EDコラム

ED治療にかかる費用は?治療の流れと治療内容別の目安コストを解説

最終更新日:

ED治療の費用はどのくらいかかるのか、気になりますよね?EDは薬物治療が一般的で、人によって治療期間や医療費が異なります。まずはED治療専門クリニックや泌尿器科などに相談することが重要です。今回はED治療の基礎知識や各種治療の内容、費用の目安を解説します。

目次※知りたい情報をクリック

ED治療の保険適用について

日本では、ED治療に関する検査・治療薬はすべて保険適用外です。一般的な病気やケガの治療は健康保険が適用され、患者の負担は医療費全額の1~3割で済みます。しかし、ED治療は美容整形や歯のインプラントなどと同じく保険適用外のため、医療費は患者の全額負担となります。したがって、治療を受ける際には費用の目安を知り、専門医に治療費の予算について相談されることをおすすめします。(※1)

ED治療の流れ

初めて病院に行く際は少し緊張しますよね。ここでは知っておきたい、一般的なED治療の流れ、内容について解説します。

1.受付
2.問診票・承諾書の記入
3.問診
4.採血・検査
5.治療薬の処方

1.受付

受付でED治療を希望していることを伝えます。EDは保険適用外となるため、保険証の提示は不要です。

2.問診票・承諾書の記入

ED治療薬には併用してはいけない薬もあるため、普段から服用している薬があれば問診票に必ず記入します。

3.問診

問診では、医師から勃起能力やEDの悩み、原因の手がかりについての質問があります。ズボンを脱いでの検診、触診は特別な場合を除いてありませんので、ご安心ください。

4.採血・検査

問診後にED治療薬が安全に服用できるかどうか、採血や検査を行う場合があります。

5.治療薬の処方

問診や検査を通して、患者に適したED治療薬が処方されます。(※22)

治療内容ごとの費用目安

EDの各治療法の概要、対象者、費用目安を紹介します。
※費用はすべて税別の目安です。参考程度にご覧ください。

薬物治療

ED治療は、問診・検査を受けた後にED治療薬を処方されるという流れが一般的です。最初に医師からEDの原因や勃起の悩みについて問診され、続いて血液検査や尿検査を通してED治療薬が安全に服用できるか否かを検査します。

・初診料:3,000円~4,500円
・再診料:1,500円~2,000円

現在、多くのクリニックや病院で処方されているED治療薬は次のとおりです。

治療薬 用量 参考価格
バイアグラ 50mg 1,500円/1錠
レビトラ 10mg
20mg
1,500円/1錠
2,000円/1錠
シアリス 20mg 2,000円/1錠
シルデナフィル 50mg 900円/1錠

例えば、初診でレビトラ110mgを33錠処方された場合の費用の目安は次の通りです。

初診料4,500円+薬剤料1,500円×3=9,000円

心理療法、カウンセリング

EDの原因は大きく分けて「機能性ED」と「器質性ED」の2種類。不安やストレスなど心理的・精神的な問題が原因の1つに数えられる機能性EDには、心理療法と呼ばれるカウンセリングが効果的です。

カウンセリングは、心療内科や精神科の医師がEDに悩む人の話を傾聴し、回復への意欲を保証する支持的な心理療法を施します。心理療法はEDに悩む本人だけでなく、パートナーの協力的な対応が取れるかどうかがカギを握ります。カウンセリングの費用の目安は12,000円~30,000円です。(※3)

男性ホルモン補充療法

器質性EDのなかでも、男性更年期障害など男性ホルモンの低下が原因の場合、「男性ホルモン補充療法」をすすめられる場合があります。男性ホルモン補充療法とは、外用薬で勃起に関わる男性ホルモン「テストステロン」を補充する治療法です。医療費は診察と検査で約25,000円、11ヶ月分の薬代が約15,000円です。

