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ウゴービとは?痩せたい人のための肥満治療薬

最終更新日:

「何をしても体重が変わらない」そんな方に注目されているのが、肥満治療薬「ウゴービ」です。2024年に日本で肥満症治療薬として承認されたGLP-1受容体作動薬で、高い減量効果が臨床試験でも示されています。このコラムでは、ウゴービの効果や副作用、費用、処方の流れをわかりやすく解説します。医師に相談する前の情報収集に、ぜひお役立てください。

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この記事の監修者

  • 東邦大学医学部医学科卒業

  • 戸塚共立第一病院

  • 聖マリアンナ医科大学 皮膚科学教室 任期付助教

  • 町屋皮フ科クリニック 院長

  • 所沢中央病院健診クリニック

  • 企業・社会福祉法人 嘱託医

  • 堀之内ハーモニー皮膚科 院長

  • イースト駅前クリニック秋葉原院 院長就任

目次※知りたい情報をクリック

ウゴービとは?肥満症治療のための注射薬

ウゴービはGLP-1受容体作動薬のひとつで、肥満症に対する治療薬として日本国内で唯一承認されています(2025年11月時点)。

ウゴービの有効成分と仕組み

ウゴービの有効成分「セマグルチド」は、2型糖尿病治療薬「オゼンピック」にも使われている成分です。セマグルチドは血糖上昇を抑えるとともに、脳の満腹中枢に働きかけることで、体重減少をもたらします。

ウゴービとオゼンピックの主な違いは、適応症と最大投与量です。ウゴービは肥満症の治療薬として、オゼンピックは2型糖尿病の治療薬として承認されています。

(※1、2)

どんな人が使える?適応条件と注意点

2023年3月、日本でも厚生労働省により「肥満症」を適応としてウゴービの製造販売が承認されました。対象は、以下の条件を満たす18歳以上の肥満症患者です。

【ウゴービの対象者】

  • BMIが35以上の高度肥満症
  • またはBMIが27以上で、2つ以上の合併症(高血圧、脂質異常症、2型糖尿病など)を有する人

これらの条件を満たし、なおかつ食事療法・運動療法で十分な効果が得られなかった人が対象となります。ただし、基本的に妊娠中や授乳中の人、甲状腺疾患の既往歴がある人などは使用できません。使用前には必ず医療機関を受診し、医師の診断を受ける必要があります。

(※1、2)

ウゴービに期待できる効果

ウゴービに期待できる効果

ウゴービは大規模な臨床試験を通じて、その有効性が科学的に実証されています。ここでは、海外で実施されたSTEP試験の結果と、日本人を対象とした臨床試験のデータから、本剤に期待できる効果をご紹介します。

海外臨床試験(STEP試験)における効果

ウゴービ(セマグルチド2.4mg週1回注射)は、複数のSTEP試験(STEP 1、4、5など)で検証され、68〜104週間の服用で平均14〜16%の体重減少が報告されています。

STEP 1試験(68週間)では、体重がベースラインから平均14.9%減少しました。STEP 5試験(104週間)では、体重15.2%減が維持され、5%以上減が77%の参加者で確認された結果もあります。

個人差はありますが、たとえば体重90kgの場合、12kg以上の減量が期待できるとわかる結果といえるでしょう。

(※3)

日本人対象の試験データ

日本人を含める東アジア人を対象におこなったウゴービのSTEP 1試験(68週間)では、2.4mgを投与したグループで、体重が13.2%減少しました。

ウゴービは、海外のSTEP試験で最大16%程度の体重減少が確認されており、日本国内でも同等の効果が期待されています。食事制限や運動だけでは不十分だった人々にとって、ウゴービは医師のサポートのもと、安全に体型管理できる有力な選択肢といえるでしょう。

(※3)

ウゴービの副作用とリスク

GLP-SGLT2阻害薬は血糖に働きかける治療薬のため、サプリや健康食品と異なり副作用の危険性もあります。予想される副作用をあらかじめ知り、体調に異変を感じた際にはいち早く気付けるようにしましょう。

