レビトラ

レビトラのジェネリックは通販で買える?本物?安全性についても解説

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レビトラはED治療薬の1つで、レビトラのジェネリックも低価格で国内に出回っています。正規のレビトラは医師の処方箋に基づいて購入すべきもので、日本で承認されていない通販での購入には高い危険性が潜んでいます。今回は通販で購入できるレビトラのジェネリックが本物かどうかについて解説します。

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レビトラのジェネリックは通販で購入できるのか

レビトラのジェネリックをインターネットで検索をすると、通販の危険性を注意喚起する医療機関の記事に混じって、「通販が安い」「1錠/190円」などの記事がでてきます。実はレビトラのジェネリックは、通販の個人輸入代行サイトなどで簡単に購入することができます。そこで、そもそもジェネリック医療品とはどういうものか、日本におけるレビトラのジェネリックの扱いなどについてみてみましょう。

そもそもジェネリック医薬品とは

ジェネリック医薬品とは後発医薬品と呼ばれ、厚生労働省の承認を得て製造販売されているものと、同じ有効成分を含む医薬品を言います。品質や効き目、安全性も同等な医薬品ですが、新薬に比べ開発費や開発期間が短いことから、低価格で提供できるのが特長です。 (※1)

日本におけるレビトラのジェネリックの扱い

日本国内ではレビトラの特許が切れていないため、現時点でレビトラのジェネリックの製造販売は行われていません。一方、通販などに出回るレビトラのジェネリックは、海外から個人輸入の形をとって購入するものです。

国内で承認された正規のレビトラは、安全性や品質が医薬品医療機器等法によって守られていますが、個人輸入されたレビトラのジェネリックには、同法の規制がありません。要するに安全性が確認されていない危険性の高い医薬品と言えるでしょう。(※2)

レビトラのジェネリックを通販で購入する危険性について

通販サイトで販売されているED治療薬は、仲介業者が個人輸入代行として、海外製の医薬品を販売するものです。しかし、承認を受けていない業者からの医薬品購入には危険が伴います。レビトラのジェネリックを通販で購入することで考えられるリスクをご紹介します。 (※3)

偽造薬の可能性がある

インターネットで入手できるED治療薬について、日本国内でED治療薬を製造販売している、4社(ファイザー株式会社、バイエル株式会社、日本新薬株式会社、日本イラーリリー株式会社)が共同で鑑定調査を行いました。その結果、インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造医薬品だと判明。

また、ED治療薬の製品別鑑定を行ったところ、承認されていない用量表示、用量とは異なる成分量の含有、さらには有効成分そのものが全く含まれていないものから、他の成分や不純物を含むものまで存在しました。

中には正規品と比較すれば、大きさや色、刻印の不鮮明さや用量の違いなどで、判断できるものもあります。しかし、医師でも成分分析をしてみないとわからないという、精巧なものも存在します。ネット上では「海外製のジェネリック医薬品である」として、形状などの違いを隠そうとするものまで登場しています。(※4)

健康被害について

海外製のレビトラのジェネリックは、日本国内での品質や有効性、安全性の確認が行われず、安全性について全く保証がありません。衛生環境の悪いところで製造された偽造品を服用すると、重篤な健康被害を受ける可能性が高いのです。

2008年には、シンガポールで偽造ED治療薬を服用した患者が死亡した事例や、日本国内でも2011年に奈良県で意識障害を起こし、救急搬送される事例も発生しました。

国内の正規医薬品は、副作用による健康被害を受けた場合には、医薬品副作用被害救済制度により医療費等の給付が行われます。しかし、海外から個人輸入したレビトラのジェネリックなどの場合は、救済制度の適用がありません。(※2、5、6)

レビトラのジェネリックの種類

現在、通販市場で販売されているレビトラのジェネリックは5種類あり、その全てがインド製です。これらはインド国内では承認されているものですが、日本国内で認められていません。それぞれの種類について把握しておきましょう。

バリフ(アジャンタファーマ社)

バリフはインドのアジャンタファーマ社が製造・発売している、レビトラと同じ有効成分である「バルデナフィル」を含むED治療薬です。

ビリトラ(センチュリオン・ラボラトリーズ社)

ビリトラはインドのセンチュリオン・ラボラトリーズ社が製造・発売している、ED治療薬です。個人輸入代行サイト等では、正規品のレビトラ価格の10分の1程度で販売されています。

ジェビトラ(サンライズ・レメディ社)

ジェビトラはインドのサンライズ・レメディ社が製造・発売、インド国内でのみ承認されているレビトラのジェネリック薬です。錠剤タイプ、水無しで飲めるタイプ、ゼリー製剤タイプがあります。

サビトラ(サバ・メディカ社)

サビトラはレビトラと同じ有効成分バルデナフィルを配合したED治療薬で、インドのサバ・メディカ社が製造・発売しています。個人輸入代行サイト等では、20mgの錠剤タイプ1錠あたり300円~400円で販売されています。

シルビトラ(マクレオーズ社)

シルビトラはレビトラの有効成分バルデナフィルに加え、バイアグラの有効成分シルデナフィルを配合したED治療薬です。1錠あたりの価格が350円ほどです。

通販でレビトラのジェネリックを購入するのはリスクがある

通販で販売されているレビトラのジェネリックの危険性について解説しました。日本国内では特許の関係から、レビトラのジェネリックは承認されていません。通販で販売されているレビトラのジェネリックはインド製、もしくはそのコピー版です。値段の安さにひかれて服用すると、どんな健康被害を受けるかわかりません。

ED(勃起不全)は病気であり、心筋梗塞など命に関わる病の前兆だとも言われています。安易に通販のED治療薬に頼るのではなく、専門の医院やクリニックでの診察を受けることをおすすめします。イースト駅前クリニックでは、一人ひとりに合った治療方法を提案し、安心、安全に治療を行うことをお約束します。

参考URL

※1)第一三共エスファ株式会社「ジェネリック医薬品とは」
(https://www.daiichisankyo-ep.co.jp/whats_generic/)
※2)厚生労働省 医薬・生活衛生局「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/index.html)
※3)厚生労働省「医薬品等の個人輸入に関するQ&A」
(https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/faq.html)
※4)ファイザー株式会社「偽造ED治療薬4社合同調査結果」
(https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2016/2016_11_24_02.html)
※5)ED治療薬製造4社合同「偽造ED治療薬に関する詳細情報」
(http://www.no-fake-drug.com/contents.html)
※6)独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「医薬品副作用被害救済制度に関する業務」
(https://www.pmda.go.jp/relief-services/adr-sufferers/0001.html)

この記事の監修者

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平田 勝俊

1987年03月 長崎大学医学部卒業
1987年06月 長崎大学病院 脳神経外科入局
1993年08月 北九州市立八幡病院 部長
2001年09月 福岡徳洲会病院 医長
2002年12月 ひらた脳神経外科クリニック 院長
2019年08月 イースト駅前クリニック名古屋院 院長就任