療薬ではありません。その仕組みを簡単に説明すると、プロペシアに含まれる「フィナステリド」という成分が、髪の毛の寿命を縮めるII型5αリダクターゼという酵素の働きを抑制することで、効果を発揮します。つまり、他の脱毛症の原因に作用する薬ではないため、AGAかどうかの医学的判断のもと処方されていることが肝心です。

AGA以外の脱毛症には、円形脱毛症やびまん性脱毛症、脂漏性脱毛症、ひこう性脱毛症などがあります。これらの脱毛症とAGAが合併して発症しているケースもあるため、AGAの治療とは別の治療が必要な場合もあります。

・服用を始めて間もない

プロペシアの効果の有無を判断できるのは、飲み始めて3~6か月が経過した頃です。AGAの治療薬には、毛髪のサイクルも関係するため、即効性は期待できません。AGAを発症すると、髪の毛の寿命が短くなり、十分に太くコシのある髪の毛に成長しないうちに抜けやすくなります。

プロペシアは、短くなった毛髪の寿命を正常に戻すための薬です。正常な状態で生えてきた髪の毛も、伸びるまでには時間がかかるため、すぐに効果を実感することはできません。早く効果を実感する人は3か月とも言われていますが、少なくとも6か月は飲み続けて判断するのが一般的です。

・初期脱毛と勘違いしている

プロペシアを飲み始めると、かえって脱毛が進んだと感じる人もいます。これは、初期脱毛という現象で、AGAによって弱くなった髪の毛が治療により抜けて、新しく元気な髪の毛を生やすための準備をしている状態です。つまり、人によっては一時的に抜け毛が多くなる可能性もありますが、異常な状態ではありません。

・正規品ではない(個人輸入品など)

プロペシアは、AGA治療を行う医療機関で処方されるのが一般的です。しかし、インターネットを介して個人輸入品として購入することも可能です。AGAは自由診療のため、健康保険適用外になり、医療費が高額となりがちです。少しでも安価にプロペシアを入手しようとして、個人輸入で購入する方もいらっしゃいます。

しかし、正規品ではない薬は、成分の配合が異なる偽物の可能性もあり、期待した効果が得られない、副作用のリスクが高まるなど、デメリットが大きいため注意が必要です。

・女性だから

AGAは男性型脱毛症と呼ばれることから、女性にはない症状だと思う人も多いです。女性の場合は、FAGA(女性男性型脱毛症)と呼ばれる、薄毛に悩んでいる人もいます。FAGAには、AGAという呼び名が使われてはいますが、男性のAGAとは特徴が異なり、症状の出方も違います。

女性の薄毛の原因は様々な要因が考えられますが、加齢やホルモンバランスの乱れが影響することも多いと言われています。FAGAに関しても、まだ原因の特定には至っていません。

女性がプロペシアを病院で処方されることはありません。プロペシアのインタビューフォームでは、女性への有用性が認められないと記載されており、さらに副作用のリスクもあります。プロペシアは、個人輸入という形でインターネットから購入することも可能なことから、女性の場合は注意が必要です。

プロペシアが効かない時の対処法

プロペシアを飲んでいて効果を感じない時には、上記の原因からみて適切な対処を試みましょう。

AGAかどうかの確認

プロペシアの効果が発揮できるAGAによる脱毛・薄毛かどうかの判断をしてみましょう。プロペシアを病院で処方してもらった場合は、医師による診断があるため、これ以上の判断はできないかもしれません。

主に自己判断でプロペシアを個人輸入している場合は、今一度AGAの症状に当てはまるのか、セルフチェックをしてみるとよいでしょう。もちろん、受診をして医師の診察を受けることが大切です。 (※2)

医療機関で相談する

AGAでも、人によって効果の現れかたは異なります。体質的に効きにくいケースもあるため、6か月を経過しても効果が得られないと感じた場合は、あらためて治療方針について医師に相談することをおすすめします。

プロペシアの効き目が不十分だった場合は、他の治療薬を処方してもらったり、別の治療法を試したりなどのアドバイスが受けられます。

医療機関で正規品を処方してもらう

プロペシアをインターネット等で個人輸入した場合、正規品でない可能性も考えられます。副作用などのリスクもあるため、医療機関で正規品を処方してもらうことをおすすめします。

服用上の注意点

プロペシアは、早く効果を得たいからといって一度に大量に飲んでも効果はありません。治療薬はプロペシアに限らず、定められた方法で飲むことが大切です。

用法用量を守る

プロペシアは、0.2gを1日1回飲むこととし、量を増やす場合は上限1mgまでと決められています。個人で判断するのではなく、医師の処方どおりに飲みましょう。

間がない時は継続して飲む

プロペシアの効果の有無が検証できるのは、飲み始めてから6か月が経過した頃です。6か月迎えるまでは、毎日欠かさず飲みましょう。 (※1)

プロペシアは医師の指示のもと、用法・用量を守って飲むことが肝心

今回は、プロペシアが効かない時に考えられる原因と、その対処法、服用上の注意点についてご紹介しました。プロペシアの効果の出方は人それぞれですが、比較的高い割合で効果を実感する人がいると言われています。効果の有無を見極めるには、正しい方法で、医師の処方どおりに服用することが肝心です。

AGAは20代の男性でも発症すると言われており、年齢が上がるとともに発症割合や程度が増加する、珍しくない症状です。治療を希望する場合は、早い段階で医療機関を受診することをおすすめします。

参考URL

※1)MSD株式会社「プロペシア錠0.2mg/1mg 医薬品インタビューフォーム」
www.info.pmda.go.jp/go/interview/2/170050_249900XF1021_2_015_1F
※2)MSD株式会社「AGAセルフチェック」
http://www.aga-news.jp/sp/self_check/index.xhtml