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リベルサスの効果・副作用・飲み方・処方のもらい方など注意点を解説

最終更新日：2025年11月26日

「リベルサス」は、2型糖尿病治療薬として国内で承認されているGLP-1受容体作動薬のひとつです。このコラムでは、リベルサスに期待できる効果について詳しく解説します。気をつけるべき副作用、飲み方のポイントも解説するため、ぜひ参考にしてください。

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この記事の監修者

2004年03月
東邦大学医学部医学科卒業
2008年04月
戸塚共立第一病院
2010年04月
聖マリアンナ医科大学　皮膚科学教室　任期付助教
2011年11月
町屋皮フ科クリニック　院長
2016年04月
所沢中央病院健診クリニック
企業・社会福祉法人　嘱託医
2020年05月
堀之内ハーモニー皮膚科　院長
2021年06月
イースト駅前クリニック秋葉原院　院長就任

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目次※知りたい情報をクリック

1.リベルサスとは

2.リベルサスの効果を裏付ける臨床試験データ

3.リベルサスの飲み方

4.リベルサスを服用する際の注意点3つ

5.リベルサスを自由診療で処方してもらうには？【オンライン診療の流れ】

6.リベルサスの服用に関するよくある質問

7.リベルサスを自由診療で受診するならイースト駅前クリニックへ

8.続けやすい価格でリベルサスを使用したい方はイースト駅前クリニックへご相談を

9.参考URL

リベルサスの処方は
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リベルサスは、2型糖尿病治療薬として国内で承認されている薬です。ここでは、リベルサスの基本情報を解説します。

リベルサスの有効成分が体へ作用する仕組み

リベルサスの有効成分「セマグルチド」は、インスリンの分泌を促し、血糖値を改善することが期待できます。

リベルサスの有効成分である「セマグルチド」は、血糖値を下げる作用を持つGLP-1受容体作動薬の一種です。GLP-1とは、もともと小腸から分泌されるホルモンで、すい臓に働きかけてインスリンの分泌を促進する役割を持ちます。インスリンは血糖値を下げるホルモンであり、2型糖尿病治療において重要な役割を果たします。

【2型糖尿病とは？】

2型糖尿病とは、血糖値を下げるホルモン「インスリン」がすい臓から出にくくなったり、
インスリンの働きが不足することで、血糖値が高い状態が続く病気です。

GLP-1は『DPP-4』という酵素によって短時間で分解されてしまいます。リベルサスの有効成分『セマグルチド』は、DPP-4による分解を受けにくい構造に改変されており、さらに血中のアルブミンと結合することで体内に長く留まります。そのため、天然のGLP-1よりも長時間作用し、血糖値のコントロールをおこなうことが可能です。

また、リベルサスの有効成分「セマグルチド」は副次的な効果として、体重減少が報告されています。なお、効果には個人差があり、すべての方に同様の効果が得られるわけではありません。

（※1、2、3、4、5）

リベルサスの効果を臨床試験データをもとに解説
詳しくはこちら

リベルサスの副作用

下痢や嘔吐などの消化器症状
低血糖
急性すい炎
胆嚢炎
胆管炎
胆汁うっ滞性黄疸

リベルサスの主な副作用は、下痢や嘔吐、腹痛などの消化器症状です。これらは服用初期に見られることが多いですが、数週間経つと収まることが一般的です。

まれに、低血糖や急性すい炎などが起こるおそれがあります。リベルサス単独では低血糖になりにくい糖尿病治療薬ですが、他の糖尿病治療薬と併用している場合や、過度な食事制限をおこなうと、めまいや動悸、脱力感といった低血糖症状が現れる可能性があります。もし異変を感じた場合は、服用を中止し、ただちに医師に相談しましょう。

（※1、2、3、4）

1.2型糖尿病の治療薬としてのみ国から認可されている

日本において、リベルサスは2型糖尿病の治療薬として使用される経口薬（錠剤）として認可されています。肥満治療薬として国から認可されていないため、2型糖尿病の治療以外の目的で使用する場合は自由診療になり、保険適用外です。