主な副作用

主な副作用
・消化器症状
・頭痛
・疲労
・めまい
・味覚不全
・脱毛症 など

上記の症状は、ウゴービの電子添付文書に記載されている、頻度1~5%以上の副作用です。頻度1~5%以上とは、まれに副作用がある、ときに副作用があることを示します。とくに吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛などの消化器症状が最も頻繁に報告されています。これまでのSTEP試験では、約80%以上の患者に何らかの消化器症状が見られました。

効果が期待できる反面、そのほかのGLP-1受容体作動薬よりは、副作用のリスクが高いと考えられます。そのため、医療機関を受診し、医師の診断のもと服用することが重要です。

(※1、5)

重度な副作用

重度な副作用
・低血糖
・急性すい炎
・胆嚢炎
・胆管炎
・胆汁うっ滞性黄疸

いずれも頻度は不明ですが、体型管理において無理な食事制限や過度な運動が引き金となり、低血糖を引き起こすおそれがあります。低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取し、適切な処置をおこないましょう。

まれですが、すい炎発症例が報告されており、腹部痛や嘔吐が続く場合は直ちに医療機関の受診が必要です。また、急速な体重減少に伴い、胆石形成や胆嚢炎が起こりやすくなるリスクがあります。

(※1、5)

ウゴービと他のGLP-1薬の違い|マンジャロ・リベルサスと比較

ウゴービがほかのGLP-1受容体作動薬とどのような点が異なるのか、マンジャロとリベルサスと比較しました。

それぞれの成分と作用メカニズムの違い

薬剤名 有効成分 作用メカニズム
ウゴービ セマグルチド(GLP-1受容体作動薬) 満腹感のサポート、胃排出の遅延、血糖値の抑制を通じて体重減少を促進
マンジャロ チルゼパチド(GIP/GLP-1受容体作動薬) GLP-1とGIPの両方に作用し、さらなる満腹感のサポートと脂肪代謝促進を実現
リベルサス セマグルチド(GLP-1受容体作動薬) ウゴービと同成分だが、飲み薬タイプで吸収効率や効果の安定性に違いあり

とくに、マンジャロは、「GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)」という新たなホルモンにも作用することで、GLP-1単独よりも体重減少効果が高いとされています。そのため、次世代の肥満治療薬として注目されています。

(※1、6、7)

それぞれの効果・副作用を比較

比較項目 ウゴービ マンジャロ リベルサス
用法 週1回の皮下注射 週1回の皮下注射 毎日の経口服用(空腹時)
減量効果(体重比) 約15〜17% 約20%以上(試験により差) 約5〜7%(高用量)
主な副作用 胃腸症状(頻度が多く長引く場合もある) 胃腸症状(頻度が多く重い症状の場合もある) 胃腸症状(比較的軽い症状で済むことが多い)
吸収の安定性 安定している 安定している 空腹時服用・水の量・食事時間などの制約あり

ウゴービとマンジャロはどちらも高い減量効果を誇りますが、成分の違いによりマンジャロのほうが若干強い傾向にあります。一方で、リベルサスは注射に抵抗がある人でも服用しやすい反面、飲み方に注意が必要で、効果も比較的マイルドです。

肥満度がとくに高く最大の効果を得たい人はマンジャロ、効果を重視したいが副作用が心配な人はウゴービ、注射に抵抗のある人はリベルサスなどの基準で選ぶ方法もあります。ただし、ウゴービは処方できる医療機関が限定されているため、処方のハードルが高いです。

(※1、6、7)

ウゴービの使い方と処方について

ウゴービの使い方と処方について

ウゴービは医療用の注射薬であり、正しい使い方や処方方法を守ることが、安全かつ効果的な体型管理に繋がります。この章では、ウゴービの使用頻度・注射方法、さらに処方の受け方や通販の可否について解説します。

使用頻度と注射のタイミング

ウゴービは、週に1回の皮下注射製剤です。自己注射が基本で、腕・腹部・太ももなどの皮下脂肪に針を刺し、薬液を注入します。毎回同じ曜日・時間帯に投与するのが望ましいとされています。

使用量は、初回0.25mgから始まり、4週間ごとに0.5mg、1.0mg、1.7mg、2.4mgへと段階的に増量することが可能です。最大用量は2.4mgです。

(※1)

通販は可能?病院・クリニックでの購入方法

ウゴービは医師の処方が必要な医療用医薬品です。そのため、通販や個人輸入での購入は認められていません。

ウゴービは、メディカルダイエット外来や内科、自由診療のクリニックなどで診察を受け、肥満症の診断を受けたうえで処方されます。一部のクリニックでは、オンライン診療にも対応しており、スマートフォンなどを使って診察し、自宅に薬を配送することも可能です。

いずれの場合も、初診時には身長・体重・BMI・既往歴・生活習慣などを医師に伝える必要があります。自由診療での扱いが一般的であり、保険は原則適用されません

(※8)

ウゴービの費用は?

