EDコラム

効果はある?ED治療と漢方薬
※当院では漢方は扱っておりません。
※漢方薬を服用してたちまちED治療が出来るということではないのでご注意ください。

ED(勃起不全)の治療はED治療薬を用いて行われます。日本で認可されているED治療薬は3種類あり、それぞれ特徴が異なることから自分に合ったものを選ぶことが大切です。
なお、これらのED治療薬は誰でも服用してよいというものではありません。既往歴や服用している薬などによって、服用が禁止されるケースもあります。こうした場合に活用されることがあるのが漢方薬です。
しかし、「漢方薬を飲めばたちまちEDが治療できる」というものではありません。ED治療として漢方を服用する際には、その点を覚えておくことが大切です。

漢方におけるED

西洋医学でのEDは、漢方では陰萎といいます。EDの場合は器質性ED、心因性ED、それらの混合型の3つに分類されますが、漢方での陰萎は主に以下の4つに分類されます。

・心身症状型

・気血痰於型

・脾胃湿熱型

・陽虚型

心身症状型の陰萎は精神的な要因で発生するもので、西洋医学での心因性EDにあたります。気血痰於型は身体的な要因で発生するもので、西洋医学での器質性EDにあたります。残り2つの陰萎は、特定の症状を伴ったEDです。脾胃湿熱型の陰萎は胃腸障害を、陽虚型の陰萎は四肢冷感や活動低下を伴います。

疾患に対してアプローチしていく西洋医学とは異なり、漢方では症状に対してアプローチしていくため、こうした分類となっています。

EDに効果的な漢方薬

ED、すなわち漢方でいう陰萎に効果的だとされている漢方薬には、以下のようなものがあります。

・牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
牛車腎気丸は、腎虚を改善するための漢方薬です。「腎」、つまり腎臓は漢方では生命エネルギーである気を蓄える部位とされていて、この働きが弱る(=腎虚)と下半身にさまざまな症状が現れると考えられています。そのひとつに、性機能の低下も含まれています。そのため、EDの治療に牛車腎気丸が効果的だと考えられています。配合されている生薬としては、地黄や桂皮、山薬、牛膝などがあります。

・柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
柴胡加竜骨牡蠣湯は、気滞を改善するための漢方薬です。気滞とは文字どおり気の巡りが滞っている状態のことで、精神的に不安定な状態です。気滞に陥る原因は、ストレスや精神的疲労だとされています。柴胡加竜骨牡蠣湯は不安やストレスを軽減する効果があるため、気滞を解消することができます。そうした性質から、特にイライラが強い心因性EDの治療に効果的だといわれています。

・桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
桂枝加竜骨牡蠣湯も、柴胡加竜骨牡蠣湯と同じく精神的な疲労やストレス、不安などを軽減することができる漢方薬です。もともと虚弱体質や神経質であったり、些細なことで興奮しやすかったりといった場合に特に効果を発揮します。心因性EDの治療に効果的であることは柴胡加竜骨牡蠣湯と同じですが、こちらは特に不安が強い心因性EDの治療に効果的だとされています。

直接的な効果を生じさせるものではない

今回ご紹介したものの他にも、EDの治療に効果的だとされている漢方薬はいくつかあります。漢方は症状によって処方が異なるため、処方してもらう際には自分の症状をしっかりと伝える必要があります。漢方薬はED治療薬との併用も可能であるため、相乗効果が期待できます。

なお、漢方は即効性のある薬ではなく、また直接EDの原因に作用する薬ではないという点に注意が必要です。漢方の目的はあくまでも体質の改善であり、その効果は緩やかなものです。

 

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