そのため、クリニックによって費用が異なり、場合によっては高額になるケースもあります。なお、同一成分の注射製剤が日本の厚生労働省とアメリカ食品医薬品局（FDA）において肥満症治療薬として承認されています(※)。具体的な副作用は、急性膵炎、低血糖症状（冷や汗、気持ち悪くなる、手足の震え、ふらつく、脱力感）、嘔吐、腹痛、下痢、便秘などの症状です。

国内で肥満症治療薬として承認を受けているGLP-1受容体作動薬はウゴービです。

※：承認年月日日本2024/12/27・アメリカ2023/11/08

（※1、2、3、4）

リベルサスの服用に注意が必要な人

すい炎を患ったことのある人
重度の胃腸障害のある人
低血糖を起こすおそれがある人
胃の摘出手術を受けた人
妊娠の予定がある人
妊婦
授乳婦
小児や高齢者

リベルサスを服用する際は、いくつかの注意が必要な人がいます。重大な副作用として急性すい炎が報告されているため、過去にすい炎を患ったことがある人は服用に注意が必要です。

また、胃の排出を遅らせる作用があるため、重度の胃腸障害がある人も慎重にならなければなりません。リベルサスを服用する前に、医師に自分の病歴や体調をきちんと伝えましょう。

（※1、2、3、4）

リベルサスの効果を裏付ける臨床試験データ

HbA1cや血糖値の改善への影響
体重減少効果

ここでは、日本人の2型糖尿病患者を対象におこなわれた「国内第3相臨床試験：PIONEER 10」の結果をもとに、血糖値改善と体重減少の数値データを解説します。この臨床試験では、リベルサスの有効成分「セマグルチド」と比較対象薬である「デュラグルチド」を投与し、HbA1c（ヘモグロビンA1c）と体重の変化を52週間にわたって評価しました。

【方法】

52週間、多施設共同、無作為割り付け、非盲検、実薬対照、並行群間試験
患者をリベルサス®3mg群 (n = 131)、7mg群 (n = 132) 14mg群 (n = 130)、デュラグルチド 0.75mg群 (n = 65) に無作為割り付けし、前治療の経口糖尿病薬単剤(SU、グリニド、TZD、a-GI、SGLT2阻害薬)に対する上乗せ (add-on) 治療として、52週間投与。無作為割り付けは、前治療の経口糖尿病薬の種類により層別化し、3用量のリベルサス®の割り付けは盲検化した。リベルサスは1日1回経口投与、デュラグルチドは週1回皮下投与した。なお、リベルサスは、3mgから投与を開始し、最終の維持用量に到達するまで4週間ごとに用量を徐々に増やした。

HbA1cや血糖値の改善への影響

【HbA1c（血糖コントロールの指標）の変化】

	経口セマグルチド3mg	経口セマグルチド7mg	経口セマグルチド14mg	デュラグルチド0.75mg
ベースライン（治療前）のHbA1c	平均8.2%	平均8.3%	平均8.4%	平均8.4%
26週後のHbA1c変化量	平均–1.1%	平均–1.7%	平均–2.0%	平均–1.5%

出典：MSD「国内第3相臨床試験：PIONEER 10」をもとに作成

【HbA1cとは？】

HbA1c（ヘモグロビンエーワンシー）とは、過去1～2ヶ月の血糖コントロール状態を評価する指標です。赤血球内のヘモグロビンに結合した糖の割合を示す値です。HbA1cが6.5％以上と確認された場合、糖尿病である可能性が高いとされています。

有効成分「セマグルチド」を26週間投与した結果、経口セマグルチド3mgは平均–1.1%、7mgは平均–1.7%、14mgは平均-2.0%変化しました。セマグルチドの用量が増えるほど、HbA1cの改善効果が高いことがわかります。

体重減少効果

用量	体重減少
経口セマグルチド3mg	平均-0.2kg
経口セマグルチド7mg	平均-1.0kg
経口セマグルチド14mg	平均-2.2kg
デュラグルチド0.75mg	平均-0.3kg

出典：MSD「国内第3相臨床試験：PIONEER 10」をもとに作成

有効成分「セマグルチド」を26週間投与した結果、経口セマグルチド3mgは平均-0.2kg、7mgは平均-1.0kg、14mgは平均-2.2kg変化しました。体重の減少量でも、チルゼパチドはデュラグルチドよりも効果を示しています。

