ザガーロ

ザガーロに発毛効果はある?AGA治療新薬の作用機序と処方のすすめ

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ザガーロは、日本国内で2015年に厚生労働省に承認されたAGA治療薬です。最大の特徴はAGAの進行を抑制するだけでなく、発毛効果もあることです。ザガーロの発毛効果のしくみや部位別の効果、および発毛効果を正しく引き出すための使用上の注意点について解説します。

目次※知りたい情報をクリック

ザガーロに発毛効果はあるのか

AGA(男性型脱毛症)の治療薬の多くは「抜け毛の進行の抑制」または「発毛の促進」のどちらか1つの効果しかないのが一般的です。しかし、ザガーロはそのどちらの効果も兼ね備えています。また、「抜け毛の進行の抑制」の面では、プロペシア(有効成分:フィナステリド)よりも効果が強く、非常に魅力的なAGA治療薬です。 (※1)

ザガーロとは

ザガーロとは製品名です。ザガーロに含まれている、AGAに対する有効成分は「デュタステリド」と呼ばれています。この成分は、もともとは前立腺肥大症の治療薬として開発され、「アボルブ」として、イギリスの製薬会社グラクソ・ウェルカム社(のちにスミスクライン・ビーチャム社と合併し、現在はグラクソ・スミスクライン社)が開発。2001年のアメリカ、2002年のヨーロッパに続き、日本では2009年に製造販売承認を取得し、「アボルブ」という製品名で販売が開始されました。

「デュタステリド」にAGA治療薬としての効果があることは、「アボルブ」による前立腺肥大症の治療中に判明。そこで、AGA(男性型脱毛症)を適応症とする開発が始まり、日本では2015年に承認され、2016年から「ザガーロ」として発売されることになりました。 (※2)

ザガーロによる発毛効果のしくみとは

ザガーロ(デュタステリド)はどのように作用することで発毛効果が現れるのでしょうか。AGA(男性型脱毛症)のしくみと併せて解説します。

AGA(男性型脱毛症)の発症のしくみ

髪の毛は、生えてから抜け落ちて、また生えてくるというサイクルを繰り返しています。「成長期、退行期、休止期」と呼ばれる期間を合わせた1サイクルです。1サイクルは2年数カ月~6年数カ月とされていますが、そのほとんどが成長期(2年~6年)に当たります。ヘアサイクルが正常であれば、髪の毛が抜け落ちても、また同じ量の髪の毛が生えてくるので薄毛になることはありません。

しかし、AGAを発症すると、ヘアサイクルが乱れ、太くて長い髪の毛(硬毛)になる成長期が短くなり、十分に成長できないため、細くて短い産毛のような髪の毛(軟毛)の状態で抜け落ちます。こうして、徐々に髪の毛のボリュームが減り、薄毛が目立つようになっていくのです。

この時、頭皮の内部では、成長期の期間短縮によって、毛包が小さくなるミニチュア化が起こっています。ミニチュア化された毛包からは、細くて短い髪の毛しか生えてきません。ミニチュア化された毛包は、それ以後はヘアサイクルを繰り返しても小さなままで、元に戻ることがないのです。

AGA(男性型脱毛症)の主要な原因物質

AGAは、生活習慣などさまざまな要因が複雑に絡み合って引き起こされますが、男性ホルモンの影響が最も大きいと考えられています。ヘアサイクルを乱し、髪の毛の十分な成長を妨げているのは、男性ホルモンの一つ、ジヒドロテストステロン(DHT)です。

このDHTは、同じ男性ホルモンのテストステロンに5αリダクターゼという酵素が働いて生成されます。この酵素にはI型とII型の2種類があることが研究で分かっていますが、これがザガーロの作用と深く関係するポイントです。

ザガーロがAGA(男性型脱毛症)に作用するしくみ

ザガーロの有効成分のデュタステリドは、テストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変換するI型とII型両方の5αリダクターゼの働きを妨げます。この働きにより、テストステロンからDHTの生成が抑制され、ヘアサイクルの乱れが減少し、正常な成長期が維持されるのです。その結果、発毛が促進され、太くて長い髪の毛の本数が増加していくので、薄毛の解消が期待できます。 (※1,2)

