AGA専門外来

AGA治療薬比較表

現在、AGA治療薬には「今ある毛髪を守る」維持の薬と、「新しい毛髪を生やす」発毛の薬があります。
「プロペシア」「ザガーロ」「ミノキシジル」という薬を取り扱っておりますが、それぞれに特徴があり、効果の出方も違います。
それぞれの薬剤の効果や特徴を表にまとめました。

概要説明 世界初のAGA治療薬
1997年12月に承認されたプロペシアは、世界で初めて医師が処方する内服のAGA治療薬です。
用量 0.2mg、1mgの2種類(ジェネリックも同様)
先発品(プロペシア)、ジェネリックともに0.2mg、1mgの2種類がありますが、0.2mgは取り扱っていないこともあります。
成分 有効成分:フィナステリド
フィナステリドには、5αリダクターゼという酵素の働きを阻害する効果があります。
価格帯 先発品28錠で6,000円程度、ジェネリックは28錠で4,000円程度
価格は各クリニックによっても変わります。
効果 AGA症状の改善
Ⅱ型の5αリダクターゼの働きを阻害することで、ジヒドロテストステロンの生成を抑制します。
効果の現れ方 6ヶ月~1年程度で効果を実感
使用から数ヶ月で効果を実感できることもありますが、最低でも6ヶ月は使い続けることが大切です。(※2)
飲み方 1日1回服用する
プロペシアは、1日1回、1錠を服用します。
副作用 あり
発生頻度は低いが、主に性欲減退、勃起機能不全などの症状がみられることもあります。(※2)
併用禁忌 なし
プロペシアには併用禁忌はありません。
その他注意点 女性や未成年の服用は厳禁
妊娠またはその可能性がある女性、授乳中の女性が服用すると、男性胎児の生殖器官等の正常発育に影響が出る可能性(※2)があります。未成年の場合も、安全性が確立されていないことから服用禁止です。
概要説明 2番目に承認されたAGA治療薬
ザガーロは、プロペシアに次いで承認された、医師が処方する内服のAGA治療薬です。
用量 0.1mgと0.5mgの2種類
0.1mgと0.5mgの2種類がありますが、0.1mgに関しては取り扱っていないこともあります。
成分 有効成分:デュタステリド
デュタステリドには、5αリダクターゼという酵素の働きを阻害する効果があります。
価格帯 0.5mg30錠で9,000円程度
価格は各クリニックによっても変わります。
効果 AGA症状の改善
Ⅰ型およびⅡ型の5αリダクターゼの働きを阻害することで、ジヒドロテストステロンの生成を抑制します。
効果の現れ方 6ヶ月~1年程度で効果を実感
使用から数ヶ月で効果を実感できることもありますが、最低でも6ヶ月は使い続けることが大切です。(※3)
飲み方 1日1回服用する
ザガーロは、1日1回、1錠を服用します。
副作用 あり
発生頻度は低いが、主に性欲減退、勃起機能不全などの症状がみられることもあります。(※3)
併用禁忌 なし
ザガーロには併用禁忌はありません。ただし、CYP3A4阻害作用のある薬は併用注意となっています。
その他注意点 女性や未成年の服用および接触は厳禁
妊娠またはその可能性がある女性、授乳中の女性が服用すると、男性胎児の生殖器官等の正常発育に影響が出る可能性(※3)があります。未成年の場合も、安全性が確立されていないことから服用禁止です。また、経皮吸収されるためカプセルから漏れ出た薬剤にも触らないようにしましょう。
概要説明 一般用医薬品としても販売されている発毛剤
ミノキシジルは、一般用医薬品の発毛剤としても販売されている薬で、内服薬と外用薬の2種類があります。
※一般用医薬品は外用薬のみ、内服は未承認
用量 内服薬は5mg、外用薬は6%配合
成分 有効成分:ミノキシジル
ミノキシジルには、血管拡張作用や毛乳頭細胞・毛母細胞の活性化作用があります。
価格帯 内服薬5mg30錠で8,000円程度、外用薬60mlで5,500円程度
価格や用量は各クリニックによっても変わります。
効果 AGA症状の改善
毛乳頭細胞に働きかけることでアデノシンという成分を分泌させ、細胞増殖因子の産生を促して発毛を促進します。
効果の現れ方 6ヶ月~1年程度で効果を実感
使用から数ヶ月で効果を実感できることもありますが、最低でも6ヶ月は使い続けることが大切です。(※1)
飲み方 内服薬は1日1回服用、外用薬は1日2回塗布
ミノキシジルの内服薬は1日1回、1錠を服用します。外用薬は1日2回、患部に塗布します。
副作用 あり
内服薬では低血圧や動悸、全身の多毛症などの症状がみられることもあります。外用薬では塗布部分の痒みやかぶれ、発疹などの症状がみられることもあります。(※1)
併用禁忌