ウゴービは肥満治療薬として日本で承認されていますが、一部大学病院などを除き、原則保険適用されません。そのため、ウゴービの値段や診察料なども含めた総額を把握しておくことが大切です。

ウゴービの自由診療における相場

自由診療の場合、注射1回あたりの費用は15,000~40,000円前後と医療機関により差があります。ウゴービは週1回投与する薬剤であるため、月額に換算すると60,000〜160,000円程度が相場です。

なお、厚生労働省は、GLP-1受容体作動薬の乱用を防ぐ目的から、ウゴービを保険で処方できる医療機関を厳格に制限しています。そのため、一般的なクリニックや町の病院では取り扱いが難しい状況です。処方できるのは、2025年11月時点、肥満症に関する専門医が常勤する教育研修施設(大学病院などの大規模な医療機関)に限られています

保険が適用されるケース

以下の条件に該当する場合は、保険適用される場合があります。

  • 原則としてBMI35以上の高度肥満症
  • かつ高血圧・2型糖尿病・脂質異常症などの合併症があること
  • 6カ月以上の食事・運動療法でも効果が不十分であること
  • 医師による継続的な治療管理下にあること

ウゴービの服用に関するQ&A

ここでは、ウゴービの服用に関するよくある質問に回答しています。

Q.ウゴービは誰でも使える薬ですか?

A.ウゴービは、医師によって「肥満症」と診断された方が使用できる薬です。

BMIが35以上、またはBMI27以上で高血圧・脂質異常症・2型糖尿病などの合併症がある場合が対象です。自己判断での使用は危険ですので、必ず医療機関で診察を受けましょう。

Q.ウゴービを服用すると痩せられますか?

A. 個人差はありますが、海外の臨床試験では1年半で平均約15%の体重減少が報告されています。

ただし、食事療法や運動と組み合わせることで効果が最大化されるため、医師の指導のもとでの生活習慣改善も必要です。

(※3、4)

Q.ウゴービにはどのような体重管理へのサポートが期待できますか?

A.ウゴービの有効成分「セマグルチド」は、脳の満腹中枢に作用して食欲を抑える効果があります。

ウゴービを使うことで、自然に食事量を減らしながら、無理のない体型管理ができるでしょう。

ウゴービでダイエットするなら|イースト駅前クリニックの肥満外来へ

ウゴービでダイエットするなら|イースト駅前クリニックのメディカルダイエット外来へ

ウゴービは強い減量効果が期待できる一方で、取り扱っている医療機関は限定的ですが、イースト駅前クリニックでは自由診療で取り扱っています。ここでは、クリニックの概要や魅力をご紹介します。

イースト駅前クリニックの肥満外来の概要

イースト駅前クリニックのメディカルダイエット外来は、GLP-1受容体作動薬のひとつであるウゴービを取り扱っています。患者さま一人ひとりに合わせた処方をおこない、無理のない減量をサポートします。

イースト駅前クリニックの肥満外来の魅力

  • 医師のサポートのもと肥満治療を受けられる
  • 良心的な価格設定で続けやすい
  • 予約なしでも受診ができる
  • オンライン診療も可能

イースト駅前クリニックの肥満外来では、専門の医師が診察します。これまでの事例なども含め、患者さまに専門的なサポートが可能です。ウゴービの価格は、1カ月あたりの相場60,000〜160,000円程度と比較して、19,200円~で通いやすい価格設定にしております。オンライン診療も可能なため、お気軽にご相談ください。

