ミノキシジル

壮年性脱毛症の症状はミノキシジルで改善できる?

脱毛症のひとつとして、40代~50代の男性に発症する「壮年性脱毛症」があります。年齢を重ねていくと薄毛が気になることが多く、男性の大きな悩みのひとつとなっています。薄毛に効果的な薬としてはミノキシジルがありますが、壮年性脱毛症の症状はミノキシジルで改善できるのでしょうか。
そこで今回は、壮年性脱毛症に対するミノキシジルの効果や、効果的な改善方法についてご紹介します。

壮年性脱毛症はミノキシジルで改善可能!

9-2ミノキシジルはAGAに対して大きな効果を発揮する薬です。そのため、「壮年性脱毛症に対してはあまり効果がないのでは」と考えてしまうこともあるかもしれません。しかし、壮年性脱毛症はミノキシジルで十分に改善することができます。なぜなら、壮年性脱毛症はAGAと根本的に同じものだからです。

AGAは、円形脱毛症などの特殊な脱毛症を除き、思春期以降の全年代の男性に起こる薄毛症状のことを指します。その中でも40代~50代に発症したものを、特に壮年性脱毛症と呼んで区別しているのです。

ミノキシジルを用いた壮年性脱毛症の改善

壮年性脱毛症の原因や対処法は、一般的なAGAの場合と変わりません。したがって、一般的なAGAに対して有効とされているミノキシジル外用薬・内服薬は、壮年性脱毛症に対しても効果が期待できます。

ミノキシジルは血管を拡張して血の巡りをよくするAGA治療薬です。毛髪は、頭皮の毛細血管から酸素や栄養分を受け取ることで発毛・発育していくため、頭皮の血行状態は毛髪のコンディションに大きく影響を及ぼします。AGAや壮年性脱毛症で悩んでいる人の中で、頭皮の血行に問題を抱えている人は相当数にのぼります。こういったケースにおいては、ミノキシジルによって毛包に豊富な栄養分を供給することで、薄毛症状の改善が大いに期待できます。

また、ミノキシジルは髪の毛を作り出すための生産工場の役割を担っている毛母細胞に何らかの作用を及ぼし、髪の毛の生成を活性化させる効果があることでも知られています。詳細なメカニズムは明らかにされていませんが、ミノキシジルが毛母細胞の細胞分裂を促進したり、タンパク質合成を促したりすることで、停滞していた髪の毛の生成サイクルが正常に近づくためと考えられています。

他の治療法との併用

9-3上述のとおり、ミノキシジルは壮年性脱毛症に対して有効な治療法といえますが、ミノキシジルだけで十分な治療効果が望めるかは個人差があります。壮年性脱毛症の早期改善を望むのであれば、ミノキシジルだけでなく生活習慣の改善や薄毛の進行遅延の効果のあるのプロペシアの併用など多方面からアプローチすべきです。

壮年性脱毛症を発症する40代~50代はメタボリックシンドロームに該当する人や、高血圧・糖尿病といった生活習慣病を発症する人が急激に増える年代でもあります。これらの疾病の原因となる脂っこい食事、過度の喫煙・飲酒などの生活習慣は、頭皮の皮脂を増加させたり、頭皮の毛細血管を血行不良に陥らせたりし、毛髪にとっても悪影響を及ぼす要因です。これらの生活習慣を見直していくことが、壮年性脱毛症の治療の大きな助けとなります。

また、薄毛の進行遅延の効果のあるプロペシアの使用も壮年性脱毛症の治療に効果的です。壮年性脱毛症を含めAGAは、ジヒドロテストステロン(DHT)という物質が髪の生え変わりのサイクルを極端に早めたり、かき乱したりすることを原因として起こります。プロペシアはこのジヒドロテストステロンの生成を阻害するので、抜け毛の減少が期待できるのです。

まとめ

AGAのうち、40代~50代で発症するものが壮年性脱毛症です。他の年代のAGAと同じく、壮年性脱毛症もミノキシジルの使用で一定の改善が期待できます。体質によっては生活習慣の見直しや他の治療法の併用も視野に入れながら、根気よく治療を進めていくことが大切です。