外用薬にはなし
外用薬のミノキシジルには併用禁忌はありません。

内服薬の併用禁忌
・心臓や腎臓や肝臓に疾患がある人
・甲状腺機能異常症や褐色細胞腫の人
・悪性腫瘍治療中の人

その他注意点

外用薬は日焼けした頭皮への塗布には注意が必要
日焼けした頭皮へ塗布する場合、ワセリンやトレチノインと併用すると過剰に吸収され、副作用がより強く出る可能性(※1)があります。

内服薬は、降圧薬内服中の人は注意が必要

ミノキシジルとの同時服用は避け4~6時間のタイムラグを置くこと。

商品名 プロペシア
プロペシアジェネリック
ザガーロ ミノキシジル
(内服薬・外用薬)
概要説明 世界初のAGA治療薬
1997年12月に承認されたプロペシアは、世界で初めて医師が処方する内服のAGA治療薬です。
2番目に承認されたAGA治療薬
ザガーロは、プロペシアに次いで承認された、医師が処方する内服のAGA治療薬です。
一般用医薬品としても販売されている発毛剤
ミノキシジルは、一般用医薬品の発毛剤としても販売されている薬で、内服薬と外用薬の2種類があります。
※一般用医薬品は外用薬のみ、内服は未承認
用量 0.2mg、1mgの2種類(ジェネリックも同様)
先発品(プロペシア)、ジェネリックともに0.2mg、1mgの2種類がありますが、0.2mgは取り扱っていないこともあります。
0.1mgと0.5mgの2種類
0.1mgと0.5mgの2種類がありますが、0.1mgに関しては取り扱っていないこともあります。
内服薬は5mg、外用薬は6%配合
成分 有効成分:フィナステリド
フィナステリドには、5αリダクターゼという酵素の働きを阻害する効果があります。
有効成分:デュタステリド
デュタステリドには、5αリダクターゼという酵素の働きを阻害する効果があります。
有効成分:ミノキシジル
ミノキシジルには、血管拡張作用や毛乳頭細胞・毛母細胞の活性化作用があります。
価格帯 先発品28錠で6,000円程度、ジェネリックは28錠で4,000円程度
価格は各クリニックによっても変わります。
0.5mg30錠で9,000円程度
価格は各クリニックによっても変わります。
内服薬5mg30錠で8,000円程度、外用薬60mlで5,500円程度
価格や用量は各クリニックによっても変わります。
効果 AGA症状の改善
Ⅱ型の5αリダクターゼの働きを阻害することで、ジヒドロテストステロンの生成を抑制します。
AGA症状の改善
Ⅰ型およびⅡ型の5αリダクターゼの働きを阻害することで、ジヒドロテストステロンの生成を抑制します。
AGA症状の改善
毛乳頭細胞に働きかけることでアデノシンという成分を分泌させ、細胞増殖因子の産生を促して発毛を促進します。
効果の現れ方 6ヶ月~1年程度で効果を実感
使用から数ヶ月で効果を実感できることもありますが、最低でも6ヶ月は使い続けることが大切です。(※2)
6ヶ月~1年程度で効果を実感
使用から数ヶ月で効果を実感できることもありますが、最低でも6ヶ月は使い続けることが大切です。(※3)
6ヶ月~1年程度で効果を実感
使用から数ヶ月で効果を実感できることもありますが、最低でも6ヶ月は使い続けることが大切です。(※1)
飲み方 1日1回服用する
プロペシアは、1日1回、1錠を服用します。
1日1回服用する
ザガーロは、1日1回、1錠を服用します。
内服薬は1日1回服用、外用薬は1日2回塗布
ミノキシジルの内服薬は1日1回、1錠を服用します。外用薬は1日2回、患部に塗布します。
副作用 あり
発生頻度は低いが、主に性欲減退、勃起機能不全などの症状がみられることもあります。(※2)
あり
発生頻度は低いが、主に性欲減退、勃起機能不全などの症状がみられることもあります。(※3)
あり
内服薬では低血圧や動悸、全身の多毛症などの症状がみられることもあります。外用薬では塗布部分の痒みやかぶれ、発疹などの症状がみられることもあります。(※1)
併用禁忌 なし
プロペシアには併用禁忌はありません。
なし
ザガーロには併用禁忌はありません。ただし、CYP3A4阻害作用のある薬は併用注意となっています。

