ミノキシジル

ミノキシジルとプロペシアは併用可能?その効果は?

AGA(男性型脱毛症)の治療に効果的な成分として知られる「ミノキシジル」と「フィナステリド」(医薬品「プロペシア」)。(※1) 様々な治療法を試すことによって少しでも早くAGAを改善したいと考えている人にとっては、ミノキシジルとプロペシアは併用可能かどうかは気になるポイントといえるかもしれません。
そこで今回は、ミノキシジルとプロペシアの併用や効果の現れ方や、2剤の役割の違いなどについてご紹介します。

ミノキシジルとプロペシアは併用可能

2_blood-pressure-1006791_1920結論からいえば、ミノキシジルとプロペシアの併用は広く行われているため併用可能といえるようです。(※2) この2剤の併用について、併用による危険性についてプロペシアの添付文書にその旨の記載もありません(※3) そのため、2剤の併用は問題ないということが考えられるでしょう。

 

ミノキシジルは血流改善などによってヘアサイクルを改善する

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ミノキシジルは「細胞増殖/細胞成長因子産生」「毛細胞アポトーシス抑制」「血流改善」などの作用から髪のヘアサイクルをAGAの短い状態から通常の状態に戻すというメカニズムのあるAGA治療薬です。(※4) AGAは通常2~6年のヘアサイクルが短くなることで、髪の毛が十分成長する前に早く抜け落ちしまうという状態になりおきています。(※5) そのため、前述したようなミノキシジルの作用によって髪の毛のヘアサイクルを通常の状態に戻すことでAGAの症状を改善することが見込めるといえるでしょう。

プロペシアはジヒドロテストステロンの働きを抑え、アサイクルを改善する

医薬品プロペシアの主成分であるフィナステリドは、5αリダクターゼという酵素の働きを阻害する作用を持っています。5αリダクターゼとは、男性ホルモンであるテストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)という抜け毛を促進する物質へと変換するカギになる酵素です。プロペシアはこの5αリダクターゼの働き阻害し、ジヒドロテストステロンの生成を防ぐため、ヘアサイクルが短くなってしまうことを食い止めることができるのです。(※3)

このように、ミノキシジルとプロペシアはそれぞれ別の作用を持っています。

まとめ

ミノキシジルとプロペシアの併用は、AGA治療の際に使用されている治療法の一つです。(※2) 前述のとおり作用機序がそれぞれ異なります。実際の治療は専門の医師の指導が必要となりますが、もし併用を検討される場合は治療の際にその旨を医師に伝えてみるのも方法の一つでしょう。

 

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参考記事

※1)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

※2)男性型脱毛症治療の現状と今後の展望
https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/133/2/133_2_78/_pdf

※3)プロペシア添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/249900XF1021_2_08/

※4)ミノキシジルの発毛作用について
https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/119/3/119_3_167/_pdf

※5)MSD、AGA-News、髪の毛って何
http://www.aga-news.jp/secure/about_hair/index.xhtml