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リベルサスの飲み方とその理由を解説!ダイエット効果を高める知識も

最終更新日:

リベルサスは、糖尿病治療薬であるGLP-1受容体作動薬のひとつです。含有成分の中に食欲抑制効果があることから、肥満治療にも用いられています。リベルサスは正しい飲み方で服用することで、十分な効果を発揮できる薬です。このコラムでは、リベルサスの飲み方や服用する際の注意点について解説します。

目次※知りたい情報をクリック

そもそもリベルサスとは?

リベルサスとは、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されている経口薬です。

リベルサスは、糖尿病治療薬であるGLP-1受容体作動薬のひとつです。リベルサスの有効成分「セマグルチド」は、食後に分泌されるホルモン「GLP-1」に似た作用を持ち、血糖値のコントロールをサポートします。

インスリン分泌を促進することで、血糖値を安定させるのです。また、胃の内容物の排出を遅くする作用や満腹中枢に働く作用があり、食欲を抑制します。リベルサスは、内服薬として提供され、体重管理にも効果が期待されることから、糖尿病だけでなく、肥満の治療にも利用されることがあります。

【参考】2型糖尿病とは

2型糖尿病とは、血糖値を下げるホルモン「インスリン」がすい臓から出にくくなったり、インスリンの働きが不足したりすることで、高血糖の状態が続く病気のこと。

リベルサスの基本の飲み方

リベルサスは、誤った方法で服用すると十分に効果を得られません。正しい飲み方を知り、リベルサスの効果を最大化させましょう。

1日1回1錠を空腹時に飲む

リベルサスは、1日1回1錠を空腹時に服用する薬です。服用は、起床後すぐのタイミングが最適とされています。食事前に服用することで、有効成分セマグルチドの吸収が最大化され、効果を十分に発揮します。

食後に服用すると、吸収が悪くなるとわかっているため、注意が必要です。万が一、服用を忘れた場合は、その日は服用せず、翌日から通常通り服用を再開してください。

(※1、2、3、4、5)

コップ半分の水で服用する

リベルサスを服用する際は、コップ半分の量、約120mL以下の水と一緒に飲むようにしましょう。水が120mLを超えると、有効成分セマグルチドの吸収に影響を与える可能性があります。

コップ半分の量は目安ですので、実際に服用する際は、120mL以下になるように水の量を計量しておくと安心です。

(※1、2、3、4、5)

服用後30分は飲食を避ける

リベルサスを服用した後は、少なくとも30分間は飲食を避け、ほかの薬も服用しないようにしましょう。セマグルチドの曝露量(薬剤が体内に取り込まれる量)に関する試験結果により、次のことが証明されています。

服用後の絶食時間が15分と30分で比較された場合、曝露量に変化があるかという実験です。実験の結果、30分の絶食時間を取ることで、リベルサスの有効成分セマグルチドの曝露量が有意に高くなることが確認されています。

なお、絶食時間が30分と60分では、有意な差は見られなかったため、30分間の絶食を守りましょう。

(※1、2、3、4、5)

リベルサスの飲み方で注意すること3つ

リベルサスを服用するときは、保管方法や扱い方にも注意が必要です。効果的に服用するためにも事前に押さえておきましょう。

服用の直前に錠剤をシートから取り出す

リベルサスは、服用の直前に錠剤をシートから取り出すことが大切です。湿気や光の影響を受けやすいため、事前に取り出して放置したり、別のケースに移し替えたりすると、薬の効果が弱まる可能性があります。

別のケースに入れる必要がある場合は、錠剤をシートから取り出さず、ミシン目で切り分けてそのまま保管するようにしましょう。

(※1、2、3、4)

錠剤を割ったり噛んだりしない

リベルサスを服用する際は、錠剤を割ったり噛んだりせず、丸ごと飲み込むようにしてください。錠剤を割ったり噛んだりすると、錠剤の表面積が増え、水分量のバランスが崩れてしまうため、薬の効果が薄れるおそれがあります。

正しい服用方法を守ることで、リベルサスの効果を最大限に引き出し、効果を得られます。

(※1、2、3、4)

水以外の飲み物で服用しない

リベルサスを服用する際は、必ず水で飲むようにしましょう。お茶やコーヒー、服薬ゼリーなどと一緒に服用すると、薬の吸収に影響を与え、本来の効果を発揮できない可能性があります。

(※1、2、3、4)

リベルサスの飲み方はダイエットに用いる際も同じ?