外用薬にはなし
外用薬のミノキシジルには併用禁忌はありません。

内服薬の併用禁忌
・心臓や腎臓や肝臓に疾患がある人
・甲状腺機能異常症や褐色細胞腫の人
・悪性腫瘍治療中の人

その他注意点 女性や未成年の服用は厳禁
妊娠またはその可能性がある女性、授乳中の女性が服用すると、男性胎児の生殖器官等の正常発育に影響が出る可能性(※2)があります。未成年の場合も、安全性が確立されていないことから服用禁止です。
女性や未成年の服用および接触は厳禁
妊娠またはその可能性がある女性、授乳中の女性が服用すると、男性胎児の生殖器官等の正常発育に影響が出る可能性(※3)があります。未成年の場合も、安全性が確立されていないことから服用禁止です。また、経皮吸収されるためカプセルから漏れ出た薬剤にも触らないようにしましょう。

外用薬は日焼けした頭皮への塗布には注意が必要
日焼けした頭皮へ塗布する場合、ワセリンやトレチノインと併用すると過剰に吸収され、副作用がより強く出る可能性(※1)があります。

内服薬は、降圧薬内服中の人は注意が必要

ミノキシジルとの同時服用は避け4~6時間のタイムラグを置くこと。

各薬剤の作用の違い

プロペシア、プロペシアジェネリック

プロペシアの有効成分であるフィナステリドには、5αリダクターゼの働きを阻害する作用があります。
5αリダクターゼには、テストステロンをジヒドロテストステロンに変換する作用があり、このジヒドロテストステロンが男性ホルモン受容体と結合することで毛髪が退行期および休止期に以降するための信号が発せられます。つまり、ジヒドロテストステロンがAGA症状の主な原因となっているのです。5αリダクターゼの働きを阻害することでジヒドロテストステロンの生成を抑制することができるため、プロペシアはAGA症状を改善する効果が期待されるのです。

ザガーロ

ザガーロの有効成分であるデュタステリドには、プロペシアの有効成分であるフィナステリド同様5αリダクターゼの働きを阻害する作用があります。
ただし、フィナステリドとデュタステリドは全く同じ作用をするわけではありません。5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型のⅡ種類があり、フィナステリドはⅡ型の働きを阻害します。しかし、デュタステリドはⅠ型とⅡ型両方の5αリダクターゼの働きを阻害することができます。そのため、デュタステリドはAGA症状に対してより強く働きかけることができるのです。

ミノキシジル(内服薬 / 外用薬)

ミノキシジルは、もともと高血圧治療剤として開発されたものです。そのため、ミノキシジルには血管拡張作用があります。血管が拡張されると血流が増え、これによって毛髪に必要な酸素や栄養素がしっかりと行き渡るようになります。これが、育毛や発毛に効果的なのです。
また、ミノキシジルには発毛因子を増やす効果もあるとされています。毛乳頭細胞にミノキシジルが働きかけることで、アデノシンという成分が分泌されます。アデノシンはエネルギー伝達やシグナル運搬に関わる成分で、これによって細胞増殖因子の産生が促進されるのです。

発毛・育毛効果の違い

プロペシア、プロペシアジェネリック

プロペシアの有効成分であるフィナステリドは、男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)で推奨度Aという評価を得ています。このガイドラインはAGA治療に効果的だとされている治療方法それぞれに対する評価を示したもので、推奨度Aは行うよう強く勧められている治療法です。このことから、プロペシアの効果は非常に高い評価を得ていることがわかります。国内臨床試験では、プロペシア1mgを1年間投与した場合で58%、2年間で68%、3年間で78%の症状の改善が認められています。現状維持効果もそれぞれ40%、31%、20%となっています。(※2)