陰茎海綿体注射

高用量のED治療を正しく使用しても無効の場合、薬陰茎海綿体に血管拡張薬を直接注射して勃起を促す「陰茎海綿体注射」を提案される場合があります。陰茎海綿体注射は、自己注射によって薬剤を海綿体に直接注入して勃起を促す治療法です。ただし、日本では認可されていないため、治療は患者と医師の自己責任となります。保険も適用されません。注射1本あたりの費用は約4,000円です。

陰圧式勃起補助具

陰圧式勃起補助具は、VCD式カンキという器具で陰茎に圧力をかけ、陰茎基部にゴムバンドを巻いて血液を滞留させ、勃起を促す治療法です。安全性・有効性は高いものの、ズキズキとする痛みがあり、器具の使用時間も30分と制限があります。VCD式カンキは一般的な通販サイトでも販売されており、価格は1,500円~3,500円です。

プロステーシス挿入術

プロステーシスと呼ばれる曲げ延ばしが可能な棒状の器具を、陰茎海綿体内に移植する手術です。一度施術してしまうと後戻りができないため、ED治療の最終手段とも言われています。手術入院が必要で、およそ42万円~60万円の手術費用がかかります。

ED治療は病院で相談を

ED治療はかかりつけのクリニックや病院で医師に相談するところからはじめましょう。通院をおすすめする理由をご紹介します。

病院でED治療をするメリット

現在、多くのEDに悩む患者さんがED治療専門クリニックや泌尿器科などで治療を受けています。高額な医療費がかかる場合もありますが、専門医であれば問診・検査をした上で、適切な治療薬、治療法をすすめてもらえます。「EDの悩みを打ち明けるのが恥ずかしい」という方でも、安心して受診できるでしょう。

通販や個人輸入の利用は注意が必要

ED治療薬は専門医から処方を受けることが望ましいですが、個人輸入代行サイトと呼ばれるネット通販のサイトでは、海外製の安価なED治療薬が販売されており、誰でも購入ができます。

ただし、インターネット上で流通しているED治療薬は偽造品の可能性もあり、個人では正規品と偽造薬を見分けることは困難です。偽造薬には正規品とは異なる成分が混入しているおそれがあり、もし副作用が起こったとしても、適切な処置ができないリスクがあります。

まずはカウンセリングを受けましょう

EDに悩む方の多くは、最初からクリニックや病院に通院することなく、自分で何とかしようと考えるものです。例えば、強精ドリンク剤を飲んでみたり、筋力トレーニングをしたりして勃起力の回復を図りますが、実はやればやるほど、緊張過剰やストレスに陥り悪化してしまう可能性もあります。

ED治療は、患者一人ひとりに合った適切な治療が必要です。一人で悩まずに、まずは専門医のカウンセリングを受けることをおすすめします。

ED治療は医師との相談から、クリニックですすめましょう

インターネット上では、個人輸入で入手したED治療やジェネリックで自己治療をしたという情報が散見されますが、自己判断によるED治療は健康被害を招くリスクが高いのでおすすめしません。必ず医師に相談し、適切な治療を受けましょう。

参考URL

※1)NPO法人 日本せきずい基金「勃起不全(ED)治療の保険適用について」
(http://www.jscf.org/jscf/SIRYOU/igaku-1/ed.htm)
※2)日本泌尿器科学会「ED診療ガイドライン」
(http://www.urol.or.jp/info/guideline/data/26_ed_v3.pdf)
※3)LEVITRA ED Net produced by バイエル薬品「心療内科医・精神科医がみるED(1)」
(https://www.ed-netclinic.com/club-ed-net/consultation_tips/special/seishin.php)

この記事の監修者

平田 勝俊の写真
平田 勝俊の写真

平田 勝俊

1987年03月 長崎大学医学部卒業
1987年06月 長崎大学病院 脳神経外科入局
1993年08月 北九州市立八幡病院 部長
2001年09月 福岡徳洲会病院 医長
2002年12月 ひらた脳神経外科クリニック 院長
2019年08月 イースト駅前クリニック名古屋院 院長就任