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ウゴービ経口薬の承認状況は?日本ではいつ?リベルサスとの違いについて解説

最終更新日:

注射タイプで知られる肥満症治療薬「ウゴービ」に、飲み薬(経口薬)が登場しました。経口のウゴービは、2025年12月にアメリカのFDA(食品医薬品局)が承認し、2026年1月から米国で発売されています。一方で日本ではまだ承認されておらず、当面は同じ成分の経口薬「リベルサス」が代わりに使われています。この記事では、経口ウゴービの承認状況、日本での見通し、リベルサスとの違いを、最新の情報をもとにわかりやすく解説します。


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この記事の監修者

  • 東邦大学医学部医学科卒業

  • 戸塚共立第一病院

  • 聖マリアンナ医科大学 皮膚科学教室 任期付助教

  • 町屋皮フ科クリニック 院長

  • 所沢中央病院健診クリニック

  • 企業・社会福祉法人 嘱託医

  • 堀之内ハーモニー皮膚科 院長

  • イースト駅前クリニック秋葉原院 院長就任

目次※知りたい情報をクリック

そもそもウゴービとは?

ウゴービ(一般名セマグルチド)は、GLP-1受容体作動薬という種類の肥満症治療薬です。食欲を抑え、食べすぎを防ぐことで体重を減らす働きがあります。これまでは週1回の注射タイプが中心で、注射版のウゴービは日本でも肥満症の薬として承認・発売されています。今回新しく登場したのが、毎日1回飲む経口タイプです。注射版の詳しい内容は注射GLP-1薬(ウゴービ)のページでも解説しています。

ウゴービ経口薬はいつ日本で承認される?

注射版のウゴービは、日本では2023年に肥満症の薬として承認され、すでに流通しています。一方で経口版のウゴービは、日本ではまだ承認されていません。海外に目を向けると、アメリカでは2025年12月に経口セマグルチド(25mg)が肥満症の飲み薬としてFDAに承認され1、2026年1月から販売が始まりました。臨床試験(OASIS 4)では、きちんと続けた場合に平均で約16.6%の体重減少が報告されています1。ヨーロッパなどの当局にも2025年後半に承認申請が行われています。

日本国内における経口ウゴービの承認に関する今後の見通し

日本では現在、日本人を対象とした臨床試験のデータを集めている段階です。新しい薬が国内で承認されるには、PMDA(医薬品医療機器総合機構)の審査におよそ1年程度かかるとされますが、その前提となる治験から進める必要があります。承認時期について公的な確約はなく、数年単位の期間がかかる見込みです。それまでの間は、同じ成分の経口薬リベルサスが代わりに使われることが多くなっています。

経口型の肥満治療薬に関する世界の動向

経口型の肥満治療薬は、製薬会社どうしの開発競争が激しい分野です。中心にいるのが、ウゴービのノボノルディスクと、ゼップバウンドなどのイーライリリーの2社です。ここでは株価や承認の動きから世界の流れを整理します。

2024年7月以降の肥満治療薬の銘柄の株価動向

肥満治療薬は世界的な成長市場とされ、2030年には市場規模が少なくとも1,000億ドルに達するという予測もあります2。この巨大市場をめぐって、イーライリリーとノボノルディスクの2強が競い合っています。証券会社のレポート(2025年12月時点)によると、市場シェアの予想はイーライリリーが約53%、ノボノルディスクが約33%とされています2

株価にもこの勢いの差が表れています。同レポートの2025年12月時点では、イーライリリーの株価が約1,071ドル(52週高値約1,112ドル)と高値圏にあった一方、ノボノルディスクは約51ドルと、52週安値(約43ドル)に近い水準まで下げていました2。新しい飲み薬の競争が、両社の評価を分けている状況です。なお株価は日々変動するため、最新の数値は各社の情報でご確認ください。

直近の経口肥満治療薬に関する承認状況

飲み薬の承認は2025年末から相次いでいます。ノボノルディスクの経口ウゴービ(経口セマグルチド25mg)は2025年12月にFDAが承認し、経口のGLP-1受容体作動薬として初めて肥満症の薬になりました1。続いてイーライリリーのオルホルグリプロン(米国名フォーダヨ)が2026年4月にFDAで承認されました3。この薬は中外製薬が創製したもので、食事や水の制限がいらない1日1回の飲み薬という特徴があります。臨床試験での減量率はオルホルグリプロンが約12.4%、経口ウゴービが約16.6%と報告されています1,2日本ではどちらも肥満症の薬としては未承認で、承認申請の段階です。

注射薬ではイーライリリーの優勢が維持される見込み

飲み薬の手軽さが注目される一方で、減量の効果そのものは注射薬の方が高い傾向があります。証券会社レポートの臨床試験データ(2025年12月時点)を比べると、イーライリリーの注射薬はゼップバウンドが約21%、開発中のレタトルチドが約28.7%の減量率と報告されています2。ノボノルディスク側はカグリセマが約22.7%、ウゴービ注射が約15%です2。注射薬の効果の高さや開発中の薬の充実から、注射タイプではイーライリリーの優勢が当面続くという見方が示されています2。飲み薬は手軽さ、注射薬は効果の高さという住み分けが進みそうです。

ウゴービ経口薬の代用とされやすいリベルサスとは?

