プロペシア

プロペシアを飲み続けると、男性不妊症のリスクが高まるって本当?

AGA治療薬のひとつであるプロペシアには、副作用のひとつに性機能の低下があり、「プロペシアを服用すると男性不妊症になる」とのうわさもあります。しかし、プロペシアの作用によって直接的に男性不妊症が引き起こされるということはありません。ただし、プロペシアが間接的に男性不妊症を引き起こす可能性はあるため注意が必要です。
そこで今回は、AGA治療薬であるプロペシアと男性不妊症との関係性についてご紹介します。

プロペシアで男性不妊症のリスクは高まる

1Flickr日本にいるカップルの8組~10組に1組は、不妊で悩まされているといわれています。そのうちの半数は、男性による「男性不妊症」が原因です。男性不妊症の症状は、精子の数が十分ではない「乏精子症」や精子の質が低下して鞭毛運動が足りない「精子無力症」等があります。また、性行為を行えないEDによる男性不妊症も考えられます。プロペシアの有効成分であるフィナステリドの副作用は、直接的に男性不妊症を引き起こすことはありません。しかし、フィナステリドの代表的な副作用として性機能の低下があり、具体的な症状としてEDや精子の質が低下する、性欲低下などがあります。これらの症状によってプロペシアで間接的に男性不妊症のリスクを高めることがあります。

お腹の中にいる胎児に影響があるプロペシアの副作用

2pixabayプロペシアの有効成分であるフィナステリドは、AGAの原因物質である男性ホルモンのジヒドロテストステロンを抑制する作用があります。そのため、AGAで悩んでいる男性はプロペシアを服用することで症状を改善できます。

しかし、男性胎児にはジヒドロテストステロンが必要な物質であり、陰茎や陰嚢などの男性器の成長を促すために重要な役割があります。そのため、もし妊娠中の女性がプロペシアを服用すると男性胎児の性器の成長に支障が及ぶ可能性があります。また、奇形などの異常が起こることもあります。このようなことから女性は、プロペシアを服用することを禁止されています。女性はプロペシアに触ることも避ける必要があります。避ける理由は、プロペシアの有効成分であるフィナステリドは、触っただけでも妊娠中の女性の体に吸収されて影響が出る可能性が高いからです。コーティングされた状態のプロペシアなら触れても問題ありませんが、割れたり砕けたりしている場合、皮膚から吸収する恐れがあるので成分が胎児に届いて成長を妨げる可能性があります。

これに対して、男性がプロペシアを服用したとしても、妊娠や胎児に直接影響を与えることはありません。フィナステリドが直接影響を与えるのは胎児であり、プロペシアを服用している男性の精子ではないためです。

妊活中にプロペシアを服用するときの注意点

現在妊活中の場合プロペシアを服用するときは、男性不妊症のリスクを避ける必要があります。そのためには、AGA治療を専門的に行っているクリニックで診察を受け、専門医からアドバイスを受けることをおすすめします。

妊活中のプロペシアを服用するアドバイスを受けるには、病気の既往歴や服用している薬、あるいは過去に服用したことがある薬、日頃の食生活や運動、睡眠、ストレスの有無などの生活環境を伝えることが必要です。そうすることで適切な診断を専門医に行ってもらい、プロペシアの副作用を低減させることができます。その結果、男性不妊症を引き起こすリスクを下げることにつながります。

まとめ

AGAの症状を改善するためにプロペシアを服用する際には、間接的に男性不妊症のリスクを高める可能性があることを理解する必要があります。妊活中の場合、AGA治療の専門医にプロペシアの服用のアドバイスを受ければ、男性不妊症のリスクを低減させることができます。

妊娠中の女性や胎児に対して、プロペシアは悪影響を与えるため注意が必要です。万が一プロペシアの成分が吸収されると、奇形などの異常が起こったり、男性胎児の場合は性器の成長に支障が及ぶ場合があります。妊娠中の女性がいるときは、プロペシアの服用を中断して胎児の成長を妨げないようにしましょう。