リベルサスをダイエット目的で服用する場合でも、服用方法は「リベルサスの基本の飲み方」と同じです。ダイエットだからといって、特別な飲み方はありません。また、効果を高めるために1回2錠飲むなど、自己判断で量を増やすことは絶対に避けてください。

ダイエット効果を高めるためには、リベルサスだけに頼らず、暴飲暴食を避けた栄養バランスの良い食事や、適度な運動が重要です。正しい服用方法と健康的な生活習慣を組み合わせることで、より効果的に体重管理がおこなえます。

リベルサスと他の薬を併用する場合の飲み方

リベルサスを服用する際、他の薬と併用する場合に押さえておきたいポイントがあります。それぞれの薬の特徴を把握し、医師の指示のもと併用するかを判断しましょう。

メトホルミンと併用する場合

医師のもと、リベルサスとメトホルミンを併用することもあります。

メトホルミンの有効成分は、肝臓で糖が作られるのを抑制したり、筋肉や脂肪に糖を取り込むように促したりすることで、血糖値を下げる効果があります。2型糖尿病の治療薬として、リベルサスと併用することは禁止されていません。

製造販売元によると、リベルサスとメトホルミンの併用によって問題となる影響は見られなかったとしています。

(※1)

SGLT2阻害薬と併用する場合

医師の診断のもと、リベルサスとSGLT2阻害薬を併用することもあります。

リベルサスとSGLT2阻害薬の併用は、低血糖のリスクが増加するおそれがあるため注意が必要です。併用すると、血糖値を下げる作用が強まります。ただし、医師の診断によってはリベルサスとSGLT2阻害薬を併用するケースもあるため、医師の指示に従って服用するようにしてください。

(※1)

フォシーガと併用する場合

医師の診断のもと、リベルサスとフォシーガを併用することもあります。

フォシーガとは、SGLT2阻害薬のひとつで、尿と一緒に糖分を排出することで血糖値を下げる作用を持ちます。リベルサスは併用を注意すべき薬に、SGLT2阻害薬を挙げているため、併用する際は注意が必要です。ただし、医師の診断によっては併用する可能性もあります。

(※1)

リベルサスの購入方法

リベルサスは、医師の処方箋が必要な薬です。個人輸入や通販での購入は、品質や適正使用が確認されていません。偽物の薬や不正規品を手に入れてしまうおそれがあり、健康被害のリスクが高まるため、危険です。必ず医療機関を受診し、医師の指示のもと処方してもらいましょう。

医療機関によっては、オンライン診療をおこなっている場合もあります。通うことが難しい場合は、オンライン診療を活用するとよいでしょう。

リベルサスの飲み方を誤ると副作用のリスクが高まる

  • 低血糖
  • 急性すい炎
  • 胆嚢炎
  • 胆管炎
  • 胆汁うっ滞性黄疸
  • 下痢や嘔吐などの胃腸症状

リベルサスの副作用でよく見られるのは、便秘、下痢、嘔吐などの胃腸に関連する症状です。服用開始から数週間以内にこれらの症状が現れることがありますが、多くの場合、時間が経つことで自然に改善されます。

ほかの糖尿病治療薬に比べて、リベルサスは低血糖を引き起こしにくい薬です。しかし、食事制限を過度にすると、脱力感、倦怠感、動悸、めまいなど、低血糖の症状が現れる場合があるため、注意してください。

まれに、急性すい炎や胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸などの重大な副作用が発生することがあります。もしこれらの症状が現れた場合は、すぐに服用を中止し、速やかに医師に相談しましょう。

(※1、2、3、4)

リベルサスを服用できない人の特徴

  • リベルサスの成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病の患者
  • 重症感染症、手術など緊急の場合

上記の状況に該当する方は、リベルサスを服用できません。過去にリベルサスの成分により健康障害を引き起こした場合、重篤なアレルギー反応が現れる可能性があります。

さらに、糖尿病性ケトアシドーシスや糖尿病性昏睡、前昏睡、1型糖尿病の患者には、インスリン治療が必要となり、リベルサスを使用できません。重症感染症や緊急の手術が必要な場合も、インスリン療法が優先され、リベルサスの投与は適切ではないとされています。

(※1、2、3、4)

リベルサスによるダイエット効果

リベルサスの有効成分「セマグルチド」により、血糖値が下がり、満腹中枢に作用することが期待できます。ここでは、それらの作用が具体的にどのようにダイエット効果をもたらすのか解説します。

太りにくい体質になりやすい

リベルサスの有効成分「セマグルチド」は、血糖値を下げる働きがあり、これにより血糖値が安定し、太りにくい体質になりやすいでしょう。もともとリベルサスは2型糖尿病患者の治療薬で、GLP-1受容体作動薬に分類されます。この薬は、インスリンの分泌を促すGLP-1と同じ働きをして、血糖値を効果的に低下させるのです。

食生活が乱れて暴飲暴食が続くと、血糖値が急激に上昇する「血糖値スパイク」が起こります。この状態では、インスリンが過剰に分泌され、体内の中性脂肪が筋肉や肝臓に貯蔵できず、脂肪として蓄積されることがあります。リベルサスの使用により、こうした悪循環を改善し、ダイエットできるでしょう。

(※6、7、8、9、10、11)

体重が減少する

リベルサスの有効成分「セマグルチド」は、脳の満腹中枢に作用して食欲を抑えるため、食事量が自然に減少し、体重減少につながります。また、胃腸の働きを調整し、食べたものが胃の中に長く留まるように作用します。

その結果、満腹感が持続しやすく、無駄な間食を減らせるのです。さらに、血糖値が安定することにより、急激な空腹感が減り、過食を防げるでしょう。これにより、リバウンドのリスクも低減します。

(※6、7)

リベルサスの飲み方に関するよくある質問

リベルサスの飲み方について、よくある質問に回答しています。

Q.ダイエットにおいてリベルサスの飲み方で効果的な方法はありますか?