（※6）

リベルサスの飲み方

1日1回1錠を空腹時に飲む
コップ半分の水で飲む
含有量は3mgからスタート

飲み方を誤るとリベルサスの効果が半減してしまうため、正しい飲み方を知っておきましょう

1日1回1錠を空腹時に飲む

リベルサスは、空腹時に1日1回1錠を服用することが基本です。起床後すぐに飲むことが推奨されており、服用後30分間は飲食を避ける必要があります。胃に飲食物があると、リベルサスの有効成分「セマグルチド」の吸収を妨げるためです。

（※1、2、3、4）

【日本人の2型糖尿病患者を対象にした体重減少の結果】

コップ半分の水で飲む

リベルサスは、約120mL以下の水と共に服用しましょう。コップ半分の水が目安ですが、使用するコップによって多少異なるため、事前に確認しておくことが大切です。一緒に飲む水分が多いと、有効成分の吸収率が悪くなることがわかっています。なお、お茶やコーヒー、服薬ゼリーではなく、必ず水で服用してください。

（※1、2、3、4）

含有量は3mgからスタート

リベルサスの服用は、基本的に3mgからスタートします。医師の診断のもと、徐々に服用量を増やし、本人の健康状態や経過に応じて7mgや14mgに増量することが一般的です。2型糖尿病の治療薬として添付されている文書には、「1日1回3mgから開始し、4週間以上投与した後、1日1回7mgに増量する」と記載されています。

（※1、2、3、4）

リベルサスを服用する際の注意点3つ

リベルサスは2型糖尿病の治療薬である
リベルサスは医療機関を受診して処方してもらう
リベルサスを服用するだけでは思うような効果は得られない

リベルサスを使用する際には、いくつか注意点があります。正しい使い方を守ることで、安全に効果を引き出しましょう。

リベルサスは2型糖尿病の治療薬である

繰り返しになりますが、リベルサスは2型糖尿病治療薬として国内で承認されています。そのため、体重管理のみを目的とした使用の場合、保険適用外となり、全額自己負担です。リベルサスの適応に該当しない場合は、費用を理解したうえで検討しましょう。

リベルサスは医療機関を受診して処方してもらう

リベルサスは医薬品であり、必ず医療機関を受診して医師の診断のもとで処方を受ける必要があります。個人輸入によってリベルサスを入手する方法は、非常に危険です。偽物や品質管理が不十分な薬が流通している可能性があり、健康被害を招くリスクがあります。また、正しく服用できず、副作用の危険性が高まるおそれもあります。

（※7）

リベルサスを服用するだけでは思うような効果は得られない

リベルサスは、糖尿病治療の基本である食事療法や運動療法を行ったうえで、十分に効果が出ない場合に医師の判断により、処方されます。リベルサスを飲むだけで、血糖値の改善や治療過程で見られる体重減少の効果が得られるわけではありません。

リベルサスを自由診療で処方してもらうには？【オンライン診療の流れ】

体重管理のみを目的とした治療の場合、リベルサスの自由診療を行っているクリニックを受診することになります。忙しい男性でもリベルサスをスムーズに処方してもらうためには、オンライン診療が便利です。通院せずに自宅で診療を受けられるため、時間の無駄を省くことができます。

オンライン初診専用の事前問診票を記入する
指定の時間にクリニックから電話がかかってくる
そのまま電話でスタッフが内容を確認する
続けて医師による診察がおこなわれる
指定の住所に薬が届く

イースト駅前クリニックを例に紹介すると、オンライン診療の流れは上記のとおりです。当日予約を希望する場合は、診療を希望するクリニックに直接電話をかけましょう。基本的には電話で診療がおこなわれ、必要に応じてビデオ通話での診察も可能です。オンライン診療は通院する手間が省けるため、忙しい男性でも治療を諦めることなく続けられます。

イースト駅前クリニック肥満外来
オンライン診療はこちら

リベルサスの服用に関するよくある質問

リベルサスはいつまで飲めばよいですか？
リベルサスを服用しても効果がないのはなぜですか？
リベルサスは保険適用されますか？

ここでは、リベルサスの服用に関するよくある質問に回答しています。リベルサスの服用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Q.リベルサスを服用しても効果がないのはなぜですか？

