プロペシア

プロペシアは薄毛に効果あり?副作用や飲み方、ジェネリック医薬品について

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数ある薄毛治療薬の中でも、プロペシアは厚生労働省に承認された数少ない薬の一つです。国内には同様にミノキシジルという薄毛治療の薬があり、そのミノキシジルとプロペシアにはどのような違いがあるのか。そして、プロペシアを服用する上で、絶対に知っておかねばならない副作用、そしてジェネリック薬品の情報もご紹介します。

目次※知りたい情報をクリック

プロペシアとは?

プロペシアとはAGA(男性型脱毛症)の治療薬のことです。アメリカのメルク社の開発し、一般名フィナステリドとして世界60ヶ国以上で承認を受けています。日本ではMSD株式会社が2001年から臨床実験を行い、2005年から厚生労働省の製造販売承認を取得し販売されています。プロペシアには薄毛治療の効果とともに、さまざまなリスクがあるのも事実です。正しい知識を持った上で服用することが重要です。(※1)

プロペシアの効果

薄毛治療に使われるプロペシアですが、どうして薄毛に効果があるのでしょうか。薄毛の仕組みから、実際にプロペシアがどのように作用して薄毛の症状を改善するのか、そのメカニズムをご紹介します。

AGAの仕組み

プロペシアがなぜAGAに作用するのかを説明する前に、AGAの仕組みをご紹介します。AGAとは、前頭部から頭頂部にかけて頭髪が薄くなる薄毛の種類ですが、その原因はテストロテンと呼ばれる男性ホルモンの一種がAGAの原因となるホルモンに変換されることです。(※2)

このテストロテンの一部が毛乳頭細胞に取り込まれる過程で、5αリダクターゼという変換酵素と出会い、より活性の強いジヒドロテストステロンという成分に変換されます。ジヒドロテストステロンは通称DHTと呼ばれる悪玉男性ホルモンです。(※3)

このDHTがその後、毛乳頭細胞内の男性ホルモン受容体に結びつくことで更にTGF-βという脱毛因子として毛母細胞の自然死を促すシグナルとなります。これが脱毛を促進させる原因だと考えられています。

プロペシアの効果

プロペシアはこの脱毛の原因が生じる過程における5αリダクターゼという酵素の働きを阻害する効果があります。

テストロテンという男性ホルモンの一種が、5αリダクターゼの働きによってジヒドロテストステロンという男性ホルモンに変換される働きを抑えます。この変換を阻止することで脱毛のシグナルが発せられにくくなります。それにより、ヘアサイクルを健康に保つことができるため、プロペシアは薄毛の治療に使われるのです。(※3)

プロペシアとミノキシジルとの違い

 

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国内で流通している薄毛治療薬には、ミノキシジルという、プロペシアと同様に厚生労働省に承認された薬品があります。

このミノキシジルとプロペシアの大きな違いはその効果にあります。 男性ホルモンに働きかける5αリダクターゼという、薄毛の原因を抑制することでヘアサイクルを正常に保つプロペシアに対して、ミノキシジルは発毛自体を促す効果があります。

ミノキシジルはもともと血圧を下げるための薬として開発された経緯があります。

その副作用として全身の体毛が濃くなることが認められ、発毛薬としての研究がはじまり実用されるようになりました。この性質の違いから、薄毛治療に併用する方もいます。(※4)

プロペシアの飲み方

薄毛治療薬によっては「食前〇時間前までに服用する必要がある」などの決まりがあるものがありますが、プロペシアにはありません。ただ、効果的な服用方法は毎日決まった時間に飲むことです。これは、プロペシアの主成分の効果が24時間以内と限定されているためです。24時間をすぎると服用する意味がなくなるので、必ず1日1回服用しましょう。 ただ、副作用や効果にバラつきが出てしまうことがあるので、服用を忘れてしまっても、まとめて飲むのは避けましょう。(※5)

プロペシアの副作用

 

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プロペシアには以下のような副作用があります。副作用自体の出現はまれであるとされていますが、実際にプロペシアを服用中にそれらしい症状が出た場合は、服用を一度止め、医師に相談する必要があります。(※6)

副作用 主な症状 対策
性機能障害の可能性 性欲減退、勃起不全 専門医への相談
アレルギー反応 痒み、湿疹などの皮膚の異常 医師への相談、使用停止
肝機能障害 だるさや、皮膚の黄疸の出現 初診の血液検査、医師相談
その他 抑うつ、乳房圧痛、乳房肥大 服用の中止、医師へ相談

プロペシアにジェネリック医薬品はある?

