ミノキシジル

ミノキシジルとプロペシアは併用可能?その効果は?

AGA(男性型脱毛症)の治療に効果的な成分として知られる「ミノキシジル」と「フィナステリド」(医薬品「プロペシア」)。より効果の高い治療法によって少しでも早くAGAを改善したいと考えている人にとって、ミノキシジルとプロペシアが併用可能かどうかは気になるポイントです。
そこで今回は、ミノキシジルとプロペシアの併用や効果の現れ方や、2剤の役割の違いなどについてご紹介します。

ミノキシジルとプロペシアは併用可能

2_blood-pressure-1006791_1920結論からいえば、ミノキシジルとプロペシアは併用することができます。この2剤の併用は薄毛治療専門クリニックや皮膚科などの医療機関でも推奨されているもので、併用による危険性がないこと、併用によって相乗効果があることが実績によって確認されています。

ミノキシジルとプロペシアが併用可能なのは、ふたつの薬の作用機序が異なることに起因しています。それぞれ薄毛の原因に対して異なる方向からアプローチするため、互いの作用を邪魔することがないのです。

ミノキシジルの役割は「発毛・育毛促進」

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ミノキシジルは、狭くなった血管を拡張して血を通いやすくする作用を持つ成分です。多くの場合、薄毛が起こっている頭皮は毛細血管が血行不良に陥っています。頭皮が血行不良の状態になると毛包に十分な酸素や栄養素を供給できず、毛を作る機能がストップしたり、毛の成長のサイクルが狂ったりして薄毛が起こります。このような慢性的な血行不良状態がミノキシジルの血行促進効果によって少しずつ改善されることによって、発毛・育毛しやすい頭皮環境が回復していくのです。

プロペシアの役割は「脱毛防止」

医薬品プロペシアの主成分であるフィナステリドは、5αリダクターゼという成分の働きを阻害する作用を持っています。5αリダクターゼとは、男性ホルモンであるテストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)という抜け毛を促進する物質へと変換するカギになる酵素です。プロペシアはこの5αリダクターゼの働き阻害し、ジヒドロテストステロンの生成を防ぐため、脱毛の進行を食い止めることができるのです。

このように、ミノキシジルとプロペシアはそれぞれ「発毛・育毛促進」「抜け毛防止」という別の効果を持っています。2成分の作用機序はそれぞれ異なるため、効果を打ち消し合うことがありません。むしろ相乗効果によってAGAの早期改善が可能となると考えられているのです。

ミノキシジルとの併用禁忌薬はある?

ミノキシジル使用の際に気をつけたい併用禁忌薬として、血圧降下剤(降圧剤)があげられます。ミノキシジルの主な作用は、上述したように血管の拡張による血流改善です。血流が改善されると血圧が低下するため、血圧降下剤と併用すると必要以上に血圧を下げすぎてしまう恐れがあります。血圧に問題を抱えている方、血圧降下剤を使用している方は、必ず医師に相談した上でミノキシジルの使用を検討するようにしましょう。同様の理由で、ミノキシジルの使用時には血管拡張作用のあるアルコールの摂取にも十分気をつける必要があります。

また、ミノキシジル外用薬を使用する場合は、他の外用薬を併用するとミノキシジルの吸収を妨げる恐れがありますので注意が必要です。

まとめ

ミノキシジルとプロペシアの併用は、多くのAGA治療専門機関で推奨されている標準的な治療法です。作用機序が異なることから、併用によって効果が阻害されることはありません。少しでも効果の強い治療を受けたい方、ミノキシジル単体の使用で効果に満足できなかった方は、ぜひ併用をご検討ください。