A.服用方法に問題があるか、生活習慣に原因があると考えられます。

リベルサスを服用しても効果がでない場合、医師の処方どおりに服用できていない可能性があります。また、食生活が乱れていたり、極端な運動不足だったりする場合は、効果を感じにくいでしょう。

Q.リベルサスは保険適用されますか？

A.リベルサスを体重管理のみを目的に使用する場合は、保険適用外です。

リベルサスは2型糖尿病の治療薬のため、2型糖尿病においては保険が適用されます。体重管理目的の処方は保険適用外のため、全額自己負担になります。

リベルサスを自由診療で受診するならイースト駅前クリニックへ

イースト駅前クリニックの肥満外来の概要
イースト駅前クリニックの肥満外来の魅力
イースト駅前クリニックの肥満外来で扱う肥満治療薬

リベルサスを入手するには、医療機関を受診し、専門の医師の診察が必要です。体調や持病の有無、体質などを医師が判断したうえで、リベルサスを処方できるかどうか決定されます。

自由診療でリベルサスを処方してもらいたい方は、イースト駅前クリニックがおすすめです。ここでは、当院についてご紹介します。

イースト駅前クリニックの肥満外来
女性の方はこちら

イースト駅前クリニックの肥満外来の概要

イースト駅前クリニックでは、医師のサポートとともに肥満治療を提供する肥満外来を開設しています。生活習慣の改善に加えて、無理なく理想の体型を目指すことを目的にサポートを実施しており、「リベルサス」をはじめ、経口薬や医療用漢方などを扱っています。

イースト駅前クリニックの肥満外来の魅力

医師のサポートのもと肥満治療を受けられる
良心的な価格設定で続けやすい
予約なしでも受診ができる
オンライン診療も可能

イースト駅前クリニックでは男性医師が診察し、患者さまに適した治療プランや薬の処方を実施しています。体重管理を目的としたリベルサスの処方は自由診療ですが、無理なく続けやすいように良心的な価格設定にしている点も特長です。

来院の予約は不要なため、時間ができたときに気軽に受診できます。また、オンライン診療もおこなっているため、忙しい方にもご提供できる環境が整っております。

体質や体調、服薬の状況によっては薬を処方できない場合もあるため、詳しくはご相談ください。

イースト駅前クリニックで扱う薬の種類

薬の種類(約1カ月分)		投与方法	価格(税込)
GLP-1内服プラン（リベルサス）	3mg 30錠	内服(毎日)	6,600円
	7mg 30錠		15,180円
	14mg 30錠		28,050円
GLP-1自己注射プラン（ウゴービ）	0.25mg SD 4キット	皮下注射(週１回)	19,200円
	0.5mg SD 4キット		37,800円
	1.0mg SD 4キット		72,040円
GIP/GLP-1自己注射プラン (マンジャロ）	2.5mg アテオス4キット	皮下注射(週1回)	24,400円
	5mg アテオス4キット		49,700円
	7.5mg アテオス4キット		68,200円
	10mg アテオス4キット		97,600円
SGLT2内服プラン（カナグル）	30錠	内服(毎日)	15,840円
医療用漢方（防風通聖散）	3.75g 56包	内服(毎日)	4,950円

肥満症治療薬のウゴービの効果について
詳しくはこちら

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イースト駅前クリニックの
肥満外来について詳しくはこちら

続けやすい価格でリベルサスを使用したい方はイースト駅前クリニックへご相談を

リベルサスの有効成分「セマグルチド」は、血糖値を改善し、体重減少の効果が期待されます。しかし、リベルサスを体重管理のみを目的に使用する場合は保険適用外のため、自由診療です。クリニックによって薬の価格などが異なり、高額になるケースもあります。

イースト駅前クリニックの肥満外来では、1カ月あたり6,600円～始められるため、続けやすい価格設定です。「食事制限がつらい」「今度こそ目標を達成したい」と思う方は、ぜひイースト駅前クリニックをご利用ください。
※2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。肥満治療目的での処方は国内で承認されていません。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。本治療に用いる医薬品は国内医薬品販売代理店経由で購入しています。

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