AGAコラム

AGAの治療で血液検査が行われるのはなぜ?

最終更新日:

昨今の日本において、多くの男性が頭を悩ませている薄毛や抜け毛。その原因の中の一つがAGA(男性型脱毛症)です。

「AGAであるか否か」「どの程度症状が進行しているのか」という点を調べる際の判断材料となるのは、ハミルトン・ノーウッド分類です。ハミルトン・ノーウッド分類はAGAの進行を7つのパターンに分類した、視診の際に使用する基準です。(※1)
その基準にもとづいて、どのような対処を施すことがAGAの治療の流れになるのではないでしょうか。
AGAの治療前や治療中には血液検査を定期的に行いますが、どうして血液検査を定期的に行う必要があるのでしょうか。今回はAGAの治療において、血液検査を行う理由についてご紹介します。

投薬治療が可能か調べるため

投薬治療を行う判断材料として重要な役割を果たしている血液検査。どのような医薬品にも一定の副作用が存在しており、その例に漏れず、AGA治療に用いられる治療薬にも少なからず存在しています。フィナステリドを含有する治療薬のプロペシアには、肝機能障害や中性脂肪の上昇などが副作用としてあげられます。(※2) そのため医療機関によっては、血液検査によって血中の中性脂肪や肝臓の状態を確認し、生活習慣や健康状態を把握します。その上でAGA治療薬を服用しても問題ないか否かということや、副作用が出やすい体質か否かという点の判断を行っているのです。

血液検査と併せて遺伝子検査を行うことも

血液検査とは別に、診察時に併せて遺伝子検査を実施している医療機関もあります。AGAは遺伝も関係しているといわれており、X染色体上に存在する男性ホルモン受容体や疾患関連遺伝子が関連しているということが知られてきているためです。(※3)

あるクリニックの遺伝子検査では、5αリダクターゼのⅠ型とⅡ型の発現強度を調べて、男性型脱毛症を発症しやすいかどうかを見ており、この結果を参考にして「デュタステリド」か、「フィナステリド」のどちらが良いかを決める参考にする場合があります。(※4)

 

まとめ

AGAの治療に際して行う血液検査は、症状の発生や進行状況を確認するというよりも「治療薬が服用可能か、また副作用が出やすいか」という点を確認する意味合いが大きいものとなっています。より安全かつ効果的に治療を行うためには、血液検査は不可欠といえるでしょう。また血液検査と併せて遺伝子検査を行うことにより、治療薬の効果やAGA発症の可能性を把握することにもつながります。

 

関連記事はこちらからご覧いただけます

■AGA治療ではどんな検査を行う? その費用は?

参考記事

※1)MSD、AGA-News、AGAとは
http://www.aga-news.jp/secure/about_aga/index.xhtml

※2)プロペシア添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/249900XF1021_2_08/

※3)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

※4)メンズヘルスクリニック東京、AGAリスク遺伝子検査(AGA関連遺伝子発現量の測定)
https://www.menshealth-tokyo.com/aga/aga_examination/