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自毛植毛のデメリット5選！より推奨されているAGA治療薬も紹介
最終更新日：
薄毛治療の一つに、自毛植毛があります。しかし、自毛植毛にはおすすめできないデメリットがあります。今回は、自毛植毛のメリットと効果を説明したうえで、自毛植毛をおすすめしないデメリットと他の治療方法について解説します。
目次※知りたい情報をクリック
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自毛植毛のデメリット
自毛植毛は、一般的に治療費が高く新しい毛が生え揃うまで時間がかかるうえに施術部分の傷口が目立ってしまうというデメリットがあります。また、移植した毛根が生着しない可能性があり、移植回数や本数にも制限があるため注意が必要です。
治療費が高い
自毛植毛は、薄毛治療の中でも高額な治療法の一つです。
自毛植毛の治療費は、クリニックによって異なりますが、数十万円〜数百万円前後になることも珍しくありません。ミノキシジルやプロペシア(フィナステリド)、ザガーロ(デュタステリド)といったAGAの治療薬を用いた治療に比べて高額であるといえます。
また、自毛植毛の医療費は保険適用外のため全額自己負担です。自毛植毛の平均契約金額はおよそ100万円となっており、他のAGAの治療方法と比較しても高額であるといえます。
| 医療サービス | 平均契約金額 | ||
|---|---|---|---|
| 人工(※自毛)植毛 | 1,056,417円 |
(※1)
新しい毛が生え揃うまで時間がかかる
自毛植毛をおこなうには手術が必要です。自毛植毛は薄毛やハゲを改善するための治療法の一つで、自身の頭皮から取った健康的な毛髪を薄毛部分に植え付けて、自然な髪の毛を復活させる治療法です。
自毛植毛は外科手術であり、傷口ができるため施術部分に傷跡が残る可能性があります。傷口が目立つ原因は、植毛時に取った毛根を植え付ける際に頭皮に細かい切開を行うためです。手術後に傷口の赤みや腫れ、かさぶたができる場合がありますが、この状態が長引くと傷跡が目立つことがあります。
かさぶたを自己判断で取り除いたり、強くこすったりすると傷口が開いたりすると炎症を引き起こす可能性があるため、特に注意が必要です。
10%の確率で移植した毛根が生着しない
自毛植毛は日本皮膚学会が推奨するAGA治療法の一つですが、誰でも100%の効果が保証された治療法ではありません。実際、10%の確率で移植した毛根が生着せず、髪の毛が生えてこない恐れもあります。
髪の毛が生着しない現象は施術医の技術によるものではなく、原因もまだ完全には解明されていません。移植した毛髪が自然な見た目を保つためには、生着率が重要な要素となります。
高額な医療費をかけて自毛植毛を選択したとしても10%の確率で生着しないことを考えれば、内服治療や外用薬をもちいたAGAの治療のほうがコストパフォーマンスに優れているといえます。
(※2)
移植回数や本数に制限がある
自毛植毛には、移植回数や本数に制限があります。薄毛の進行度によって異なりますが、一般的には生涯で自毛植毛が可能な回数は3〜6回、本数は10,000〜15,000本程度とされています。移植に必要な毛根を確保するためには、一定期間を空けてから再度移植をする必要があります。また、一度に多数の毛根を移植すると生着率が低下する可能性が高くなるため、本数にも制限が設けられています。
自毛植毛は、移植してからもアフターケアや術後の生活習慣に気を配る必要があります。自毛植毛は自分自身の髪の毛を移植するため自然な見た目を保つことができますが、移植回数や本数に限界があるというデメリットがあります。
(※1)
自毛植毛のメリット
自毛植毛は、自分自身の髪の毛を移植する手術のため、副作用のリスクが低く安全性が高いのがメリットです。移植した髪の毛は自分自身のものであるため、自然な仕上がりを期待できます。
自然な仕上がりを期待できる
自毛植毛は、かつらに比べて自然な仕上がりを期待できます。自毛植毛の最大のメリットは、移植された髪の毛が自然で外見的な違和感が少ないことです。
さらに、自毛植毛はメンテナンスが不要であることも魅力の一つです。移植毛が定着すれば、髪の毛が抜け落ちてもまた新しい毛が生え続けるため、薄毛になる前のようにシャンプーやヘアスタイリングを楽しむことができます。