薬にはジェネリックというものがあります。ジェネリック医薬品は同じ効果を持ちながら、安価であるために、上手に活用することで、経済的にやさしく治療に臨むことが可能です。そんなプロペシアのジェネリック医薬品についてご紹介します。

ジェネリック医薬品とは

ジェネリック医薬品とは、厚生労働省の承認を得て製造される医薬品で、病院や薬局などでも処方、販売されています。成分自体は新薬と同じ成分を含んでいるため、同じ効果を期待できることと、新薬に比べて安価で手に入るというメリットがあるのが特徴です。

ジェネリック医薬品は新薬が発売されてから十年以上経過してから開発されるため、味の改良、小型化、飲みやすさなどの特徴もあります。メリットと特徴を踏まえ、医療機関などに相談して利用するとよいでしょう。(※7)

プロペシアのジェネリック医薬品は普及している

プロペシアのジェネリック医薬品は国内でも多く普及しています。また、ジェネリック医薬品は厚生労働省の承認を受け、国内で製造・販売している製品以外にも、海外で製造・販売されているものもあります。それらはインターネットで簡単に購入することができます。

しかし、製造元の確証がなかったり、ジェネリックと謳って、実際はまったく違う薬品を売っていたりする粗悪な業者も一部には存在します。素人では判別が難しいのが現状です。確実な効果を期待するだけでなく、健康被害も考えた上で、必ず信頼できる医療機関で処方してもらうようにしましょう。(※8)

プロペシアの効果や副作用への理解を高め、安心の薄毛治療を受けよう

プロペシアの効果やミノキシジルとの違い、飲み方、副作用などについてご紹介しました。プロペシアもミノキシジルも薄毛治療の薬として厚生労働省に承認された薬です。しかし、ミノキシジルは降圧剤として開発された経緯があり、発毛自体を促す効果があるのに対して、プロペシアは、発毛のサイクルを阻害する男性ホルモンの生成を食い止めることで、発毛サイクルを健康に保つ効果がありました。

プロペシアや、ミノキシジルは決して安価な薬ではなく、長い期間根気よく続ける必要があるため、インターネットで個人購入する人も多いです。しかし、副作用や、薬そのものの信頼性を担保する意味でも専門の医院にて正しい知識を持って、服用する方がよいでしょう。

参考URL

※1)GSK「AGA」 http://hatsumo-web.jp/aga_dictionary/word/aga.html

※2)ヘアメディカル「実感なし?効果の出る期間は?服用前に知りたいプロペシアの発毛治療」(プロペシアの効果) https://www.hairmedical.com/propecia-kouka/

※3)メンズへルスクリニック東京「プロペシアとミノキシジルの違いとは?」 https://www.menshealth-tokyo.com/aga/column/difference_propecia_minoxidil

※4)プロペシア錠 添付文書 https://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00051088.pdf

※5)厳選AGA「【医師監修】プロペシアには恐ろしい副作用がある?!効果と副作用まとめ」 https://aga-pro.jp/columns/224

※6)第一三共エスファ株式会社「ジェネリック医薬品とは」 https://www.daiichisankyo-ep.co.jp/whats_generic/

プロペシア

プロペシアは、AGAの予防・改善に使用される治療薬であり、皮膚科やAGA治療を専門として扱う病院で処方されています。

アロビックス

アロビックス液とは、塗布タイプの脱毛治療薬です。患部に直接塗布することで、毛根の血行をよくして抜け毛を抑制し、発毛を促す効果があるためプロペシアとの併用が効果的といわれています。

アロビックスについて詳しくはこちら

ザガーロ

ザガーロはAGAの原因であるジヒドロテストステロン(DHT)の産生を強力に抑制することで、薄毛や脱毛の治療効果を発揮します。AGA専門クリニックや男性外来を中心とする、国内の医療機関で処方されています。