バイアグラ

バイアグラの処方について、薬のもらい方や服用できない方とは

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国内で承認されている正規品のバイアグラに代表されるED治療薬を手に入れるためには、病院やクリニックで処方してもらう必要があります。。しかし、これらの治療薬は誰にでも処方されるというわけではなく、なかには処方されることができない方もいます。それでは、処方できる人とできない人の差はどこにあるのでしょうか。ここでは、バイアグラの処方のされ方や処方の可否についてご紹介します。

バイアグラの処方のされ方

10-1pixabayバイアグラを病院やクリニックで処方してもらうためには、まず診察を受ける必要があります。その診察でバイアグラを処方できるかどうかが判断され、問題がなければ処方されます。通販であれば診察を受けずにバイアグラを購入することもできますが、診察がなければバイアグラを飲んでも大丈夫な体質・状態なのかを判断できないため、思わぬ事態に見舞われることも考えられます。また、薬の安全性・信頼性という面からみても、病院やクリニックで処方してもらったほうが望ましいといえます。なお、通販で購入したバイアグラが偽物であったという報告、さらに健康被害も確認されているため注意が必要です。(※1)

バイアグラが処方できない理由

10-2pixabayバイアグラは誰でも処方してもらえるというわけではなく、条件によっては処方してもらえないこともあります。その条件には、以下のようなものがあります。

ひとつは、循環器系の疾患、すなわち心臓や血管に関する持病がある場合です。狭心症や心不全といった心臓血管系に障害のある方、さらに重症な慢性腎不全、血液透析中の方、脳梗塞・脳出血直後等の場合には、そもそも性行為をすることができない人もいます。こういった人は、処方ができません。また、降圧剤によっても血圧がうまくコントロールされていない高血圧症の方も服用には注意が必要です。バイアグラ®にはもともと血圧を下げる効果があるため、低血圧の人は血圧が下がりすぎますし、高血圧症の方も血圧の管理が不適切な場合、服用できないケースがあります。

高血圧症の方でも、降圧剤で日々の血圧のコントロールが良好な方は、バイアグラ®などのED剤の(降圧剤と概ね5~6時間の間隔を空ければ)服用は可能ではありますが、詳細は医師・専門病院とぜひご相談いただき、必要な指示を守ってください。

このほか、バイアグラの過敏症の既往歴があった場合、重度の肝機能障害がある場合、直近6ヶ月で脳梗塞・脳出血・心筋梗塞の既往歴がある場合、網膜色素変性症の場合なども同じく処方してもらうことができません。

 

▼当院のバイアグラ・バイアグラジェネリックの処方についてはこちらから。

バイアグラってどんな薬?種類やジェネリック医薬品について解説

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併用禁忌薬について

バイアグラを処方してもらえない条件については前述のとおりですが、もうひとつ気をつけなければならないものがあります。それが、併用禁忌薬です。併用禁忌薬とはその名のとおり、バイアグラと一緒に併用することができない薬のことです。同時に服用すると、最悪の場合死に至ることもある危険なものです。(※2)

最も知られているのは、狭心症などの薬として使われるニトログリセリンです。ニトログリセリンは血管拡張作用のある薬であり、使用すると血圧が下がります。バイアグラにも同じく血管拡張作用と血圧を下げる効果があるため、併用することで血圧が急激に降下してショック状態に陥ることがあります。また不整脈に対する抗不整脈剤も危険です。

ニトログリセンは硝酸剤系の薬であるため、同じ系統の薬を服用している場合もバイアグラは処方できません。また、服用だけでなく貼り薬の場合も危険で、所持しているだけでも危険性があります。何らかの形で硝酸剤と関わっている場合は要注意です。

硝酸剤以外にも併用禁忌薬はいくつかあるため、現在服用している薬があれば必ず医師に正しく申告しなければなりません。

 

▼使用禁忌・飲み合わせについてはこちらも併せてお読みください。

バイアグラの効果的な使用方法と、 服用の際に気をつけるべ過剰服用や副作用とは?

今回ご紹介したように、バイアグラを処方してもらうためにはいくつか条件をクリアする必要があります。その条件は身体の状態であったり服用している薬の成分であったりとさまざまですが、重篤な副作用を引き起こす可能性もあるため無視できないことです。(※2)もしバイアグラを処方してもらうことができなくてもほかのED治療薬であれば大丈夫な場合もあるため、まずは医師にしっかりと相談しましょう。

近年、海外ではED治療に、非薬物治療として低強度体外衝撃波療法3)として直接、低周波を陰茎部分にあて血管新生を促進し、ED治療とする“医療器具”も承認され臨床応用がされています。今後、日本でも次世代のED治療として、この種の医療器具による非薬物療法入(ED剤との併用含め)の導入も期待され、確立してゆくかも知れません。

 

▼各薬剤の価格は下記医院ページからご覧いただけます。

 

各院共通、処方までの流れはこちら

 

参考記事

※1)<偽造ED治療薬4社合同調査結果>
http://www.nippon-shinyaku.co.jp/official/company/news/20161124_news.pdf

※2)ファイザーバイアグラ、インタビューフォーム
https://pfizerpro.jp/documents/if/vgr/vgr01if.pdf

この記事の監修者

加藤 淳の写真
加藤 淳の写真

加藤 淳

1982年04月防衛医科大学校卒業, 1982年防衛医大附属病院・共済組合三宿病院, 1984年海宝胃腸科外科病院, 1986年札幌いしやま直腸肛門科病院, 1991年Epworth Hospital, Melbourne, Australia, 1994年大藤内科外科診療所・北診療所, 1997年外資系製薬企業医師, 2017年12月イースト駅前クリニック新橋院 院長就任