ミノキシジル

クリニックで処方してもらうミノキシジルは、一般用医薬品とどう違う?

ミノキシジルは元々は、高血圧の治療薬として開発されていました。しかし、ミノキシジルの副作用として多毛作用が発見されたことをきっかけにAGAの治療薬として使用されるようになりました。(※1)現在は、ミノキシジルの成分を含む育毛剤が製薬会社からも発売されています。クリニックで手に入るミノキシジルの効果や市販のミノキシジル配合の育毛剤との違いについてご紹介します。

クリニックと市販のミノキシジルの違いは「医薬品の分類」

medications-257301_960_720クリニックで処方されるミノキシジルと市販されているミノキシジル配合の育毛剤の違いは、「医薬品の分類」です。医薬品という大きな分類の中でもクリニックで処方されるミノキシジルは医療用医薬品であり、市販されているミノキシジル配合の育毛剤は一般用医薬品に分類されます。

クリニックで処方されるミノキシジルが分類される医療用医薬品は、主に医師の管理が必要な病気の治療や予防に使用される薬が対象です。そのため、医師によって使用または処方されることが目的で供給される医薬品として扱われています。医師の管理が必要なので医療用医薬品の審査では、薬に含まれている成分の有効性や安全性を確認されます。また、麻薬や覚醒剤などの取扱いが難しい薬、人体に影響が出る毒薬・劇薬などの医薬品も医療用医薬品として扱われます。(※2)

市販で販売されているミノキシジル配合の育毛剤が分類される一般用医薬品は、医師を介さずに薬局などで購入できる市販の薬が対象です。医療用医薬品と違い一般医薬品は、軽度の症状を改善、生活の質の向上、健康を維持するなどの目的の薬として扱われています。ただし、医師を介さずに一般の人が薬局で購入できるため、安全性を重視して審査が行われた上で販売されています。(※2)

上述した通り、医療用医薬品と一般用医薬品の扱いは異なります。扱いの違いの基準は、厚生労働省が定めて区分されているため、医師の管理が必要な医療用医薬品を日本国内の薬局で購入することができません。

 

医療用医薬品扱いのミノキシジルについて

医療用医薬品扱いのミノキシジルを手に入れる方法は、クリニックを受診して処方する方法と個人輸入で手に入れる方法があります。一般的に医療用医薬品扱いのミノキシジルを入手するときは、クリニックでの処方になります。しかし、クリニックで処方されるミノキシジルよりも成分濃度の高いミノキシジル外用薬を手に入れたい方もいます。そんなときは、個人輸入でミノキシジルを入手する場合もあるかと思います。個人輸入は、海外のミノキシジルを個人で使用する目的で購入することです。ただし、個人輸入の場合、日本製ではなく海外製のミノキシジルになり、体に合わないことがあります。また、個人輸入でミノキシジルを入手する際は偽物が送られてくる可能性もあります。偽物のミノキシジルは、有効成分が少ない、もしくは含まれていないときがあります。それに、偽物のミノキシジルを使用したら重篤な副作用で命に関わるような危険もあり、個人輸入の購入だとリスクがあります。(※3)

リスクを抱えず安全な日本国内でのミノキシジルの入手方法は、個人輸入を避けてクリニックを受診し日本製のミノキシジルの処方が望ましいといえます。

 

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参考記事

(※1)日薬理誌 ミノキシジルの発毛作用について
https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/119/3/119_3_167/_pdf

(※2)厚生労働省:医療用医薬品と一般用医薬品の比較について
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/09/s0906-6c.html

(※3)厚生労働省:医薬品等を海外から購入しようとされる方へ
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/index.html