ザガーロ

【サガーロの副作用とは?】対処方法や併用禁忌薬、その他注意点

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AGA治療に有効な薬として承認されているサガーロ。しかし、AGA治療として長期の服用時に気になるのが副作用について。実際にはどのような副作用の懸念があり、発生した場合の対象方法にはどのようなものがあるのかをご紹介します。また、服用時に気になる併用禁忌薬についても解説します。

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サガーロの副作用有無

国際共同試験によると、サガーロの服用によって副作用が発生したのは全体の17%という結果になりました。その中で日本人の副作用発生は120名中14例でした。

また、国内長期投与試験においては、総症例数120例中20例(16.7%)で副作用が報告されています。この投与試験で報告された副作用の例として最も多かったのが「勃起不全」で13例(10.8%)、「リビドー減退」が10例(8.3%)、射精障害が5例(4.2%)でした。

サガーロは薬であるため、注意しなければならない副作用がいくつか存在するのは事実です。しかし過度な心配をするだけではなく、医師の指導のもと適切な服用を行うことも大切です。

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サガーロの代表的な副作用

サガーロの代表的な副作用には性機能にまつわる症状が挙げられます。具体的にはどのような症状が該当するのか、代表例をご紹介します。

勃起不全

EDとも言われる勃起不全は、満足な性行為ができなくなってしまう症状です。また、勃起するものの硬くならない、勃起してもすぐに柔らかくなってしまうなどもED の症状として挙げられます。他にもセックスの時だけ勃起しないなどというケースもあります。

性欲の減退

性行為への自発的な思いや、興奮が発生しなくなる症状です。また、性行為に対して苦痛を感じる場合も該当します。パートナーとの関係悪化も相まって、より心的に不安定になる場合もあり、性欲の減退が悪循環に陥ることも考えられます。

精液量の減少

いつもはしっかり排出されていた精液の量が減少する症状です。精子が作られるメカニズムには男性ホルモンが欠かせません。しかし、サガーロには男性ホルモンの活性を止める作用があるのです。そのため、精液量が減少する副作用が発生するケースが報告されています。

その他の副作用

発生頻度 副作用
1%未満 ・乳房大きくなる
・乳頭痛
・乳房不快感
・頭痛
・抑うつ気分
・腹部不快感
・発疹
不明 ・アレルギー反応
・めまい
・精巣痛
・腹痛
・下痢
・多毛症
・倦怠感

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上記は代表的なもの以外で考えられるサガーロの副作用です。その他の副作用としては、体の不調が挙げられますが、どれも1%未満や頻度不明です。そこまで心配することはありませんが、決して現れないとは言い切れませんので、あらかじめおさえておくと良いでしょう。

サガーロの副作用への対処方法

サガーロの服用にあたって起こる副作用は、全体の10%ほど。過度な心配は不要ですが、もしも副作用が出てしまった場合はそのままにしておかず、適切な対処を行いましょう。以下はサガーロの副作用に対する具体的な対処方法です。

副作用が出た場合は、使用を中止して医師に相談

副作用が出た場合はそのまま飲むのを一旦中止し、必ず医師に相談しましょう。特に重大な副作用の一つである肝機能障害は、サガーロ自体が肝臓で代謝される薬であるため、肝臓に負荷がかかってしまうことが原因となっています。肝機能障害の副作用が現れる現象としては、皮膚や粘膜が黄色くなるとその危険性があるので、すぐに使用を止めて受診しましょう。

ED治療薬

サガーロを飲んで性機能障害の副作用が出た場合は、ED治療薬で対処していくのが一般的とされています。AGA治療を続けながら性機能も正常に維持させたい人は、専門のクリニックで相談してみることをおすすめします。

 

サガーロの併用禁忌薬はあるのか?

サガーロを服用する際に併用禁忌薬は特にありません。しかし、注意を要する薬はあります。CYP3A阻害薬(リトナビルなど)は併用注意です。サガーロは代謝酵素CYP3A4で代謝されるので、CYP3Aを阻害する薬を飲むと血中濃度が上がってしまい、腎機能の低下などが考えられます。また、禁忌としては過敏症の既往歴のある人は投与を禁止されています。

以下の薬をサガーロと併用する際には、必ず問診票に記載し、医師と相談しながら処方を決めましょう。

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注意したいCYP3A4阻害薬

プロテアーゼ阻害薬(リトナビル、インジナビルなど)
マクロライド抗生物質(一部)
アゾール系抗真菌薬(一部)
ネファドゾン(抗うつ薬)
カルシウム拮抗剤(一部)

 

 

その他サガーロを服用する際の注意点

女性の服用は厳禁

サガーロの注意点の一つとして、女性は服用してはいけないという点があります。男性脱毛症限定の薬なので、脱毛があるからといって独自の判断で飲むのは絶対にお辞めください。また、サガーロは精液を通して女性に移行してしまう恐れがあるので、セックスの際はコンドームを使用しましょう。

妊娠中の女性には、胎児への影響がある

妊婦、産婦、授乳婦への投与と皮膚接触も禁止されています。これはラットやウサギにサガーロの主成分であるデュタステリドを投与した結果、雄胎児の外生殖器が雌化する結果が見られたためです。該当の女性がサガーロを服用してしまうと、生まれてくる男の子の赤ちゃんの外生殖器の発達を阻害してしまう恐れがあるのです。

子供にも服用させないこと

子供への服用や接触も禁止されています。子供に対するサガーロの安全性や有効性は確立されていないためです。そもそもAGAの治療薬であるサガーロを子供が服用することは考えにくいですが、患者に同居するお子さんがいる場合は注意が必要です。

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サガーロの副作用を回避するために、医師と必ず相談しよう

サガーロはAGA治療薬として承認され始めてから国内でも広まりつつありますが、薬である以上、切っても切り離せないのが副作用です。サガーロはご紹介した通り、副作用が起こる事例が報告されています。

もちろんサガーロには様々な副作用がありますが、必ず起こるというわけではないのでストレスを感じないようにおおらかな気持ちで飲みましょう。もしも、副作用が出た場合は軽症だと感じても必ず医師に相談し、医師の指示に従って対処しましょう。

また、副作用の主な症状には性的障害が多く見られますが、パートナーとも話し合って理解してもらうことも大切です。


※1)PDMA ザガーロ添付文書
https://gskpro.com/ja-jp/products-info/zagallo/index/