定期的なメンテナンスや補充が必要なかつらと比べると、自毛植毛は手間をかけずに長期的に美しい髪を維持することができます。
副作用のリスクが低く、安全性が高い
自毛植毛は、日本皮膚学会のAGA治療ガイドラインでミノキシジルやプロペシア(フィナステリド)、ザガーロ(デュタステリド)といった内服薬や外用薬をもちいた治療方法に次ぐ治療法として推奨されています。
自毛植毛は、自身の髪の毛を移植するため副作用のリスクが低く、安全性が高い治療法といえます。また、世界中で実施されているため技術的な面でも確立されているため、高い成功率が報告されています。
自毛植毛の手術自体は、麻酔下で行われます。手術中に出血が生じた場合は、止血処置が行われます。手術後に痛みや腫れが生じることがありますが、通常は軽度で、数日から1週間程度で解消します。
(※2)
毛根が消失していても効果を期待できる
毛根が消失している場合、ミノキシジルやプロペシア(フィナステリド)、ザガーロ(デュタステリド)といったAGA治療薬をつかった発毛治療が難しくなります。毛根が消失してしまうと、新しい毛根を生成することができなくなるため、AGA治療薬による新しい毛の生え際を増やす効果が期待できなくなります。
しかし、自毛植毛は毛根が完全に消失していても発毛効果が期待できます。自毛植毛は、健康な毛根を患部に移植するため、毛根が消失してしまっている場合でも新しい毛を生やすことができる可能性があります。自毛植毛は毛根が消失していても効果を期待できる点が、AGA治療薬と異なるメリットの一つです。
(※3)
自毛植毛をおすすめする人
自毛植毛をおすすめする人は、AGA治療薬を医師の指示のもと一定期間試しても効果が出なかった人や、AGAが進行してしまっている人です。AGA治療薬では発毛効果を得られる可能性が低いため自毛植毛をおすすめします。
AGA治療薬で効果が出なかった人
ミノキシジルやプロペシア(フィナステリド)、ザガーロ(デュタステリド)などのAGA治療薬を1年以上継続的に使っても薄毛や抜け毛の改善効果が見られないのであれば、自毛植毛をおすすめします。自毛植毛は、自分自身の髪の毛を薄くなった部分に移植する治療法であり、毛根が消失していても効果が期待できます。
AGA治療薬は基本的に半年から1年程度で効果が実感できるとされていますが、人によっては効果が出ない場合もあります。そのため、治療方法の変更を検討する際には、必ず医師に相談しましょう。医師は、個々の症状や生活環境、治療歴などを考慮して適切な治療法を提案してくれます。
(※4、5、6)
AGAが進行してしまっている人
AGAが進行してしまっている方であれば、毛根が消失してしまっていることがあるためミノキシジルやプロペシア(フィナステリド)、ザガーロ(デュタステリド)などのAGA治療薬を使っても発毛効果を得られない可能性があります。
自毛植毛は、健康な毛根を移植する方法なので毛根が消失してしまっていても発毛効果を得ることができます。ただし、自毛植毛は手術というリスクを伴うため、事前に医師と相談し治療の適応を判断することが大切です。また、自毛植毛は一度の手術で完了するものではなく、複数回の手術が必要となる場合があります。
AGA治療薬で効果が出なかったからといって、すぐに自毛植毛を検討するのではなく、AGA治療薬の増量をおこないながら、ストレスや生活習慣の改善、適切な食事摂取といった総合的なアプローチをおこなうことが重要です。
自毛植毛をおすすめしない人
AGA治療をこれからはじめる人や、費用面に不安がある人、そもそも毛量自体が少ない人は自毛植毛をおすすめしません。それぞれ詳しく解説します。
AGA治療をこれからはじめる人
AGAは、DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの影響によって引き起こされる頭頂部や前頭部の脱毛症です。AGA治療をこれからはじめる場合、まずはミノキシジル、プロペシア(フィナステリド)、ザガーロ(デュタステリド)といった治療薬による方法をおすすめします。
ミノキシジルは、血管を拡張して血液の流れを増やすことによって、毛根に栄養を供給することができます。プロペシア(フィナステリド)とザガーロ(デュタステリド)は、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を阻害できます。
