プロペシア

女性と子どもはプロペシアに要注意!?

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AGA(男性型脱毛症)に有効な治療薬として、知られているのがプロペシアです。フィナステリドを有効成分とするプロペシアは、日本国内でも承認されているAGA治療薬です。ただし、女性や子ども(未成年者)の服用および接触は禁忌です。そもそもなぜ、女性や子どもは触ることもよくないのでしょうか。今回は、その理由について具体的にお話していきます。(※1※2)

妊娠中、授乳中の女性や子供への影響とは?

前述のように、女性(特に妊婦)や子供に投与が禁忌とされているのは、主に女性での安全性が確認されていないことと、子供や胎児に影響を与える雨です。

AGAは、男性ホルモンであるテストステロンと5αリダクターゼ(5α還元酵素)が結びつくことによって生成されるDHT(ジヒドロテストステロン)によって引き起こされます。DHTが頭皮のヘアサイクルを乱し、薄毛を招くのです。

プロペシアは、5αリダクターゼの働きを阻害し、DHTの生成を抑制してAGAを改善する治療薬です。服用すると体内のDHT生成が抑えられるため、男性胎児の生殖器の成長に影響します。だからこそ、妊娠中の服用が禁忌とされているわけです。また、プロペシアは、未成年者や女性に対する臨床試験などが未だ行われておらず、安全性が確認されていないことも禁忌の理由の一つといえるでしょう。なお、経皮吸収される特性を持つ以上、女性・子どもは錠剤への接触も避けてください。(※1)

プロペシアは女性に効果なし?

先ほど、禁忌とされる理由に子供や胎児の内容を記載したため、「妊娠を希望していない場合は使用できるのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかしプロペシアはあくまでAGAの治療薬であり、その他の原因の薄毛に対しては効果が認められていません。実際に、「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では効果がない旨が書かれており、これはプロペシアだけだなくザガーロ(デュタステリド)でも同様でした。これにより、有効成分がどうであれ、女性がAGA治療薬を服用するのは妊婦ではなくても避けるべきといえるでしょう。(※1)

女性は何を使用すべき?

さきほど紹介した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では、女性の薄毛に対して、ミノキシジル外用薬の使用が有効とされています。内服薬であるフィナステリドとは異なり、ミノキシジル外用薬は頭皮に直接塗布する塗り薬です。ミノキシジル外用薬には、毛根に直接作用し、毛母細胞の分裂を促進して、ヘアサイクルにおける成長期を延長する効果があります。AGAのみでなく、さまざまな薄毛の改善効果が認められているため、FAGAといった女性特有の脱毛症にも使うことが出来るでしょう。

なお、ミノキシジルはプロペシアと異なり、ドラッグストアなどでも購入可能ですが、気軽に入手できる一方、副作用などのリスクがあるため、出来るだけ医師に相談したほうが良いといえるでしょう。(※1)

参考URL

※1男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

※2プロペシア錠

https://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00051088.pdf