A.ダイエットに限定せず。リベルサスの飲み方は共通です。

リベルサスは、1日1回1錠を空腹時に飲みます。コップ半分の水と一緒に服用してください。服用後30分は、飲食を避けましょう。詳しい飲み方は、「リベルサスの基本の飲み方」をご覧ください。

(※1、2、3、4、5)

Q.リベルサスを飲む前に飲食した場合はあとから服用してもよいですか?

A.胃の中が空っぽの状態になってから、服用してください。

リベルサスは、飲食後に服用すると、体内で吸収される薬剤の量が少なくなるとわかっています。リベルサスを飲むときは、胃の中が空っぽの状態で服用することを優先しましょう。

(※1、2、3、4、5)

Q.リベルサスは毎日同じ時間に服用する必要がありますか?

A.服用する時間は、多少変わっても問題ありません。

胃の中が空っぽの状態であれば、服用する時間が同じでなくても問題ないとされています。

(※1、2、3、4、5)

Q.リベルサスは昼や夜に服用してもよいですか?

A.空腹状態であれば昼に服用しても構いませんが、夜寝る前に服用することはおすすめできません。

リベルサスを夜寝る前に飲むと、夜間に低血糖症状が発生した際に危険です。基本的に、起床時の胃が空っぽの状態で飲む必要があるため、寝室に120ml以下の水とリベルサスを用意しておくことをおすすめします。

(※1、2、3、4、5)

Q.リベルサスを飲んでから二度寝がダメな理由は何ですか?

A.血糖値が極端に低下し、低血糖になるおそれがあります。

リベルサスは、ほかの糖尿病の治療薬と比較すると低血糖が起こりくいですが、服用してから二度寝すると血糖値が下がり過ぎる可能性があります。また、二度寝によって低血糖に気づかない場合もあるため、リベルサスを服用したあとは二度寝しないようにしてください。

Q.リベルサスはいつまで飲めばダイエット効果が現れますか?

A.個人差はありますが、早ければ1~3カ月程度で体重減少の効果が期待できます。

リベルサスは、服用開始から徐々に食事量が減ることで、1~3カ月程度で体重減少の効果が期待できます。ただし、服用を途中で止めると効果が続かないため、医師の指示に従って服用しましょう。

リベルサスのダイエット効果を高めるならメディカルダイエット

リベルサスの飲み方は、2型糖尿病患者が服用する場合も、ダイエットで用いる際も同じです。ただし、医師の指示のもと服用することで、自己流のダイエットよりも安全にダイエットでき、的確なアドバイスを受けられます。

医療機関が提供する肥満治療をメディカルダイエットと呼び、主にGLP-1受容体作動薬(リベルサス)を服用し、自然と食事量を減らすことで減量する方法です。医療機関によっては、医薬品のほかに医療機器を用いる場合もあります。

イースト駅前クリニックは男性医師によるオンライン診療でリベルサスを処方

イースト駅前クリニックでは、メディカルダイエット外来で肥満治療を提供しています。

イースト駅前クリニックのメディカルダイエットの概要

イースト駅前クリニックでは、メディカルダイエット外来において、医薬品を用いたダイエットをご提供しています。医師の診察のもと、患者様一人ひとりに合わせた肥満治療プランを提案し、無理なくダイエットしたい方をサポート。

イースト駅前クリニックの方針は、病歴・年齢・体格など、患者さま一人ひとりの安全性を大切に考慮しながら、無理なく体重を減少させるように配慮することです。

イースト駅前クリニックのメディカルダイエットの魅力

  • 医師のサポートのもと肥満治療を受けられる
  • 良心的な価格設定で続けやすい
  • 予約なしでも受診ができる
  • オンライン診療も可能

イースト駅前クリニックでは、男性医師が診察するため、男性の患者さまも気軽にご相談いただけます。受診の予約は必要なく、駅から近いため通いやすい点が特徴です。また、オンライン診療もおこなっているため、忙しい毎日を送る男性にもご利用いただいています。

イースト駅前クリニックで扱う肥満治療薬

薬の種類(約1カ月分) 投与方法 価格(税込)
GLP-1受容体作動薬 リベルサス 3mg 30錠 内服(毎日) 6,600円
リベルサス 7mg 30錠 15,180円
リベルサス 14mg 30錠 28,050円
SGLT2阻害薬
(カナグル)
30錠 内服(毎日) 15,840円
医療用漢方
(防風通聖散)
防風通聖散 3.75g 56包 内服(毎日) 4,950円

リベルサスを使用するダイエットならイースト駅前クリニックへ

ベルサスの有効成分「セマグルチド」は、食後に分泌されるホルモン「GLP-1」に似た作用を持ち、血糖値のコントロールをサポートします。その効果を十分に発揮させるためには、正しい飲み方で服用することが重要です。

イースト駅前クリニックでは、医師が安全性に考慮しながら、患者さま一人ひとりに合わせた治療を提供しています。無理なくダイエットしたい方は、気軽にご相談ください。

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