日本皮膚学会のAGA治療ガイドラインでも、自毛植毛は「他の選択肢がない場合に使用することが推奨される」という趣旨の文章があります。AGA治療をこれからはじめるのであれば、まずは内服薬や外用薬をもちいた方法を試してみましょう。
(※2)
費用面に不安がある人
自毛植毛をおこなうためには、まとまったお金が必要になります。自毛植毛の費用は、一般的には数十万円から数百万円に及ぶことがあります。また、保険も適用されないため、費用の負担が大きいことが特徴です。
自毛植毛にかかる費用が高額と感じる人には、自毛植毛はおすすめできません。費用の負担が大きくなるため、費用を分割払いすることができるクレジットカードやローンの利用も慎重に考える必要があります。
内服薬や外用薬を使用した方が自毛植毛よりも費用が安く、負担が少ないため、費用面で悩んでいる人であれば薬剤をつかったAGA治療をおすすめします。
そもそも毛量自体が少ない人
自毛植毛は、健康な毛髪がある部位から薄毛が気になる部分に自身の毛髪を移植することで薄毛の部分を改善する方法です。健康な毛髪がある部位があることが前提となっているため、毛量自体が少ない人は自毛植毛が難しい場合があります。
自毛植毛は、一般的に側頭部や後頭部の毛髪を移植元として使用しますが、この部分に髪が残っていない場合は、自毛植毛が行えません。
毛量自体が少ない人は、自毛植毛の適応基準を満たすことができない場合があります。特に、進行したAGAによって毛髪が薄くなっている場合は、移植元となる側頭部や後頭部の毛髪も薄くなっている傾向があります。
自毛植毛より推奨されている治療方法
日本皮膚学会のAGA治療ガイドラインでは、プロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)などの内服薬や、ミノキシジルを用いたAGA治療を「推奨度A(行うことを強く薦める)としています。AGAの治療は、内服薬や外用薬を用いて治療することが第一選択です。
プロペシア(フィナステリド)
プロペシアは、フィナステリドを主成分としている2005年から販売された国内初のAGA治療薬です。フィナステリドは、脱毛因子の原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成に必要な5αリダクターゼを阻害します。
プロペシア(フィナステリド)の主な副作用は「初期脱毛」「勃起不全」「性欲減退」「肝機能障害」「うつ症状」が報告されていますが、副作用発現率は1.0％～5.0％と非常に低いのが特徴で、一般的な内服薬と比べても比較的安全性の高い薬であるといえます。
ザガーロ(デュタステリド)
ザガーロは、フィナステリドを主成分としている2016年から販売されたAGA治療薬です。ザガーロ(デュタステリド)は、脱毛因子の原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成に必要な5αリダクターゼの「Ⅰ型・Ⅱ型」を阻害する薬で、プロペシア(フィナステリド)よりも阻害する酵素が多いのが特徴です。
プロペシア(フィナステリド)に比べて増毛本数が1.6倍だったという治験結果もあります。ザガーロ(デュタステリド)の主な副作用は「初期脱毛」「射精不全」「勃起不全」「性欲減退」「肝機能障害」が報告されています。
ザガーロ(デュタステリド)の副作用の発現率は1.0％～17.1％となっているため、肝疾患のある方や勃起不全の傾向がある方は医師と相談のうえで内服を開始することが重要です。
| 名称 | 効果 | ||
|---|---|---|---|
| ザガーロ(デュタステリド) | Ⅰ型とⅡ型の働きを阻害する | ||
| プロペシア(フィナステリド) | Ⅱ型のみ働きを阻害 |
ミノキシジル
ミノキシジルは、毛包に直接作用して細胞分裂の活性化と血流改善を促進することで、ハリやコシのある健康な髪の毛の育成を促す発毛剤です。ミノキシジルは発毛効果を認められた唯一の成分で、ミノキシジルの継続的な使用によって9割以上の方に薄毛の改善がみられたというデータもあります。
ミノキシジルは製品によってミノキシジル含有が違うため、AGA治療をおこなう場合は目的にあった濃度のものを選択するようにしましょう。日本では、ミノキシジル含有量最大5％までのあいだで様々なミノキシジル含有の市販薬がされています。
自毛植毛は有効なAGA治療の選択肢ですがまずは薬剤による治療をおすすめします。
