バイアグラ

バイアグラの処方方法・金額、およびED治療は病院で医師に相談すべき4つの理由

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バイアグラの利用を検討する時、できれば病院通院を避けたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、病院でどのように処方されるのかも気になるところ。今回は、病院でバイアグラがどのように処方されるのかを解説します。あわせてバイアグラの新薬とジェネリック医薬品の違い、また利用にあたっての注意点も紹介。バイアグラの使用を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

目次※知りたい情報をクリック

バイアグラの病院での処方方法

バイアグラ処方の流れは医療機関ごとに多少異なりますが、一般的には下記の流れで行われます。各流れを詳しくご紹介します。

1. 電話またはメールで受診の予約

2. 予約日に病院を受診

3. 医師による診断(問診)

4. 処方されたバイアグラを受け取る

1.電話またはメールで受診の予約(予約なしでも受診は可能)

インターネットで予約できる場合は、先に問診票(またはセルフチェックシート)に記入が必要な場合があります。なお、予約なしでも受診は可能ですが、一部の病院は完全予約制の場合もあります。

2.予約日に病院を受診

予約時に問診票(またはセルフチェックシート)を提出していない場合、用紙を渡されるので記入します(受付で渡されないときは医師から渡されます)。一般の病院では受付時にどのような症状があるかを聞かれますが、ED治療の病院やクリニックで聞かれることはあまりありません(聞かれても医師に直接話すといえば問題ありません)。医師や病院のスタッフ全員が男性の病院もあります。

もし、現在服用している薬があれば、すべての薬の名称を紙に記入して病院に持参します。また、体調が悪い場合は、直近で受けた健康診断の結果を記載した健康診断書があれば一緒に持参することで、一部検査も受けなくてもよくなる可能性があります。

3.医師による診断(問診)

受付が終了し、順番が来ると医師による診断を受けますが、通常は問診のみです。問診では、医師からEDの状況について聞かれます。EDに関する相談を詳しくするのは誰もが恥ずかしいと感じますが、適切な治療を受けるためには必要です。EDの状態や持病などの現状をありのままに伝えます。EDの原因は、身体的要因と精神的要因が複雑に絡み合っていることがあり、できるだけ詳しく話をしたほうが効果的な治療を受けられます。

診察では、下半身を裸にする必要は特別な場合を除いてありません。なお、健康状態によっては、問診以外に血圧、脈拍、血液、心電図などの測定または検査が必要になることがあります。

持病があり他の薬を服用している場合、重大な副作用が起きる可能性も。服用している薬があれば医師に伝え、問題なく服用できるかを判断してもらいましょう。

4.処方されたバイアグラを受け取る

医師の診断が終わるとバイアグラを受け取り、会計を済ませ終了です。多くの場合、病院内でバイアグラを受け取れますが、一部の病院では外部薬局での受け取りになります。またED治療には健康保険が適用されないため、診察費、検査費などすべて自己負担です。(※1)

病院で処方されるバイアグラの種類

病院でED治療を受けるとき処方されるバイアグラにはバイアグラ正規品とジェネリック医薬品があります。ここでは2つの効果・効能の違いや注意点を解説します。

バイアグラの新薬とジェネリック医薬品との効果・効能の違い

ジェネリック医薬品は後発医薬品とも呼ばれ、最初に開発・販売された薬(新薬または先発医薬品と呼ばれます)と効果・効能が同等になるように製造された薬です。そのため、バイアグラの新薬とジェネリック医薬品とでは効果・効能に違いはありません。なお、新薬の開発には長い年月と多額の資金がかかるため、最初に開発した会社には一定期間の独占販売権が認められています。しかし、独占販売できる期間が終わると他の会社も製造できるようになります。後発で製造する会社は、最初の会社ほど費用をかけずに同等の効果・効能のある薬を製造できるので安い価格で販売できるのです。(※2)

バイアグラの偽造品は危険!注意が必要

通販で販売されているバイアグラの新薬やジェネリック医薬品は、粗悪な偽造品が非常に多く出回っています。バイアグラの製造・販売会社であるファイザーは、調査の結果、全体の約40%が偽造品であったと報告しています。中には効果・効能がないだけでなく、服用方法を間違えると死亡する可能性もあるほど危険な偽造品もあります。