イースト駅前クリニックで扱う肥満治療薬

薬の種類(約1カ月分) 投与方法 価格(税込)
GLP-1内服プラン
(リベルサス)
3mg 30錠 内服(毎日) 6,600円
7mg 30錠 15,180円
14m 30錠 28,050円
GLP-1自己注射プラン
(ウゴービ)
0.25mg SD4キット 皮下注射(週1回) 19,200円
0.5mg SD4キット 37,800円
1.0mg SD4キット 72,040円
GLP/GLP-1自己注射プラン
(マンジャロ)
2.5mg アテオス4キット 皮下注射(週1回) 24,400円
5mg アテオス4キット 49,700円
7.5mg アテオス4キット 68,200円
10mg アテオス4キット 97,600円
SGLT2内服プラン
(カナグル)
30錠 内服(毎日) 15,840円
医療用漢方
(防風通聖散)
3.75g 56包 内服(毎日) 4,950円

ウゴービの服用は専門医師のサポートを受け確実な減量を

ウゴービは、医学的に効果が認められ、体型管理をしたい方におすすめの肥満治療薬です。しかし、その使用には副作用や適応条件があるため、専門医の診断と継続的なサポートが不可欠です。

自己判断での使用や個人輸入にはリスクがあるため、まずは肥満治療を専門とする医療機関で相談しましょう。イースト駅前クリニックの肥満外来では、専門医が一人ひとりの体質や目的に合わせた治療をサポートします。ウゴービに興味のある方は、お気軽にご相談ください。

参考URL

※1)ノボ ノルディスク ファーマ株式会社「ウゴービ 電子添文」
(https://pro.novonordisk.co.jp/content/dam/hcp-plus/jp/ja/documents/products/wegovy/Wegovy_PI_latest.pdf.coredownload.inline.pdf)

※2)ノボ ノルディスク ファーマ株式会社「週1回皮下投与のGLP-1受容体作動薬「ウゴービ®皮下注MD」[一般名:セマグルチド (遺伝子組換え)]、発売のお知らせ」
(https://www.novonordisk.co.jp/content/dam/nncorp/jp/ja/news/media/2025/07/25-32.pdf)

※3)National Center for Biotechnology Information「Two-year effects of semaglutide in adults with overweight or obesity: the STEP 5 trial」
(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36216945/)

※4)National Center for Biotechnology Information「Once-Weekly Semaglutide in Adults with Overweight or Obesity」
(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33567185/)

※5)National Center for Biotechnology Information「Once-Weekly Semaglutide for Weight Management: A Clinical Review」
(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9272494/?utm_source=chatgpt.com#section6-87551225221092681)

※6)独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「マンジャロ皮下注 2.5mg アテオス マンジャロ皮下注 5mg アテオス マンジャロ皮下注 7.5mg アテオス マンジャロ皮下注 10mg アテオス マンジャロ皮下注 12.5mg アテオス マンジャロ皮下注 15mg アテオス 患者向医薬品ガイド」
(https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/guide/ph/530471_2499422G1024_1_00G.pdf)

※7)独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「セマグルチド(遺伝子組換え) リベルサス錠 患者向医薬品ガイド」
(https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/2499014)

※8)厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/index.html)

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この記事の監修者

  • 東邦大学医学部医学科卒業

  • 戸塚共立第一病院

  • 聖マリアンナ医科大学 皮膚科学教室 任期付助教

  • 町屋皮フ科クリニック 院長

  • 所沢中央病院健診クリニック

  • 企業・社会福祉法人 嘱託医

  • 堀之内ハーモニー皮膚科 院長

  • イースト駅前クリニック秋葉原院 院長就任

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GLP-1は国内未承認ですが問題ないのでしょうか?
GLP-1受容体作動薬は、厚生労働省から2型糖尿病の治療薬として承認されているため、ダイエット目的での使用は適応外となります。そのため、処方の際には、既往歴の確認やBMIの側面から医師による判断で処方を決定します。また、容量の決定について初めての方は安全性を考慮し、一番容量の少ない、3mgから処方するなど、慎重な判断を行います。
服用後どれくらいから効果を実感できますか。
リベルサスは早ければ服用後1ヶ月〜3ヶ月程度で、体重減少の効果が現れます。
ただし服用を途中でやめてしまうと継続効果がなくなるため、医師の処方通り服用してください。
どのような方におすすめですか?
「普段の生活で無理せずダイエットしたい」「食事制限や運動が続かない」といった方におすすめです。
健康的に食欲を抑制し接種カロリーを抑え、その結果、減量効果が期待できる処方薬になります。
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