プロペシア

プロペシアは半分に割ってはいけない!服用者が知っておくべきその理由

AGA治療薬であるプロペシアは、1日1錠の服用が基本です。しかし、プロペシアは自由診療であることから比較的高価であり、また容量で価格が変わらないことから容量の大きなものを半分に割って服用したいと考えられることもあります。そこで気になるのが、果たしてプロペシアを割って飲んでも問題がないのかという点です。
そこで今回は、プロペシアを割って飲むことの是非についてご紹介します。

プロペシアは、割ってはいけない

上述したとおり、基本的にプロペシアは1日1錠の服用となっており、割ることを想定して作られた薬ではありません。薬の効果や副作用も、割らずに飲んだ場合のものです。割った場合にどういった効果になるのか、どういった副作用が発生するのかは分からないため、プロペシアの服用時には割ってはならないとされています。(※1)

また、プロペシアを割って飲んだ場合、以下のような大きな問題も発生します。

問題①:胎児の成長を阻害する

pregnancy-943202_960_720プロペシアの有効成分であるフィナステリドは、女性、とりわけ妊婦に対して深刻な悪影響を与えます。なお、フィナステリドはジヒドロテストステロンの生成に関わる、5αリダクターゼの働きを阻害する効果を持っています。(※1)

ジヒドロテストステロンは成人男性にとってはAGAの原因になりますが、男子胎児にとっては外性器を正常に発達させる大切なホルモンです。それゆえに、妊婦がフィナステリドの成分を体内に取り込んでしまうことで、胎児のジヒドロテストステロンの生成が阻害され、男子胎児の外性器の発達に悪影響を与える危険があります。(※1)

 

問題②:副作用の補償を受けることができない

drug-1961431_960_720AGA患者が1日に服用するプロペシアは、1mgが上限です。(※1)この用法用量を守って正しい服用をしなかった場合、深刻な副作用が起こる可能性があります。

一般的に、薬を服用後に副作用が生じた場合は、医薬品副作用被害救済制度(※2)によって補償を受けることができます。ただし、補償される人は適正に薬を服用した人に限られます。そのため、半分に割ったプロペシアを服用後に深刻な副作用が起こった場合、この制度を利用することはできません。

プロペシアは決して安価ではないため、錠剤を半分に割って服用し出費を抑えようと考える人がいます。ただし、副作用が生じたときに補償を受けることができず、副作用の程度によってはその治療に高額の医療費を自費で支払うことにもなるため、プロペシアを半分に割っての服用は控えることが大切です。

 

まとめ

プロペシアの有効成分は経皮吸収の特徴を持つため、錠剤によって成分が外に漏れ出さない工夫がされています。プロペシアを割ることで漏れ出た成分が妊婦の体内に吸収されると、胎児の正常発育に影響を及ぼすおそれがあります。(※1)

周囲に妊婦がいない場合でも、用法用量に沿わない服用では副作用が発生しても補償を受けることができないため、プロペシアを半分に割ることは控えましょう。

 

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参考記事

(※1)PMDA プロペシア錠
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/249900XF1021_2_08/

(※2)PMDA 医薬品副作用被害救済制度に関する業務
https://www.pmda.go.jp/relief-services/adr-sufferers/0001.html