通販で販売されているバイアグラの新薬やジェネリック医薬品の価格は安いですが、極めて危険です。偽造品は外観だけでは見分けられないほど精巧に作られているため見分けるのは困難。できれば病院で処方してもらうことをおすすめします。(※3、4)

バイアグラの処方価格

バイアグラは保険が適用されないため、病院によって価格は異なります。また、初診料、再診料が別に必要であったり、バイアグラの価格にその費用が含まれていたりする違いもあります。さらに健康状態によって血圧や血液検査などの費用も発生します。ここでは、バイアグラ単体の価格のみを紹介します。

バイアグラ正規品の価格(単位:1錠)

・バイアグラ25mg 1,000円~1,500円
・バイアグラ50mg 1,300円~1,800円

バイアグラのジェネリック医薬品の価格(単位:1錠)

・バイアグラ25mg 450円~700円
・バイアグラ50mg 750円~1,100円

バイアグラによるED治療を医師に相談すべき4つの理由

もしED治療をする場合、医師に相談することをおすすめします。ED治療で病院に行くのは多くの人がためらうものです。できれば病院に行かないでバイアグラを使おうと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、ED治療は医師に相談するべきです。ここではその理由を4つ紹介します。

理由1 自己判断でバイアグラを服用すると危険なことがある

バイアグラはED治療に非常に有効ですが、一方で併用してはいけない併用禁忌薬があります。バイアグラの併用禁忌薬に該当するもの全て把握するのは極めて難しいことです。もし医療薬を常飲している場合は医師にバイアグラを服用してもいいか事前に確認する必要があります。

理由2 EDの裏に重大な病気が隠れている?

隠れた動脈硬化や神経の障害、精神的なストレスなどによってEDが起きている可能性もあります。これらが原因の場合、医師の相談なしでバイアグラを服用すると、病気を悪化させてしまう恐れも。また、このようなケースの場合、病気を根治することでED治療ができる可能性があります。

理由3 心因性が原因のEDもある

ED発症には、精神的ストレス(心因性)も関係します。精神ストレスによって、性的興奮が神経を伝わることを阻害してしまうのです。この心因性EDの場合も、医師に相談することでバイアグラを服用しなくても解決する可能性があります。

理由4 早めの相談で効果的にEDを克服できる

早めの相談でEDは効果的に治すことができます。EDの多くは精神的な要因であることがあります。そのため早めに医師に相談することで精神的な余裕が生まれ、EDが好転することも。1人で悩まず、「EDかな?」と思ったらまずは医師に相談してみましょう。

バイアグラによるED治療を検討する前に!安全と安心のためには病院に相談!

バイアグラが処方されるまでの流れと、価格(正規品とジェネリック医薬品)、使用の注意点を紹介しました。バイアグラを自己判断で服用するには危険性について知っておく必要があります。病院にEDを相談するのが恥ずかしいという理由から、通販でバイアグラを入手する方は多いですが、あまりおすすめできません。医師に相談することは安全だけでなく精神的な安心にもつながります。EDに悩んだらまずは気軽に相談してみましょう。

参考URL

※1)日本新薬株式会社「ED治療の流れ」
(https://www.ed-care-support.jp/abouted/flow.php)
※2)沢井製薬「新薬との違いは?」
(https://www.sawai.co.jp/generic/knowledge/difference/)
※3)ファイザー株式会社「危険!バイアグラの個人輸入」
(https://www.ed-info.net/caution/forgery/index.html)
※4)ファイザー株式会社「偽造ED治療薬による重篤な有害事象が生じています」
(https://www.ed-info.net/caution/survey/survey02.html)

この記事の監修者

加藤 淳の写真
加藤 淳の写真

加藤 淳

1982年04月防衛医科大学校卒業, 1982年防衛医大附属病院・共済組合三宿病院, 1984年海宝胃腸科外科病院, 1986年札幌いしやま直腸肛門科病院, 1991年Epworth Hospital, Melbourne, Australia, 1994年大藤内科外科診療所・北診療所, 1997年外資系製薬企業医師, 2017年12月イースト駅前クリニック新橋院 院長就任