自毛植毛は、手術技術が確率された有効なAGA治療の選択肢の一つです。しかし、自毛植毛には様々なリスクが存在します。AGA治療は、男性ホルモンが関連する脱毛症状のため内服薬や外用薬による治療が有効で費用対効果が高いといえます。AGA治療をはじめる際は、治療薬の使用から検討すること良いでしょう。
薄毛が気になったら、イースト駅前クリニックへご相談ください。イースト駅前クリニックは、2008年9月から現在までに累計200万人以上の治療実績があり、患者様一人ひとりに合わせたAGAの治療方法を提案いたします。全国の主要都市で展開しているため、薄毛が気になる方はお近くのイースト駅前クリニックへご相談ください。
参考URL
※1)国民生活センター、包茎手術、薄毛治療など、男性の美容医療トラブルに注意！
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20191121_1.pdf
※2)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
※3)臨床発毛医学の現状と展望 2018
http://waarm.or.jp/wp-content/uploads/2020/01/f24624d1105ea9c5391f31c2faa46f9a.pdf
※4)プロペシア添付文書
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/249900XF1021_3_01/
※5)ザガーロ、添付文書
https://www.info.pmda.go.jp/go/pdf/340278_249900AM1023_1_06
※6)ミノキシジルローション5%「JG」説明書
https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/otc/PDF/J1801000183_01_A.pdf
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プロペシアは世界初のAGA内服治療薬です。プロペシアはAGA治療で強く推奨されています。
プロペシア1mg
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プロペシアジェネリック
(フィナステリドジェネリック)
1mg 3,400円(税抜)／28錠
プロペシアジェネリック(フィナステリド錠)は、2015年に国内で製造販売が開始されたプロペシアジェネリックです。
プロペシアジェネリック1mg
3,400円(税抜)/28錠
ザガーロジェネリック
(デュタステリドジェネリック)
0.5mg 6,300円(税抜)／30錠
ザガーロジェネリック(デュタステリド錠)は、2020年に国内で製造開始されました。
ザガーロジェネリック0.5mg
6,300円(税抜)/30錠
アロビックス
※クリニックにより、処方価格が変わります。
アロビックス液とは、塗布タイプの脱毛治療薬です。患部に直接塗布することで、毛根の血行をよくして抜け毛を抑制し、発毛を促す効果があるためプロペシアとの併用が効果的といわれています。
アロビックス
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AGAについてのよくあるお問合せ
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プロペシアの主な副作用はなんですか？
-
国内で実施された臨床試験（1年）において、4.0%（276例中11例）に副作用（臨床検査値異常を含む）が認められております。主な症状はリビドー減退1.1%（3例）、勃起機能不全0.7%（2例）等でした。まれに食欲不振、全身倦怠感（肝機能障害）の症状があらわれる可能性があります。このような場合には、ご使用をおやめください。
-
プロペシアの作用機序について教えてください。
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テストステロンからDHT（ジヒドロテストステロン：抜け毛の原因物質）へ変換する酵素（5α-還元酵素II型）を阻害し、AGAの進行抑制・改善効果を発揮します。
-
服用中に献血をしても問題ないですか？
-
服用中の方は献血をすることができません。献血をしたい場合は、プロペシアは1ヵ月以上、ザガーロは6ヵ月以上服用を中止することが必要です。