ザガーロの部位別に発揮される発毛効果

AGAが原因で薄毛になる頭髪の部位は、大きく分けて頭頂部と前頭部(額の生え際)の2カ所です。後頭部や側頭部は、基本的にあまり薄毛になりません。

ザガーロ(デュタステリド)による薄毛解消の効果は、両方の部位どちらにも差がなく認められています。20~50歳の男性型脱毛症患者917例に対し、ザガーロを1日1回24週間(6カ月間)投与する検証で確認されました。 (※1)

発毛効果を引き出すために、ザガーロを使う際の注意点とは

正しい用法・用量を守る

ザガーロのみならず、医薬品には、すべてその治療薬に応じた用法・用量が決まっています。医師の指示、または治療薬に添付されている文書をよく読んで守るようにしてください。また、添付文書には副作用など、服用についての注意点も書かれています。

ザガーロの正しい用法・用量として、男性成人の場合、通常0.1mg を 1 日 1 回服用します。必要に応じて 0.5mg を1 日 1 回服用することも可能です。なお、食前、食後、食間を問わず服用できますが、服用間隔は24時間おきと定められています。持病があり、別の治療薬を服用しているなど、用法・用量に関して不安や疑問がある際には、医師に相談するようにして、決して自己判断をしないようにしましょう。 (※2)

効果が現れるまで長期間を見る

ザガーロなどのAGA治療薬は、その効果が現れるまでに長期間を要します。また、ザガーロに限らず、AGA治療薬は効果が現れるまでの期間に個人差があるのが特徴です。効果が見られなくても、途中で服用を中断せず、最低でも6カ月間は継続して使用することを心掛けてください。

処方はクリニックで

AGA治療薬は通販でも購入できますが、粗悪な偽造品が非常に多いと、厚生労働省がホームページで注意を促しているほどです。偽造品は、効果がないだけでなく、健康に対する悪影響の可能性もあり、実際に被害も出ています。通販で販売されている偽造品は、病院で処方される正規品と同じような製品名・見た目をしており、簡単に偽造品と見破ることは困難です。

AGAの治療効果を確実にするため、また体の安全のためにも、専門病院で治療薬を処方してもらうのがおすすめです。また、専門病院では、一人ひとりにあった最も良い治療、最も良い治療薬を、医師に導いてもらうことができます。

ザガーロは発毛を助けるAGA治療薬!処方はクリニックにて

ザガーロの有効成分デュタステリドは、抜け毛の抑制だけではなく、発毛も促進する効果が確認されています。また、ザガーロは、同じAGA治療薬のプロペシア(有効成分:フィナステリド)と異なり、AGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)を生成する酵素5αリダクターゼのI型とII型の両方の働きを妨げるので、より大きな改善効果が期待できるのです。

薄毛を改善するためには、何よりも正しく服用し、その効果を最大限引き出すようにしましょう。ザガーロによるAGA治療の発毛効果を確実にするためには、治療薬の処方や正しい服用方法を指導してもらえる専門クリニックをぜひ受診してください。

参考URL

※1)グラクソ・スミスクライン「よくあるご質問(製品関連)」
https://gskpro.com/ja-jp/products-info/zagallo/qa/
※2)グラクソ・スミスクライン ザガーロ 医薬品インタビューフォーム
https://gskpro.com/content/dam/global/hcpportal/ja_JP/products-info/zagallo/zagallo-if.pdf

プロペシア

プロペシアは、AGAの予防・改善に使用される治療薬であり、皮膚科やAGA治療を専門として扱う病院で処方されています。

アロビックス

アロビックス液とは、塗布タイプの脱毛治療薬です。患部に直接塗布することで、毛根の血行をよくして抜け毛を抑制し、発毛を促す効果があるためプロペシアとの併用が効果的といわれています。

アロビックスについて詳しくはこちら

ザガーロ

ザガーロはAGAの原因であるジヒドロテストステロン(DHT)の産生を強力に抑制することで、薄毛や脱毛の治療効果を発揮します。AGA専門クリニックや男性外来を中心とする、国内の医療機関で処方されています。

ミノキシジル

ミノキシジルとは、薄毛治療に用いる「発毛剤」として使用される薬剤です。様々な研究や調査を重ね、ミノキシジルが血管を拡げることで髪の毛のもととなる毛母細胞への血流をアップされることが分かりました。

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