薄毛

AGA治療のひとつ、「メソセラピー」とはどんな治療方法?
※当クリニックでは行っておりません。

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AGA(男性型脱毛症)の治療方法に、メソセラピーという治療方法があります。短期間で強い発毛・育毛効果を実感できる点が特徴です。以下では、そんなメソセラピーについてご紹介します。

メソセラピーとは?

メソセラピーとは、注射器やレーザー、超音波などを用いて、AGA症状に有効な成分を直接頭皮に取り入れていく治療方法です。従来の服用する発毛剤を用いた治療とは大きな違いがあります。たとえば、フィナステリドやデュタステリドといったAGA治療薬を服用すると、その有効成分は体内を巡り、最終的に毛根まで到達します。しかし、副作用への懸念から、治療薬の内服量は限られます。

一方の育毛メソセラピーでは、育毛・発毛に有効な薬液などを頭皮に直接注入します。有効成分を効率的に毛根まで届けられるため、高い改善効果が期待できるわけです。場合によっては、AGA治療薬の服用よりも短期間で発毛・育毛効果を実感できる可能性もあります。

メソセラピーを行うには、各医療機関によって多少の違いはありますが、1回あたり70,000円程度の費用がかかるのが一般的です。AGAの進行状態にもよりますが、メソセラピーは数回行う場合もあるため、それだけ高額な費用がかかることが考えられます。

加えてAGA治療には健康保険が適用されないため全額自己負担することになるので、AGAの進行状態や健康状態だけでなく、負担できる費用の観点からもメソセラピーを行うかどうか考えることが大切です。

メソセラピーで利用される成分の種類

メソセラピーに含まれている成分は、発毛薬成分、発毛成長因子複合体であるIGF-1・bfGF・VEGF、銅ペプチド、コエンザイムQ10、ヒアルロン酸、各種ビタミンなどです。

<発毛成長因子複合体>

ミノキシジル
頭皮の毛細血管を拡張する効果があります。この効果によって、毛乳頭に多くの栄養を届けられるようになります。

IGF-1
毛包を刺激して健康な毛髪を育てる働きがあります。毛髪を強化します。

bfGF
血流をよくして、毛包の働きを活発にします。

VEGF、
毛包に栄養を届ける役割を持つ、新生血管の形成を促進します。

<発毛促進有効成分>

銅ペプチド
男性ホルモンであるテストステロンが5αリダクターゼという酵素によって、強力な脱毛効果を持つジヒドロテストステロンになって薄毛になるというのがAGAの主な原因です。銅ペプチドはこの5αリダクターゼの働きを阻害するため、脱毛を防ぐ効果があります。

コエンザイムQ10
細胞の再生に必要となるエネルギーの生産を促進します。また、血行をよくして強く太い毛髪の再生をサポートします。

ヒアルロン酸
潤滑作用と水分を補給する作用があります。このふたつの効果によって発毛を促進します。

各種ビタミン
さまざまなビタミンを身体に取り入れることで、発毛を促します。

メソセラピーに使用される薬には、このような成分が含まれています。各クリニックによって成分の配合の方法や割合などが異なる場合があるため、メソセラピー治療を行っているクリニックで成分についての説明を受けることが重要です。

メソセラピーのデメリットと注意点

メソセラピー治療を行うデメリットについてご紹介しましょう。やはり副作用の発現が気になるところですが、費用面に関しても、治療法ならではのデメリットが存在します。

・赤くなってしまう
レーザー、や注射などを用いて頭皮にこれまでにない刺激を与えて薬を浸透させていくため、治療箇所が赤くなってしまうことがあります。

・初期脱毛
メソセラピーを行うことによって、一時的に脱毛量が増えたと感じる場合があります。それは、メソセラピーの副作用で、初期脱毛という状態です。この初期脱毛を不安に感じる必要はありません。強く太い毛髪が生えてくる準備段階であり、メソセラピーやAGA治療薬の効果がでている証拠です。初期脱毛は、AGAによって乱れた、成長期、退行期、休止期のヘアサイクルが改善されていることにより起こる脱毛であるためです。

脱毛が増えてしまったからと、医師の診断なしに治療を中断してはいけません。また、効果には個人差があるため、治療は根気よく続けることが大切です。AGA治療をするときには、専門の医師の指示にしっかりと従い治療を行いましょう。

・費用が割高

まだまだ登場して間もない治療法であるため、治療費が割高に感じられるかもしれません。ましてや、発毛治療は保険適用外の自由診療となりますので、より高く感じられるでしょう。また、メソセラピー治療を行っている専門クリニックや皮膚科が少ないのもデメリットといえます。クリニック自体の選択肢が少ないため、あまり気軽に受けられる治療法とはいえません。

費用面がどうしても気になる人には、フィナステリドやデュタステリド、ミノキシジル外用薬を用いたAGA治療を推奨します。従来の治療法であっても、薄毛を改善することが可能です。

HARG療法との違いは?

育毛メソセラピーと並び、注射を使った発毛法として知られているのがHARG療法です。こちらも育毛や発毛に有効とされる成分を、頭皮に直接注入する治療法となります。育毛メソセラピーとの大きな違いは、「AAPE」と呼ばれる成長因子を注入することです。AAPEは、幹細胞と呼ばれる皮膚や筋肉などの組織を形成する細胞から抽出されます。

発毛効果が認められた治療法であり、すでに進行した薄毛に対しても効果を発揮しますが、育毛効果は決して高くありません。つまり、発毛を促すことはできても、髪の成長促進やヘアサイクルの正常化はほぼ期待できないのです。別途育毛対策が必要になりますが、とにかく短期間で発毛したい人はHARG療法も視野に入れてみましょう。