プロペシア

プロペシアが効かない!? その原因と対策

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AGA治療薬として広く利用されているプロペシア。国内の臨床試験では98%の被験者が薄毛が改善された(※1)、あるいは進行が止まったと感じている結果もあります。
ところが、そんなプロペシアを服用しても効果が実感できないケースもみられます。プロペシアが効かない原因はどこにあり、どう対処すればいいのでしょうか。そこで今回は、プロペシアが効かない場合の原因と対策についてご紹介します。

プロペシアが効かない原因は主に3つ

プロペシアの効果が発揮されない原因は、主に3つあります。5αリダクターゼⅠ型が原因の薄毛である場合や、男性ホルモン受容体の感受性が問題となっている場合、そしてAGA以外の薄毛症状である場合です。プロペシアが効かない薄毛を改善するためにはその原因を特定し、それぞれに合わせた対策を施す必要があります。

5αリダクターゼⅠ型が薄毛の原因の場合

5αリダクターゼは、テストステロンをジヒドロテストステロンへと変化させる働きをもつ、AGA深刻化の原因となる酵素です。この酵素には、Ⅰ型とⅡ型の2種類があります。

プロペシアは5αリダクターゼの働きを抑制するための薬ですが、抑制できるのは5αリダクターゼⅡ型のみです。すなわち、プロペシアは5αリダクターゼⅠ型を抑制する効果はもっていません。

5αリダクターゼⅠ型が原因となっている薄毛の場合、5αリダクターゼⅠ型に効果のあるAGA治療薬を使用することで対応が可能です。例えば、AGA治療薬のザガーロはⅠ型とⅡ型の両方の5αリダクターゼに効果をもちます。(※2)

男性ホルモン受容体の感受性の弱さが原因の場合

AGAは、ジヒドロテストステロンが毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体と結びつくことによって起こるヘアサイクルの崩壊によって発生します。なお、男性ホルモン受容体のジヒドロテストステロンの感受性の強さには個人差があります。(※3)遺伝子検査を受けることで、将来のAGA発症予測と薬剤の効きやすさがわかります。まずは専門の医師に相談してみるとよいでしょう。

AGA以外の脱毛症の場合

薄毛が円形脱毛症やびまん性脱毛症などAGA以外の脱毛症を起因として発生している場合は、プロペシアの効果は発揮されません。

薄毛の原因がAGAであるのかそれ以外であるかについては、医師の診断を受けなければ分からないため、誤った治療方法を取らないためにも医師の診断を受けることが大切です。医師の診断の必要のない個人通販などでプロペシアを入手するようなことは避けなければなりません。

まとめ

5αリダクターゼⅠ型に薄毛の原因がある場合は、ザガーロなどのⅠ型を抑制する治療薬を使用しましょう。薄毛の原因がAGA以外の脱毛症にある場合は、プロペシアの服用を中止して医師の診断を受けることが大切です。

 

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参考記事

※1)MSD <国内データ 3年>臨床成績|5α還元酵素阻害薬 プロペシア
https://www.msdconnect.jp/products/propecia/medical_3y.xhtml

※2)PMDA ザガーロカプセル
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/249900AM1023_1_05/

※3)アンファー研究所 アンドロゲンレセプターの遺伝子検査 | 研究・開発レポート
https://www.angfa.jp/development/?p=654