ザガーロ

ザガーロの有効成分であるデュタステリドはその臨床試験において、同じ5αリダクターゼ阻害作用のあるフィナステリドよりも高い治療効果があることが発表されています。(※3) 米国皮膚科学会によって行われた第Ⅱ相臨床試験ではⅡ型の5αリダクターゼに対して3倍、Ⅰ型に対しては100倍以上の効果があったとされています。(※3) また、発毛効果も約1.6倍であるという結果も出ているため、その発毛・育毛効果は注目されています。(※3)

ミノキシジル(内服薬 / 外用薬)

ミノキシジルも、同じく男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)において推奨度Aの評価を得ている薬です。ミノキシジルには医療用医薬品と市販品の2種類があり、それぞれで濃度が異なります。市販品は1%や5%、医療用医薬品は6%であり、濃度が高いほうが発毛・育毛効果が高いとされています。

副作用について

プロペシア、プロペシアジェネリック

プロペシアの副作用(※2)としては、主に性欲減退や勃起機能不全、射精障害といったものがあります。
これらの副作用が起こる確率はそれほど高くはなく、臨床試験では276例中11例、最も多かった性欲減退で1.1%という確率(※2)でした。
このほか、重篤な副作用(※2)として肝機能障害が発生する可能性もありますが、極稀なケースであるため基本的には気にしなくてもいいでしょう。ただし、何か異変を感じたらすぐに病院を受診してください。

ザガーロ

ザガーロの副作用(※3)はプロペシア同様、性欲減退や勃起機能不全、射精障害などが主な症状です。 臨床試験では勃起不全4.3%、性欲減退3.9%という確率(※3)ですが、本剤投与中止後も持続したとの報告(※3)があり、本剤との関連性や作用機序は不明です。何らかの症状が発生した際には医師に相談しましょう。

ミノキシジル(内服薬 / 外用薬)

ミノキシジルの副作用(※1)は、内服薬と外用薬で異なります。
内服薬の場合、もともと高血圧治療剤として開発されたことから、低血圧に陥る可能性があります。また、内服薬であることから全身に発毛・育毛効果が及ぶため、全身の体毛が濃くなる多毛症の可能性もあります。
外用薬の場合、肌に直接塗布することから痒みやかぶれ、発疹などが主な症状です。
また、血管拡張作用があることからむくみなども現れることがあります。日頃から血流が悪い場合は副作用(※1)が出やすいとも考えられているため、その点は注意しましょう。

薬剤の併用について

プロペシア、プロペシアジェネリック

プロペシアには、併用禁忌薬はありません。飲み合わせが悪くて問題が起こったという報告もないため、どのような薬剤でも一緒に使うことができます。ミノキシジルやアロビックス、育毛剤などを併用することで、より高い発毛・育毛効果が得られるともされています。これは、プロペシアとミノキシジル・アロビックスの作用機序が異なり、AGA治療に対して異なったアプローチをするからです。ただし、本人の体質や体調、使用している薬などにより、効果を強めたり弱めたりといった可能性は考えられます。別の薬を併用するときは、医師に相談しましょう。また同じ5αリダクターゼ阻害薬であるザガーロとの併用に関しては、より高い効果が得られるという十分な科学的根拠はありません。そのため、併用することはおすすめしません。

ザガーロ

ザガーロには併用禁忌薬はありませんが、併用注意薬としてケトコナゾールなどCYP3A4阻害作用のある薬が指定されています。併用すると、ザガーロの血中濃度が上昇する可能性があるからです。それ以外の薬であれば、併用しても概ね問題はないとされています。特に、プロペシア同様ミノキシジルやアロビックスを併用するとより高い効果が得られるとされているため、AGA治療で悩んでいる場合は検討してみるのもひとつの方法です。

ミノキシジル(内服薬 / 外用薬)

ミノキシジルの外用薬は、併用禁忌薬はありません。そのためほかの薬剤と同時に使用することができます。しかし、内服薬には併用できない場合もあるため、既往歴や服用中の薬剤を確認する必要があります。内服薬を希望の場合はまずは医師に相談しましょう。