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バイアグラがダメでも大丈夫、陰圧式勃起補助具でのED治療

EDについて

バイアグラがダメでも大丈夫、陰圧式勃起補助具でのED治療

バイアグラをはじめとするPDE5阻害薬は、すべてのEDに有効なわけではありません。血管系の障害によるEDでは効果を期待することができても、神経障害などによるEDの場合、効果が出ないこともあるのです。また、PDE5阻害薬には併用禁忌薬があり、ニトグリセリンなどを服用している人は飲むことができません。低血圧や高血圧など、体質的な面から服用を禁止される場合もあります。
こういった「バイアグラが効かない」「バイアグラが飲めない」そんな男性におすすめなのが、陰圧式勃起補助具です。陰圧式勃起補助具はED治療を目的とした器具で、陰茎に直接被せて使用するのが特徴です。今回は、ED治療のひとつである陰圧式勃起補助具についてご紹介します。

陰圧式勃起補助具とは

1Flickr陰圧式勃起補助具は、バイアグラをはじめとするPDE5阻害薬に次いでED治療の第二選択肢として用いられている治療です。神経障害などによるEDでPDE5阻害薬が効かない人、狭心症などの治療で硝酸薬や一酸化窒素供与薬といったPDE5阻害薬の併用禁忌薬を服用している人に勧められます。

陰圧式勃起補助具は、擬似勃起を起こすための器具です。
まず、プラスチックの円形の筒の中に陰茎を挿入し、付属のポンプを使って筒の中を陰圧にします。すると、陰茎に血液が吸い込まれていき、誘発的に勃起が引き起こされます。とはいえ、このままの状態で筒から陰茎を抜けば血液が逆流して勃起が終わってしまうため、陰茎基部にゴムバンドを巻いて血液を滞留させます。筒を抜いて性交すれば完了です。勃起はするものの、勃起を維持できないという人には、勃起状態の陰茎基部にゴムバンドを巻くだけでも効果があるといいます。うっ血を防ぐためにも、ゴムバンドを30分以上締めっぱなしにしないように注意しましょう。

陰圧式勃起補助具のメリットとデメリット

2Flickr陰圧式勃起補助具には、性交可能な勃起状態が90%達成できる、好きなときに好きなだけ使用できる、器具の構造が単純なため使用する人を選ばない、故障も少なく長期的に使い続けることができる、即効性がある、重い副作用がない、などのメリットがあります。EDのタイプを問わず効果が得られるのも魅力的です。
また、陰圧式勃起補助具はPDE5阻害薬単独と併用することで尚効果が期待できるとされており、PDE5阻害薬単独では効果がなかったという人も、併用後には70%の確率で効果が得られたといいます。前立腺全摘手術後の陰茎海綿体リハビリテーションにも推奨されており、勃起回復はもちろん、陰茎長や陰茎周囲長の維持にも有効です。

その一方で、陰圧式勃起補助具にはデメリットも存在します。
まず、性交において十分な満足度が得られないことです。陰圧式勃起補助具では、ゴムバンドを使って陰茎の根元を締め付る必要があります。その際、どうしても不快感や痛みが伴ってしまうのです。また、陰茎内の血流が滞留することから挿入時に陰茎が冷たくなることもあり、パートナーが不満を訴えてくる可能性も0ではありません。途中で性交を中断して器具を装着しなければならないため、ムードが壊れてしまう点も悩み所です。
そして、軽度ではありますが、副作用もあります。症状としては、陰茎痛、陰茎の痺れ、皮下出血、射精障害、陰嚢吸引、冷たい勃起などがあげられます。

陰圧式勃起補助具を使用する際には、上記のメリットとデメリットを踏まえておくようにしましょう。なお、パートナーの理解のもと使用すれば、デメリットが低減されるといわれています。

陰圧式勃起補助具を使用できない人

男性の中には、体質的に陰圧式勃起補助具を使用できない人もいます。
まず、絶対に使用が禁止されているのは、出血性素因を有する患者です。持続性勃起を引き起こしやすい白血病・多発性骨髄腫・鎌状赤血球貧血の患者も使用できません。
なお、陰茎付近に神経障害を有する患者、アルコール依存症・薬物依存症患者は、通常の人よりも感覚が鈍くなっているため、陰茎のゴムバンドを強く締め過ぎてしまう危険性があります。使用の際には注意が必要です。

今回ご紹介した陰圧式勃起補助具ですが、日本で医療器具として厚生労働省の使用認可がおりているものは、アメリカのベトコ社製の手動式ポンプ「ベトコ」、日本のツムラ社製の電動式ポンプ「リテント」、日本の三井ヘルス社製の手動式ポンプ「カンキ」の3種類です。これらはいずれも医師の処方のもと購入することができます。興味のある人は、是非ともED治療を取り扱う専門のクリニックに問い合わせてみてください。事前に医師の診断を受けて使用すれば、より効果的にEDを治療できるはずです。

→その他edの基本的な情報はこちらからご覧いただけます。

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