抜け毛

どうして髪が抜けた?抜け毛の原因は毛根を見よう!

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毛根を確認し、その毛根の状態によって、正常な抜け毛なのか、異常な抜け毛なのかを判断することも可能です。そこで今回は、正常な抜け毛と異常な抜け毛の特徴や、毛根の状態から抜け毛の原因を確認する方法についてご紹介します。

正常な抜け毛もある!適切な本数と毛根の形を解説

髪の毛は、成長期(約4~6年)と退行期(3週間)、休止期(3~6ヶ月)という3つのサイクル(以下、毛周期)を繰り返しながら生え変わります。それぞれの髪の毛で毛周期は異なり、休止期を過ぎた髪の毛は抜け落ちてしまいます。そのため1日100本程度の髪の毛が抜け落ちるのは、自然な生理現象と考えられています。なお髪の毛は、シャンプーやタオルドライ、就寝時に多く抜け落ちます。

抜け毛の量は季節によって異なり、一般的に初夏から秋にかけては量が多くなるといわれています。とはいえ、ヘアサイクルが正常に保たれていれば髪の毛が抜けても量が減ることはないため、薄毛の心配はないといえます。

正常な抜け毛の毛根は、丸く膨らんでいて毛先と毛根の太さがさほど変わらないのが特徴です。「抜け毛が増えた気がする」という人は、まず抜け毛の毛根部分をチェックしてみましょう。

異常な抜け毛かを判断するには、毛根の状態を知ることが大切

1日に髪の毛が100本以上抜けると異常かというと、一概にそうはいえません。もともと毛量が多い人であれば、1日に200本近く抜けることもあります。「急に抜け毛が増えた気がする」など、今までとは異なる変化に気付くことが異常な抜け毛を見極める最初の一歩です。

異常な抜け毛の毛根は「膨らみがなくて細い」「白いものが根元付近にべっとりと付着している」などの特徴があります。

膨らみがなく細い毛根になってしまう原因は、炎症による毛根の破壊です。炎症は、頭皮の乾燥や皮脂の過剰分泌などが原因で引き起こされます。前者の場合、皮脂のバリア機能が正常に働かず、外部からの刺激を受けやすくなります。後者の場合は、毛穴に皮脂が詰まったり細菌が繁殖したりして頭皮に大きなダメージを与えてしまいます。太く健康な髪の毛が減る一方で、細く短い髪の毛が増えだしたらAGA(男性型脱毛症)の可能性もあるので、AGA治療専門の医療機関に相談することも大切です。また、生活習慣を正したり体質に合ったシャンプーを使用したりと、頭皮環境を良好に保つ対策に取り組むことも大切です。

白いものが付着した毛根になってしまう原因は、シャンプー時の洗い残しや頭皮の皮脂汚れです。頭皮の肌質にあっていないシャンプーを使用したり脂質を摂り過ぎたりすると、皮脂が過剰に分泌します。それが毛根部分に詰まり、白い付着物となってしまうのです。仮に抜け落ちた髪の毛が成長段階だった場合、同じ毛穴から生える髪の毛の成長を著しく阻害してしまいます。そのままの状態を放っておくと脂漏性脱毛症を発症してしまう恐れがあるため、一刻も早く頭皮環境を正常に整えることが重要です。

なお白い付着物が皮脂ではなく、毛根と髪の毛を頭皮に固定する毛根鞘(もうこんしょう)である場合もあります。毛根に毛根鞘がくっついている状態はめずらしいことではなく、正常な抜け毛にもみられる兆候です。そのため毛根に白いものが付着している場合は、皮脂か毛根鞘をしっかりと見極めることが大切です。

まとめ

抜け毛は、誰にでも起こりうる自然な生理現象です。さまざまな要因で引き起こされるため、なるべく早く原因を特定し、適した治療・改善を行うことが大切です。自分の抜け毛が正常なのか異常なのかを知るためにも、まずは抜け落ちた髪の毛の毛根をチェックしてみましょう。

 

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この記事の監修者

犬塚 善博の写真
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犬塚 善博

1996年03月高知医科大学医学部卒業, 1996年04月静岡済生会総合病院, 1999年04月名古屋大学医学部付属病院 泌尿器, 2000年04月岡崎市民病院 泌尿器科, 2003年04月日本泌尿器科学会 専門医取得, 2006年04月刈谷豊田総合病院 泌尿器科, 2008年04月日本泌尿器科学会 指導医取得, 2012年05月日本泌尿器内視鏡学会 腹腔鏡技術認定医, 2019年04月イースト駅前クリニック名古屋栄院 院長就任