経口ウゴービが日本で使えるまでの間、代わりに使われることが多いのがリベルサスです。リベルサスは経口ウゴービと同じ有効成分セマグルチドを含む飲み薬で、食欲を抑える仕組みも同じです。これが「経口ウゴービの代用」とされやすい理由です。

ただし両者には承認上の違いがあります。リベルサスは日本で2型糖尿病の治療薬としてのみ承認されており、用量は3mg・7mg・14mgの3段階です。肥満症そのものへの適応はないため、ダイエット目的で使う場合は自由診療になります。一方、経口ウゴービは海外で肥満症の薬として承認された、より高用量(25mg)の薬という位置づけです。詳しくは経口GLP-1薬(リベルサス)のページもご覧ください。

ウゴービ経口薬の代わりにリベルサスを服用する際の注意点

リベルサスは飲み方にコツがあり、守らないと十分に効きません。経口薬は胃から吸収されるときにロスが生じやすいため、次のルールを守る必要があります

  • 起床してすぐ、空腹の状態で飲む
  • コップ半分(約120mL)程度の水で飲む。それ以上の水は避ける
  • 飲んでから少なくとも30分は、飲食・ほかの薬・運動を控える

また、リベルサスはもともと糖尿病の薬です。ダイエット目的で使う場合は自由診療となり、医師の管理のもとで使うことが前提です。飲み始めは吐き気や食欲不振、便通の変化などが出ることがあり、少量から始めて体を慣らします。低血糖や持病との関係もあるため、自己判断で個人輸入したものを使うのは避け、診察を受けたうえで処方してもらってください。

メディカルダイエットに関するご相談はイースト駅前クリニックへ

イースト駅前クリニックのメディカルダイエット(医療ダイエット)では、リベルサスなどの経口GLP-1薬や注射薬、医療用漢方による減量治療に対応しています。体質や生活習慣、持病をふまえて、医師が一人ひとりに合った方法を提案します。経口ウゴービの最新情報もふまえてご相談いただけます。

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主な治療薬 料金(税込・約1ヶ月分)
リベルサス(経口GLP-1)3mg/7mg/14mg 6,600円/15,180円/28,050円
ウゴービ(注射GLP-1)0.25mg〜 19,200円〜
マンジャロ(注射GIP/GLP-1)2.5mg〜 24,400円〜
防風通聖散(医療用漢方)56包 4,950円

※いずれも約1ヶ月分・税込。初診料・再診料は無料。最新の料金・取り扱いは公式ページをご確認ください。

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まとめ

経口ウゴービは、2025年12月に米国で承認された肥満症の飲み薬です。日本では注射版は承認済みですが、経口版は治験の段階で、承認までは数年単位の見込みです。それまでの間は、同じ成分のリベルサスが経口の選択肢として使われています。

世界では、ノボノルディスクとイーライリリーが経口・注射の両面で開発を競っています。飲み薬は手軽さ、注射薬は効果の高さという特徴があり、自分の体質や目的に合う治療を選ぶことが大切です。GLP-1薬はいずれも医師の管理が必要な薬です。ダイエットを検討している方は、個人輸入に頼らず、医療機関で相談することをおすすめします。

参考文献

  • 1 Novo Nordisk「FDA approves Novo Nordisk’s Wegovy pill, the first and only oral GLP-1 for weight loss」(2025年12月)https://www.novonordisk.com/
  • 2 SBI証券 投資レポート「肥満治療薬をめぐる世界の動向」(2025年12月)https://go.sbisec.co.jp/
  • 3 中外製薬/日本イーライリリー「経口GLP-1受容体作動薬Foundayo(オルホルグリプロン)に関するEli Lilly社の発表について」(2026年4月)https://www.chugai-pharm.co.jp/

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GLP-1は国内未承認ですが問題ないのでしょうか?
GLP-1受容体作動薬は、厚生労働省から2型糖尿病の治療薬として承認されているため、ダイエット目的での使用は適応外となります。そのため、処方の際には、既往歴の確認やBMIの側面から医師による判断で処方を決定します。また、容量の決定について初めての方は安全性を考慮し、一番容量の少ない、3mgから処方するなど、慎重な判断を行います。
服用後どれくらいから効果を実感できますか。
リベルサスは早ければ服用後1ヶ月〜3ヶ月程度で、体重減少の効果が現れます。
ただし服用を途中でやめてしまうと継続効果がなくなるため、医師の処方通り服用してください。
どのような方におすすめですか?
「普段の生活で無理せずダイエットしたい」「食事制限や運動が続かない」といった方におすすめです。
健康的に食欲を抑制し接種カロリーを抑え、その結果、減量効果が期待できる処方薬になります。
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