AGA治療・治療薬について

検査は必要なし!?AGAの診断はこうやって行われる!

AGAの治療は、専門医がAGAの症状に該当するか診断を行ってから開始されます。
AGAには脱毛パターンがあり、症状に個人差が出ます。そのため、AGAの診断では注意すべき点がいくつかあります。そこで今回は、AGA治療を専門的に取り扱っているクリニックや皮膚科で行われている診断方法をご紹介します。

AGAの診断方法とは?

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病院で行われるAGAの診断は、問診から行われます。問診では、家族にAGAの人はいるか、脱毛が始まったのはいつ頃からかなどが問われます。その後、AGAの特徴である額の生え際が後退して前頭部と頭頂部の毛髪が細くて短くなっているかを視診で確認します。

また、AGAの診断では日本人のAGAの進行パターンを「高島分類」で判断することもあります。高島分類は、日本人向けに脱毛パターンを分類し薄毛の進行度合いを確認できる方法です。高島分類によって、AGAの程度やタイプ、治療法などを明確にすることができます。

視診のひとつに、「トリコスコピー診断」があります。トリコスコピーは、ダーモスコープを利用して脱毛部分の頭皮や毛穴、毛幹などを観察できる補助診断法です。ダーモスコープは乱反射を遮って脱毛部分を観察できるので肉眼だと見えないところまで確認することができ、AGAの症状をより詳細に診ることが可能です。AGAが発症している場合、健康的な髪の毛と比較すると細い髪の毛の割合が全体の20%以上を占めます。トリコスコピーを使えば、AGAの症状がある軟毛化した髪の毛の割合を調べることができるのでAGAの診断で有効な方法として使われています。

トリコスコピーを使うと、約66%のAGAの人に見られる毛穴周辺に起こる色素沈着や、約26%のAGAの人に見られる1個~10個の黄色点なども発見することができます。そのため、肉眼での視診では発見できないAGAの症状を把握することができます。

触診では、頭皮硬度計を使って頭皮の硬さを確認します。数値が40を超える部分が頭皮にあったら、そこから頭髪が薄くなっていく可能性が高いといわれています。

他の脱毛症との鑑別診断

AGAの診断で重要視されていることは、他の脱毛症との鑑別です。AGAは進行性の脱毛症で少しずつ薄毛が進行していくため、比較的に簡単な診断で済みます。しかし、体質に個人差があり、以下の脱毛症の症状と混合することもあるので鑑別診断が必要です。

 ・円形脱毛症
円形脱毛症は、後天性脱毛症の中でも発症率の高い脱毛症です。症状は、円形に一部脱毛する単発型、円形脱毛が2つ以上発生する多発型、脱毛した部分が細長くなる蛇行型、全頭が脱毛する全頭型などがあります。円形脱毛症は一部分のみに脱毛が急に起こるので、AGAとの違いは、進行具合で判断します。

 ・突発性慢性休止期脱毛
突発性慢性休止期脱毛は、休止期に陥った髪の毛が脱毛することで、被髪頭部全体の密度が減少する脱毛症です。軟毛ではない、パターン脱毛を示していないなどの観点からAGAと判断されます。

 ・瘢痕性脱毛症
瘢痕性脱毛症は、さまざまな原因や他の病気によって毛包が破壊、または消失することで起こる脱毛症です。脱毛部分の分布に特徴があったり、毛穴周辺に炎症があったりなどの観点からAGAと判断されます。

まとめ

AGAの診断では、主に問診、触診、視診、機器を用いたトリコスコピー診断など行われます。そのため、血液検査や病理組織検査などの専門的な検査が必要ありません。AGAの症状に個人差が出たり、例外的な症状があったりすることもあるので、専門的なクリニックで診断を受ける必要があります。なお、AGAと異なる脱毛症の可能性もあるので、自己判断でのプロペシアやザガーロ、ミノキシジルなどのAGA治療薬の使用は避けましょう。AGAを疑ったときは、専門医によるAGAの診断を受け、適した治療を受けることが大切です。